約 3,702,685 件
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/55.html
幻影首都 クリア後、都庁からマップに出ると【旧国府 幻影首都】が出現。その中に入り都庁前にいるエメルに20Dzを渡すことで中に入れる。 全てのドラゴンを狩っていれば、都庁改修を完了していても20Dz残るようになっている。 出現するボスは今まで倒してきたドラゴンたちの強化版で、エンカウントする雑魚敵もほぼすべてドラゴン。DzはくれないがSPアップ系や回復アイテムを落とす。 一度ダンジョンから出ると幻視○○以外のドラゴンは再配置されるので何度でも戦える。 基本的に幻視○○の手前に緑セーブポイント、背後に最高級の装備品が入った宝箱が配置されている。 ちなみに最初に訪れたとき、戦いで犠牲になった人たちと話せるので心して聞くべし。 また、ボス部屋手前のワープ付近にエメルとアイテルが交互に出てくる。いずれも一度話しかけると消える。 エントランスのイコマ自衛隊員とにぎやかな作業員はどちらかに話しかけると両方消えてしまう。両方の話を聞きたいならロード必須。 天球儀 山手線天球儀ステージ。 ミクロドラグν、ドラゴハンマードν、ホバードラグν、フロワロシード20XX、タワードラグν、サンダードラゴンνが出現。 タワードラグνの毒は100前後のLIFEを持っていかれるので注意。 サンダードラゴンνはクリア直後(Lv60前後)だとかなり痛い。構成次第では開幕で防御も検討。 丹田法やDFゲイン等が無いと1T目の通常+ブレスで誰か死ぬ可能性が高い。 宝箱の中身は北がパラスカット、南がフィクスエアロ*3。 幻視轟雷 Lv.65 ジゴワットの強化版。攻撃方法はジゴワットを参照。 2ターン力を溜め超電磁砲を撃つのも変わらないが、LvとDEF(MDEF?)によってはLIFE全快+ガードで落ちることも。ハッカーの奥義で乗り切るのも手。 追い詰めると使ってくる放電で麻痺すると、高確率で行動不能となる。麻痺対策はしっかりと。 撃破後、宝箱から「魔剣アゾット」と「聖銃ゲオルギア」を入手可能。 常夜の丘 四ツ谷常夜の丘ステージ。 ドラゴハンマードν、ミクロドラグν、デストロイドラグν、ドラゴライアνが出現。 デストロイドラグνは中央と北西にいるが壁フロワロを持っておらず、PT発見次第変色して近寄ってくる。近寄る際は事前に装備変更を。一定時間ごとに体の向きを変えるシンボルなので、接近するタイミングがよければ先制も可能。かなり有利になる。 南の宝箱にフィクスエアロ*2。北にSPアップEX*3も。 幻視女帝 Lv.68 ロア=ア=ルアの強化版。攻撃方法や状態異常対策はロア=ア=ルア参照。 非常に素早く、トリックスターですら安定して先手を取れない。サイキックのキュアは基本的に後手に廻るのを意識しておこう。 コイツより早いのが隠しボスくらいしか居ない程早い。Lv比で考えるとソイツよりも早い。 「∞スウェイリアクト」が厄介。∞の文字通り今回はその効果が戦闘終了時まで永続する。回避に応じて発動するリアクトと、先手を打って放ってくる盲目付与が抜群の連携を誇る。ターン開始時に無傷でもこちらの行動前に盲目を付与され、結果リアクトの発動を手伝ってしまうことも。必中攻撃持ちがいると安定するだろう。 「∞スウェイリアクト」は1ターン目のみ使用。クイックハックが成功した場合、マッドストライフで1ターン目をやりすごすと以降は「∞スウェイリアクト」を使用しない。 リアクトしたターンでは必中の即死攻撃を2連発してくる。生き残ったキャラクターが遅いと、そのまま相手ターンの攻撃を一人で受けることになる。 「フルムーンロアー」は状態異常がダウナーだけでなく、呪いまで付与するようになっているので注意が必要である。 幻視女帝を倒した先にある宝箱には全状態異常を100%防ぐ「オールガード」がある。今後の状態異常対策がかなり楽になる。 灼熱砂房 国分寺 灼熱砂房ステージ。 マテリアルドラグν、マシーナルドラグν、ホバードラグν、ドラゴストナータν、ドラゴフォルバルνが出現。 宝箱の中身は南西がバーンズカット、南東がヒュプノ結晶*4。 幻視銀竜 Lv.70 トリニトロの強化版。ハッカーがいるならファイアブレイクで火耐性を上げるだけで楽になる。あとはトリニトロ同様火傷対策を怠らなければ体力が多いだけで苦戦はしないだろう。 ただしテイルブレードとフレイムベーンを同時に使ってくるターンは要注意。 高速再生の回復量が500に増えているため、回復に手一杯だとジリ貧になることも。 撃破後、宝箱から「皇爪ラグナロク」を入手可能。 繁花樹海 渋谷 繁花樹海ステージ。 スモウドラグν、ミクロドラグν、マシーナルドラグν、フライドラゴニカν、ディノザウラスνが出現。 宝箱の中身は中央がSPアップEX*3、東が竜蒼水*5。 幻視夢喰前に中継地点1有り。中継地点から再進入した場合、壁フロワロ持ちと接触できず逆戻りできなくなる。 幻視夢喰 Lv.72 スリーピーホロウの強化版。注意すべきは状態異常と発狂飛行。 発狂飛行が高威力かつ錯乱の効果時間が延長されている(BデータイレイザーLv5でも即回復できない)ため、錯乱対策は必須。 直前に中継地点があるため、コンフュガード&カットやオールガードが足りなければ買いに戻ろう。 発狂飛行以外に直接ダメージを与えてくる攻撃が爪ばかりなので、オールガード装備のデストロイヤーが爪砕く也を繰り返すと楽。 撃破後、宝箱から「天之尾羽張」を入手可能。 東京地下道 東京地下道 至台場ステージ。 ドラゴハンマードν、マテリアルドラグν、フロワロシード20XX、シールドドラグν、リトルドラグνが出現。 宝箱の中身は中央がフィクスエアロ*2、北東がストップカット。 シールドドラグνの左右にリトルドラグν*2が居る場所有り、そのまま戦うと左記3匹との戦闘となりかなりの難関。 比較的楽な倒し方の例ハッカーのいないパーティならシールドドラグνに全員で奥義を叩き込む シールドドラグνとエンカウント→逃走→リトルドラグとエンカウントシールドドラグνは乱入してこないので、1ターンで仕留められなくても乱入してくるのはもう一体のリトルドラグのみ。 正攻法 リトルドラグνは登場した最初のターンに強力な攻撃を行うため、そこを耐えることが鍵になる。 1ターン目 ステータス強化 2ターン目 全員ガード 3ターン目 リトルドラグν2体目に奥義を叩き込んで攻撃される前に倒す 4ターン目以降 リトルドラグνに集中攻撃して先に倒し、最後にシールドドラグνを倒す が安定か。 サンダーボールで麻痺するので麻痺対策しておくと安心。 多少ダメージは受けるが、3匹揃うまで待ってデストロイヤーのスカイハイメテオを使えばリトルドラグ2体は瞬殺可能。ただし、デストロイチャージ等で攻撃力を上げないと余ってしまう事があるので注意。なお、シルドパリングが奥義のスカイハイメテオより先に発動するため、シールドドラグvから反撃+エクストラターンを与えてしまう点も注意。 幻視蟲竜 Lv.75 ザ・スカヴァーの強化版。行動不能と毒に注意していれば問題は無いと思われる。ドラムヘッドのダメージでLIFEが無くならないよう注意。 実はこの部屋だけ撃破する前でも宝箱を開けれる。中身は「ミラーズコート」と「輻射爆砕拳」。 拾参号氷海 台場 拾参号氷海ステージ。 エンシェンタスν、スモウドラグν、フロワロシード20XX、ブリザロスν、コルナロドンνが出現。 宝箱の中身は東がSPアップEX*3、南西がフロストカット。 また、コルナロドンνがたまにドラゴン幼体を落とす。以後の幻視帝竜が倒せなければLv上げついでに狙うのもいい。 幻視零蒼 Lv.78 ゼロ=ブルーの強化版、凍傷対策は必須。ハッカーのアイスブレイクの有無で難易度が激変する。 スリープバイトの威力が高く、Lv70前後だとサムライとデストロイヤー以外だと全快でも瀕死に。 LIFE6~7割あたりでブリザードと冷気圧縮を使い始める。 そこまで減らす直前までにリアクトやバフをかけきっておき、それ以降は冷気圧縮の前に奥義で一気に削るといい。 トリスタがいればマインドブースターとリアクトラッシュでEXを稼いで奥義で眠らせる→バフで総攻撃のパターンがよい。 撃破後、宝箱から「デュエルスーツ」を入手可能。 逆サ都庁 逆サ都庁ステージ。 フリーズドラゴンν、マシーナルドラグν、エンシェンタスν、サラマンドラν、ドラゴハンマオーνが出現。 これまでと違い壁フロワロ持ちも追跡してくるシンボルも居ないため、その気になればシンボルとは戦わずに通過できる。 宝箱の中身は西がSPアップEX*3、南東がフィクスエアロ*2。 ドラゴハンマオーνの振り下ろしが火傷付きでも380程喰らう。75前後だと耐えられるのはLFブースト5のデストロイヤーくらい。 幻視叫喚 Lv.85 ウォークライの強化版。 攻撃力がかなり高く、少ししかLIFE減ってないからと回復を怠ると酷い目を見かねないレベル。 ギガブレイクはその時点での残LIFE(割合ではなく実数値)が最も多いキャラに使ってくる。 出血付与もあるためギリギリ生き残れてもターン終了時に倒れがち。 灼熱の剛火球は全体に高威力かつ火傷(ダメージ51)追加。また、吹裂く也で無効化できない。 だいたい1ターン目を除く奇数ターンは剛火球、偶数ターンはギガブレイクを使用してくる。 最も防御の高いキャラにギガブレイクが飛ぶようLIFE調整できるとかなり楽になる。 LIFEが約50%を切ると行動パターンが変化し、力溜め、タイフーンハウル、通常攻撃(牙)追加。 溜め動作を伴うタイフーンハウルはガードしないと即死級の威力な上、麻痺とスキル封じまで確率で付与してくるため たとえガードで一命をとりとめても崩されかねない危険極まりない技。 更にはLIFE50%以下にしたターン数によってはタイフーンハウルと剛火球が重なってしまうこともある。 ファイアブレイク無しだとHP全快&EXガードでもLvと職によっては耐えられるか怪しいので、慎重に削っていくこと。 デストロイヤーの爪砕く也で主な攻撃手段の通常攻撃(爪)とギガブレイクを無効化出来るので、詰まってる人はお試しあれ。 なお、ハッカーがいれば、炎軽減、防御アップ、異状即治療、タイフーンハウルを奥義で無効化でき非常に楽になる。 居ない場合はオールガード、キングスガード、バッドガードの3種はもちろん、麻痺と出血を防げるフィジカルガードも活用したい。 攻撃/アイテム担当にフィジカル&キングスガード、補助/回復担当にオールガード*1orバッドガード*2と配備してスキル封じの影響を減らしておくと、いざというとき焦らずに済む。 撃破後、宝箱から「ヴェーダ」と「ラピッドリング」入手可能。 ここにあるのが裏ダン最後の緑セーブポイント。 わりとどうでもいい話だが、ここ以外で逆サ都庁ボスフロアのマップを埋められる機会は無い。気になる人は埋めておこう。 (他のボスマップはストーリー中に撃破後再訪できるが、逆サ都庁だけは再訪できないため) トウキョウタワー トウキョウタワーステージ。 ドラゴプリズマν、ミクロドラグν、スモウドラグν、クリミナルドラグν、ドラゴンロードν、フロワロシード20XXが出現。 宝箱の中身は中央右がヒュプノ結晶*5、西がフィクスエアロ*3、北西がセイントリング、東がドラゴン幼体*1。 (北西と東はドラゴンロードνを倒す必要がある) クリミナルドラグνがフィクスエアロを、ドラゴンロードνがドラゴン幼体をたまに落とす。 中継地点2有り 小ネタにもあるが、中継地点のすぐそばに壁フロワロ&大ドラゴン(ドラゴンロード)が配置されている。最後のLv上げに最適。 人類戦士タケハヤ Lv.99 ↑HPは45999でした。1ダメージずつ与えて検証 裏ダン最奥にいるボス。倒すとED後、セーブなしでタイトル画面に戻るため、あらかじめセーブは済ませておくこと。 逆に言えば、アイテムを出し惜しみする必要がないため、ドラゴン幼体などもドンドン使える。 攻防速すべて揃った強敵。SPD130程度だと行動順が前後するため、何らかの対策をとらないとアイテム回復は安定しにくい。 1ターン目はSKY(ランダム10回単体攻撃)を使ってくる。このときだけ1回行動。以降も一定LIFEを下回り半竜化するまでは3ターン間隔で使ってくる。 デストロイヤーがいるなら使用ターンにはパリングシールド推奨。 それ以外には通常攻撃とダブルジャベリン(ランダム2回単体攻撃+出血)を使用。 ダブルジャベリンの使用ターンは特に決まっていないらしく、SKYと重なることもよくある。 またSKYは速度補正あり、ダブルジャベリンは補正無し(もしくは低補正)の様子。SKYとダブルジャベリン併用時はSKYの補正が優先される。 SPDによっては通常時は先手をとれるがSKY使用時だけ後手となってしまうことも。 LIFE6割程でD細胞活性(HP3000弱回復)、次ターンに半竜の目覚め(効果特に無し)を使用し、以降の攻撃パターンが変化。 SKYとダブルジャベリンに代わり、超高速スピン(単体1000越えダメージ)とサンダーブレス(全体に200~250程度のダメージ+麻痺&火傷)を使い始める。 超高速スピンは半竜化直後のターンに使用。以降は3ターン間隔で使用。使用時に残LIFE最大のキャラを狙う模様。 サンダーブレスは半竜化直後の超高速スピンの次の次のターンに使用。以降は2ターン間隔で使用。 超高速スピン対策としてはサイキックがいるならデッドマンズリアクト&デコイミラー、デストロイヤーがいるなら瀕死のド根性&迎撃スタンス等推奨。 超高速スピンとサンダーブレスの両方を使ってくるターンも発生するためターン表示はよく見ておくこと。 さらにLIFEを減らしていく(残り3割ほど)と再度D細胞活性を使用、次ターンで半人の目覚め(効果特に無し)を使用し半竜化が解除される… …が直後のターンでエグゾースト(次の物理攻撃力大幅アップ)を使用。さらに次のターンにSKYを使用してくる。ガードしても壊滅必至な威力なため、これを使われるまでに倒してしまうつもりで。 耐えるならばハッカーがいれば奥義を使い、そうでなければナビクッキーやサムライの丹田法の訓、火傷などで守りを最大限に固めてからガードを。 EXSKYを耐えると使用スキルが半竜化前のものに戻るが、しばらくするとまたエグゾーストを使い出す。長期戦は不利なので早めにトドメを。 楽に勝ちたいならドラゴン幼体を使いまくりながらトリックスターの奥義やロリポップダガーで睡眠ハメするなり、リアクトしてからスコルピオで毒状態にしてひたすらベノムアンプリフで毒を重症化させていけば半竜化が解除するまでには倒せるはず。 ただしトリックスターが複数人居るとアンプリフの毒倍率と最大毒ダメージが下がる仕様に注意。 邪道ではあるがトリックスターを2人入れたPTで、ボスのLIFEを2割程度減らした上でトリスタ2人がサクリファイスを使えばいい。 半竜化直後からの行動パターン 1.細胞活性or攻撃、超高速スピン 2.攻撃、攻撃 3.攻撃、サンダーブレス 4.攻撃、スピン 5.攻撃、ブレス 6.攻撃、攻撃 7.攻撃、スピン 8.攻撃、ブレス 9.攻撃、攻撃 10.ブレス、スピン 11.攻撃、攻撃 以下省略
https://w.atwiki.jp/7thdragon3/pages/20.html
Chapter0 原初の一粒 Chapter0 原初の一粒 正門前広場 セブンスエンカウント 東京スカイタワー 入手アイテム 出現モンスター ノーデンス本社 正門前広場 正門前広場 マップ左にあるノーデンス別館前で那雲澪のイベント セブンスエンカウント 受付横の装置を調べてパーティ編成を行う セブンスエンカウントにログインする 東京スカイタワー STAGE3でリトルドラグを倒す 雑魚敵で稀に出現するクイーンラビは倒すと経験値300が貰えて序盤のレベル上げに最適 入手アイテム フロア 宝箱 備考 STAGE1 マナ水 メディスI×2 脱出キット STAGE2 ヒールエアロI×2 メディスI×3 ガードリング STAGE3 ヒールエアロII×2 ポワゾル×2 Chapter0クリア後に回収 STAGE4 ナノケアー×3 メディスII×2 ナノエイド×1 出現モンスター ラビ ブルーグラス クイーンラビ ヘルクラウド スカウトポッド リトルドラグ Boss ノーデンス本社 3F会議フロアでイベント ミオを助けに行く 1Fエントランスでナガミミのイベント HP・MNが全快になり、メディスI×3を貰う 正門前広場 ホワイトドラゴンと戦闘 スペクタスと戦闘、負けてOK
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/23.html
一旦の終了編。以下人名対象一覧 カエラ:第一人称。デコログ。 姉御:女サムライ。カエラの師匠?名前はサクハ。 彼:眼鏡平。名前はアルフレッド。 リーダー:ファイター。 副長:緑ナイト。 ギルマス:帽子メイジ。 姫ちゃん:偽鬱姫。 ・エロなし ・ヤマなし ・下らないおまけつき 「はー、きれいになった」 さわやかな風の吹き込む部屋を満足げに見渡し、掃除用具を片付ける。 あたしはギルドホームの自分の部屋でたった今掃除を終えたところだった。 まあね、ほんとは決戦の前に身の回りを片付けるってのがお約束だと思い出して 遅ればせながらもお掃除しますかみたいな気分で始めた訳だけど。 「新しい毎日の始まりだと思えばまあいっか」 あたしは雑巾の入ったバケツを取り階下へ下りた。 ……まあ、そんなわけで人類とドラゴンとの戦いは終わりを告げた。 第何次なんとか大戦……とかあの戦いを呼ぶ動きもあるらしいけど、そんなのはあたしに関係ないことだ。 結局、あたしも無事に生き延びることが出来たわけだから。……カザン防衛作戦でサクリファイスを使おうと していたのがバレて大目玉を食らった上スキルリセットさせられたのはこのあたしですがそれが何か? ……結局あのあとあたしはどてっぱらに空いた傷のせいで一ヶ月の間安静を強いられた。 まあ一歩間違えれば内臓でろりの上半身と下半身がさよならした惨殺死体になっていたと思えば軽いもんだけど、 とはいえ内臓の詰まった腹をあの巨大な爪に貫通されたわけで、それはもう大変なことになっていたとか。 マナによる治癒でふさがっていた傷を開くや否や大出血、てんやわんやの大騒ぎだ。 あんちきしょう、子供が産めない体になっていたらどうしてくれる。 こっちも右目を抉ったからおあいこだけどね。 そうそう、あれをやったのがあたしだと知れると王者の剣には微妙に感心された。 なんでもあたしは『大統領と同じ、二番目にキングの右目を潰した女』らしい。 よく分かんないけど大統領と同ってのが気分がいい。もしあたしに子供が出来たら自慢しよう。 そんなわけで治療のあともしばらくはまともなものを食べさせてもらえず毎日のように もう治ったでしょと泣きついてたけど、あまりの退屈さに姉御とバカ話をやって 大笑いした拍子にお腹がズキズキと痛み始めたときはどうしようかと思ったね。 ま、でも、そんな傷を受けたにもかかわらず腹部の表面には傷跡一つ残ってないんだから ……ファンタジーってすごい。 さて、台所に入るとそこにはなにやら麺棒で生地を伸ばす姉御の後ろ姿があった。 鼻歌なんて歌っちゃってご機嫌だ。 「るっるーるるっるるっるっ、るっるっるーるるっるるっるっ、 るっるーるるっるるっるっ、るっるっるるーるるー、 雪がチラチラクリスマス、町にキラキラ灯がともりゃ、 酒っに浮かれた愚か者ぉーーっ、ワンサカ!ワンサカ!繰ーり出しっますわ!」 ……あ、本気歌いになった。 ともあれそのまま突っ立っている訳にもいかないので保冷庫を開けつつ声を掛ける。 「心にっ決めたあの方は、そんな不埒じゃ……」 「ご機嫌だね姉御」 「わひゃっ!?……おおおおおまいつから!?」 「ついさっき。ってかそんなに驚かなくても」 「ーっ!、オホン!ゴホン!……まあなんだ、腹はもういいのか」 「バッチリだよ。姉御こそ腕は?ちゃんと動く?」 「見ての通りだ」 そういって姉御はひらひら左腕を振ってみせる。 あの化け物に食い千切られた腕は、いい具合に傷口が鋭利だったことと 処置、治療がよかったおかげでどうにか元通り動くようになっていた。 「……こっちはさすがに痕が残っちゃったけどね」 「ん?」 「あ、ううんなんでもない。ところで姉御なに作ってんの?ソバ?うどん?」 「いいや、ピザだ」 「……さいですか」 冷えたお茶をグラスに注ぎ、リビングに向かいながら考える。 人類滅亡だなんだと騒ぎ立てはしたけどこの戦いも終わってしまえばこんなものだ。 第一、あたしは『新たなる英雄』のギルドネームすら知らないのだ。 『新たなる英雄』。 とりあえず実在はする(一緒の作戦にも参加したし)、 いくつかのパーティで構成された大統領府直属の先鋭ギルド。 大活躍の割にはカザン以外での一般人知名度は意外と低く、あたしも詳しくは知らない。 というか会った事はあるかもしれないけどその中にいたか分からない。 とはいえその実力は凄まじいまでにホンモノで、 設立間もなく大統領にその秘めた可能性を見出され、それを証明するかのように 国立ミッションを立て続けにクリア。その後フロワロにやられて三年間昏睡状態に陥るも 目覚めるや否や最初の帝竜を潰してカザンを奪還、その後も世界を駆け巡り 大戦の間に斬ったドラゴンの総数実に666匹というまさに生ける伝説だ。 「……ちなみにウチのスコアは?」 「87匹……」 リビングのテーブルにぐったりと突っ伏したギルマスが答えた。 「まあ……三人で二百匹を超えるドラゴンを倒した王者の剣とは比べ物にならないけど…… 一人当たりのドラゴン討伐数からいってもウチはかなり上位だと思うよ……?」 「はあん……それはいいんだけどね」 ところでギルマス。 「……さすがにだらけすぎじゃない?」 人間とドラゴンとの戦いが終わってからというもの、ギルマスは気が抜けてしまったのか もう溶けるんじゃないかってくらいぐうたらの限りを尽くしていた。 リビングにあるこのテーブルに突っ伏したままぴくりとも動かず、気付けば寝息、 ときどき目を覚まして差し入れられた食べ物を寝たまま食べ、また寝、 たまにトイレに立ち、戻ってきて寝、何か思いついたことがあるとノートに書き、そして寝る。 ……何故自分の部屋で寝ないのかは謎だ。 「んー……分かってはいるんだけどね……気力が出ないんだよね……」 「気力があってそれだったら病気だって。ほら、なんでそんなやる気がないかな?」 「はーー……」 ごろり。 ごろり。 いくらかの間追加でぐうたらし、おもむろにギルマスは顔を上げた。 「……つまりねー……冒険屋は冒険してないと死んじゃうんだよー……」 「はい?」 「きみがウチに入る前にいっぺん話しただけなんで忘れてるかも知れないけど、 僕達は今こそハントマンとして活動してはいるが本来は冒険屋なんだ」 「そうだっけ……?」 「で、簡単にまとめると。ポータルの使用許可は取り上げられ、船もなく、 飛空挺なんて夢のまた夢で、しかも大戦中に行ける所はあらかたまわってしまったために もはや冒険できる場所がなくなってしまい、それでやる気をなくしていると」 「まあそんなとこ」 「でもさー、しかたないことなんだし我慢して普通にクエスト受ければ? いくらなんでもほんとに冒険しないと死ぬわけじゃないでしょ?」 「死ーぬーのー……」 「……(やれやれ) ってもねー、実際姉御やリーダーは元気にしてるじゃん?」 「君にはあの二人が元気に見えるのかい……?」 「へ」 「あの二人も僕と同じ生粋の冒険屋だからねー、見た目には分かりにくいけど凄く気力が落ちてきてるよ」 「……マジですか」 「ファイターはテンションが下がって妙に行動が爺臭くなってきたし」 「自分より重傷だった副長が先に復帰したからヘコんでるのかと思ってたよ」 「まあそれもあるけど」 あるんかい。 「サムライなんかおにぎりを作ろうとしてるのかと思いきやパエリアだし」 それは不調なんだろうか? 「とにかく、僕達の存在意義が危機にさらされていることはわかってほしい」 「はぁ……」 とりあえず返事して考えてみる。 最近ギルド内の空気がおかしいなとは思っていたけど、ここのところの 年長組の様子を思い返せば思い当たることはないこともない。 「じゃ……どうすんのさ?参っちゃったのは分かるけど?」 「そうだな…… ……… ……………ギルドを畳んで故郷(くに)に帰ろうかなって、ファイターやサムライと話してた」 「………!」 「あそこには僕達の冒険屋としてのルーツがあるし、鍛えなおしながらあそこで 新たなる冒険への準備をするのもいいかもしれない。なんだかんだ言って こっちに来てからというもの仕事としての冒険ばっかりで僕達の腕も鈍ってきてるし」 「……」 「あのころはサポートなんかじゃなかった、僕達ひとりひとりが最前線だったからね。 わりと不測の事態で命の危機に陥ることも多かったけど切り抜けて……うん?」 「……じゃ、さ。地元に帰るとしたら……このギルドはどうすんの?ギルドホームとか」 「そうだね……約束通り『ルールブレイカー』に引き渡すことになるね」 「そう…… ……? ちょちょちょっと待って。次から次へと話が急すぎて付いていけないんだけど、ルールブレイカーって何?」 「あれ、ああ!そういや話してなかったね!どこから話したもんだか…… まずは僕達がこっちに来たときの話と、このギルド『ピースメーカー』について話をしないと」 おしゃべりしているうちに少し調子が出てきたようで(ウチのギルマスはこういう人だ) 応接間のソファーに場所を変えつつギルマスはカザンに来たばかりの頃のことを語りだした。 「……僕達がこのカザンにやってきたとき、取れる選択肢は二つあった。 ひとつはどこにも許可の要らない、個人ギルドとしてやっていくこと。 もうひとつはギルドオフィスに登録してカザン国属ギルドになることだ。 まあ実際選択肢なんてあってないようなものだったけど…… ハントマンによって作られたカザンという国は、逆に言えばハントマンが お互いに助け合うための組合としての側面が大きい。 ギルドオフィスに登録すれば理事会……つまり大統領府の意向には逆らえなくなるけど、 そのかわり仕事を斡旋してもらったりハントマン用の情報提供を利用できたり そのメリットは極めて大きいんだ。そもそも他の国ではハントマンという職業が 社会的に認められていないこともあって、バックを持たないハントマンはすべからく カザン大統領府の指揮下に入るより他にないと言える」 「で、ギルマス達もギルドオフィスで登録しようとしたわけだ?」 「そう。だけどここで大きな問題があった。ぶっちゃけお金がなかった。 ギルドとしての体面をととのえるのはおろかハントマンとしての体裁を繕うことも出来なかった」 ぐっ……なんか心が痛い。 お金がない。そのワードはあたしに嫌でもスリをやって捕まったあのときを思い出させた。 「……なんか昔のあたしを思い出して居心地悪いんですけど」 「そいつは失礼。 で、そんなとき僕達はとある事情から解散しようとする一つのギルドに出会った。 彼らの名を『ピースメーカー』という」 「ふえ」 ギルマスの口から出てきた名前は今あたしが属しているこのギルドそのものの名前だった。 さらに話の流れから考えれば、あたしの頭でもその意味は分かろうというものだ。 「じゃ、このギルドは」 「そう、貰ったんだ。彼らはその名の通り平和と善を愛する無駄に熱く爽やかな連中で、 これからドラゴンに対する反撃が始まろうという時期に解散しなければならないことを 非常に残念がってた。そんなわけで僕は彼らとお話して、いくつかの条件をつけて 彼らの名義やらなんやらをそっくり譲り受けたわけだ」 「はー。なるほどね。なぜか頭にアマクダリとかメイギガシとかそんな単語が浮かんでくるけど」 「一緒にしないでくれ。で、その条件の一つは、まず平和を愛しそのために活動する、 そんなギルドであること」 「抽象的過ぎない?」 「そのとおりなんだが彼らにとっては譲れないところなんだろうね。 で、さらに一つは、もしギルドの活動を停止するときは、そのギルド財産を 全て彼らの友軍ギルドである『ルールブレイカー』に譲渡すること」 「名前からして全然友軍でも何でもない気がするんだけど…実は正義の味方とか? あたしそっち方面には全然通じてないからどんなギルドかわかんないよ」 「その道では割と有名なギルドだよ。つい最近も大きな仕事をやったらしい。 えーとたしか……」 ギルマスは眉間に手を当て、最近行われたというそのクエストについて語り始めた。 ―――――――――――――――――――― 彼ははメガネを探していた。 シュールな光景だが厳然たる事実だ。 外した覚えもないのにいつの間にやらなくなっていたメガネを探して大統領府をさまよう彼は、 前方の廊下の角を執政官たちが慌しく走っていくのに気付く。 「メナス補佐官の様子がおかしいらしいぞ!」 「誰が話しかけても返事をしないらしい!」 それを聞いて彼は首をひねった。 彼らが様子がおかしいと言った自分は、今ここにいるからだ。 角を曲がった彼は、すぐにその先にある人だかりを発見する。 「メナス補佐官!」 「どうされたんですか!」 私はここだぞ? ますます眉をひそめた彼は、人だかりに近付き、声を掛けようとした。 「おい……」 「メナス補佐官!しっかりしてください!」 「医者はまだか!?」 「メナス、お願いだから返事をして!」 口々に叫ぶ彼の同僚、部下、その中心にあったのは―― ――彼が探していた、彼のメガネ、そのものだった。 「…………」 彼は何も言わずにその場を後にした。 「この件でルールブレイカーは大統領府への出入り禁止を喰らったらしい」 「どんなクエストなのさ!?」 「『メナスを笑わせろ』。あの人の一日二十時間勤務は有名な話だろう? やっと大戦も終わったことだしこのままじゃ過労で倒れるってんで有志の依頼で ドッキリを仕掛けたんだ。ただ予定では『お前達は私をどこで識別しているんだ!』 となるはずが予想以上にキキ過ぎて見事に滑った上、後で事情を知った メナス補佐官が烈火のごとく怒って出入りできなくなったらしい」 「はぁ……なんというか……そんな馬鹿げた出来事が大統領府で起こったってのが信じられない」 「それがルールブレイカーというギルドだ。 他にもギルドの名前を決める用紙を見ただけでエラン執政官があまりのセクハラに泣き出したとか ギルドネームは勝手に略したりしてはいけないって決まりを楯にメナス補佐官にそのここではとても言えないような名前を 何回も言わせたとか『王者の剣』に『嫉妬神のテーマ』って曲を贈りつけてあそこのリーダーを マジギレさせたとかその手の伝説には事欠かないギルドだよ」 「ことごとくロクでもないことばっかしてると思うのはあたしがおかしいのかなぁ!?」 ふう……いけないいけない、落ち着こう。 今あたしにとって大事なことは?そう、それだ。 「つまり……後には何も残らないって事?」 「え?あ、うーん……そうだね。ギルドとしての財産全て、だから『ピースメーカー』として の活動記録以外は全部なくなるかな」 「そう」 「……?」 「こっちで……これから巻き返そうとは思わないんだ?」 「まあね。出遅れてきた時点で僕達は脇役に決定だもの。 もう世界は大丈夫だ、僕達の出番はないよ」 大丈夫。出番はない。 これまでにも何度か聞いた、ギルマスの口癖だった。 「……いいんだけどさ、なんていうかギルマスって、楽天家というか傍観者的というか」 「ああ……僕は性善説というか、『人間って素晴らしい』論者だからね。 世の中ってのは色々な人間が思うままをぶつけ合って、最終的に調和が取れる。 だから自分は口を出す必要がない。そんなふうに思っちゃうんだ」 「ふぅん……どうせ調和が取れるなら、あたし達がちょっと位動いてもいいと思うんだけどな。 世界の動く方向に逆らわないようにっていうか、それなら少しくらいわがまましてみようとか思わない?」 「!」 「……まぁいいや。それじゃギルマス、あたしやること思い出したから」 そうだ。今の話を聞いて、その未来を思い描いて、あたしにはやらなければいけないことが出来た。 ギルマスを残し、あたしはその場を後にした。 「……どうせ調和が取れるなら少しくらい、か」 ―――――――――――――――――――― 「そっか。もしかしたらギルドを解散するかもしれないんだ」 「うん。そしたらアルフレッドはどうする?」 あたしは彼の部屋に向かい、今聞いてきた話を聞かせていた。 彼は少し考え、自分の考えを話す。 「僕は……少なくともギルマス達と一緒には行けない。ヒーラーとしてやることがあるからね」 「あたしも、ここを離れられない。アルフレッドも居るしね。 ……だから、姉御とお別れする前にやりたいことがあるの」 「うん」 「姉御をデートに誘ってくる。止めないで」 「止めないよ」 「ありがと」 「あまり無茶はしないでね。いってらっしゃい」 彼の言葉を背に受けて、あたしは慌しく部屋を出た。 台所へ向かうと姉御はまだ調理中だ。 あたしはその背後へそっと近寄った。 「……ん?なんだ?」 気配に気付いた姉御が声を掛けてくる。 あたしは黙って料理を続ける姉御に歩み寄り、そして後ろからそっと腕を回した。 「ん……な、なんだ……どうしたんだ?」 首をかしげ、くすぐったげな表情で姉御は困ったように声を掛けてくる。 「……姉御」 「ん?」 「包丁、置いて?」 「もう……なんなんだ……?」 傍から見ると恋人同士のように見えるかもしれない。 仕方ない、といったように包丁を置き、姉御はん?とあたしに目で問うた。 あたしはいっそうぴたりと寄り添い、強く姉御の身体を抱きしめた。 そして、 自分の手首を掴み、姉御のウエストをきっちりとホールドした。 「へ?」 疑問の声を上げる姉御を強く絞り上げ、 身体を密着させながら重心を後ろにずらし、 全力を込めて姉御の体重を後ろに引っこ抜いて、 「え、うわぁぁぁぁああああーーー!?!」 あたしは自分でも惚れ惚れするほど完璧にジャーマンスープレックスをきめた。 「……初めて自分の意思で姉御から一本取った」 「……言いたいことはそれだけか……」 こいつは痛みじゃねえ、屈辱だ!といわんばかりの怒気が姉御の声に滲む。 そ知らぬ顔で流しつつ、ホールドを解いてあたしは姉御に言った。 「故郷に帰るんだって?」 「何……ああ。そう……しようかとも思っていた」 「あたしはいけないからさ。……ねえ姉御、あたしと原っぱまでデートしない?」 「なんだと……?」 「あたし、いっぺん姉御と本気で戦ってみたかったんだ」 ―――――――――――――――――――― 古いお話やなんかでは、サムライの決闘は風の吹きすさぶ草原と相場が決まっているらしい。 今あたしが立っているこの場所もまあ、決闘にふさわしくないポカポカ陽気を除けば おあつらえむきなロケーションだといえないこともなかった。 「……で、また、なんでいきなり決闘だ?」 七メートルほど離れた向こうで姉御が至極真面目な様子で立っている。 真っ直ぐにこちらを見てくるその様子にはどうにも納得のいかない色が見え隠れする。 「ん?よく漫画とかであるじゃん。師匠が修行を終えた弟子に、『これが最後の試練だ』 とか言って勝負を挑むの」 「そういうのは師匠の方から言うと思うんだがな……」 「それにね、絆が欲しいんだ」 「絆?」 「そう。絆って言うのは恥ずかしいから、肩書きかな?『弟子』よりもうちょっと重みのある肩書き」 「……お前が何を言っているのか分からないよ……」 「姉御が帰っちゃったらさ、当分会えないわけじゃん。そうやって何年も音信不通でいるうち、 次に会ったとき姉御はあたしに気付かないで通り過ぎちゃうってこともありえると思わない?」 「そんな……ことは……」 「そうじゃなくても向こうで作った新しい弟子が可愛くて、あたしとは完全に他人になってたりさ」 「……」 「なんか……なんか、悔しいんだ。姉御はあたしが初めて本当に尊敬できて、 ついて行きたいと思えた人だからさ。そうなると、なんか嫌なわけ。 だから、弟子以上になりたいんだ。忘れられないくらいの、姉御にとっての肩書きが欲しい」 正直な気持ちを言葉に乗せ終え、あたしは反応を待つ。 姉御は遠くから見つめるような目で、どこか儚げな声であたしに聞いた。 「じゃあ……どんな肩書きが欲しい?お前の望むものは」 あたしは短剣を抜いた。 逆手に握った短剣の、刃を水平に姉御に向けて持ち上げる。 ……知らず、不敵な笑いが浮かんだのが分かった。 「……姉御のライバルになりたい!」 刃の向こう側に見える姉御の顔がぽかんとして、それから徐々に下を向いた。 その肩がふるふると震える。 「ふ……くくっ………ふふふ……ふはっ、はははっ! ははははははははははっ!!あーっはっはっはっはっ!!! 言うじゃないか……言うじゃないか!」 ぞろり。 歯をむき出し、凄絶な笑みを浮かべて姉御は顔を上げた。 しゃべるために笑うのをやめてもなお、くつくつと声がくぐもる。 「お前の口からそんな言葉が聞けるとは思わなかった…… こうやって本気でお前が挑んで来るともだ! 嬉しい、嬉しいよカエラ。 ただしだ、言っておくぞ………」 姉御の右手が、カザン防衛作戦でドラゴンに噛み砕かれた刀の代わりに新調した 新しい愛刀『マタムネ2号』の柄を掴む。 「今の私は……」 すらり、と引き抜かれた刃が陽光を反射して真っ直ぐにあたしに向けられた。 あたしの短剣と姉御の刀、二つの刀身の向こうに見える姉御の目が一直線にあたしを射抜く。 「……かつてないほど全開でいくぞ! 来るがいい!お前が本気で私に勝つと思っているなら、私も全力で相手をしてやるッ!!」 裂帛の気合ががあたしに叩きつけられた。 それをぶち破り、あたしは叫ぶ。 「上等っ!いざ、勝負!!」 そしてあたしは走った。 一直線に向かい、あたしと姉御の間合いが詰まる。 迎え撃つ姉御の間合いに入る瞬間にあたしは地面を蹴りだした。 懐に入った瞬間に加速する一種の奇襲戦法とともに、切っ先に体重を乗せる、 殴りおろすような斬りつけを見舞う。 加速した剣筋をも読みきり、姉御は一歩後ろに下がってかわすとともに返しの刃を振りぬいた。 身体をひねって今度はあたしが避ける。と、同時に直感にしたがってもう一度かわす。 今かわしたはずの刀がすでにあたしに向けて振られていたのを左手の短剣で止め、 あたしは右半身をねじ込んで姉御を狙うと同時に姉御は後ろに下がって その手に握られた刀が薄くあたしの左手を切った。 それでも間合いを詰めようとすれば、姉御がその刀身を鞘に納めた。 触れるものを絶つ気迫が居合いの構えに宿る。 その中へ、あたしは躊躇なく踏み込んだ。 抜き放たれる一閃があたしを目掛けて走る。 そしてあたしは―― 「……に゛っ!!」 ――振り払う一撃でその刀を弾き飛ばし、姉御と息のかかる間合いへ接近した。 ―――――――――――――――――――― 「いいか、刀というものは気合いでは斬れない」 あたしが姉御に剣の手ほどきを受け始めた頃だ。 実践訓練の休憩中に、姉御は刀についてのウンチクを語ってくれた。 「へえ?」 「何故か刀の使い手というと精神集中して気合で斬るんだとか そういう誤解を受けていることがあるが、実際にはそんなのは無理だ。 刀というものは刀より長いものは斬れないし、刃が通らないものも斬れない」 「言われてみりゃ当たり前だよね。で?」 「ではどうすれば斬れるのかというと、まず物が切れる仕組みを理解することだ。 さらにその物が斬れる状態に持っていくための刀の当て方動かし方、 それを実現するための身体の運び方、姿勢。 対象のどこに、刀のどの部分をどう当てどう動かしどう力を伝えるか、 そのためにはどのような姿勢から身体の各部分をどう連動させなければならないのか。 こういったことを理解して、初めて刀というものは斬れるようになる」 「ふむふむ」 「……さて、では」 「うん?」 「斬れないものを斬りたいときはどうすればいいと思う?」 「へ……」 「刀の全長より長いものや、継ぎ目のない強固な鋼。これを斬るためには」 「うーん……?斬れないものは斬れないから斬れない訳でそれを斬るには斬れるものを斬り」 あたしはしばらく無い知恵を振り絞って考えてみた。 斬れないものを斬る?当然答えなどでるはずもなく、あたしはすぐに降参する。 「だー、分かんない。そもそも『斬れないもの』なんでしょ?……どうやって斬んの?」 「何、簡単なことだ」 姉御は得意そうに腰に手を当て、はっきりきっぱり言い切った。 「気合いで斬るんだ」 バックステップを踏もうとする姉御にねじ込むような蹴りを入れる。 下がれるだけ下がりきったところを蹴り押され、体勢を崩した姉御におまけのもう片足が飛んだ。 「ぐっ……!」 勝った!姉御の居合いに気合いで勝った! 戦う前に考えてみた結果、まずあたしにはまともに斬り合って勝てる要素など無いことが分かった。 ではどうすればいいのか?更に考えてみた結果、出た結論がこれだ。 姉御の刀を弾いて飛ばしてそれから姉御を殴ればいいのだ。 そう、あたしは姉御の教えを忠実に守った。 剣筋の自分へ向かうただ一点に自分の剣筋をぶつけ、そして気合いで上回って弾く。 もちろん姉御の斬撃にもありったけの気合いが、剣気といえばいいのか、 サムライの全てを絶たんとする鋭い気合いがこもっていて弾くのは容易じゃない。 だけどサムライにはサムライの気合いがあるように、ローグにはローグの気合いがあるのだ。 その上あたしのテンションは最高潮、とどめにあたしには行住坐臥の構えがある。 行住坐臥の構えは心の構え、姉御に対するあたしの心が入った心理武装なのだ。 ここまで来て負けるわけがない。あたしは姉御の気迫を上回り、そして打ち勝った。 弾き飛ばされた刀がくるくると飛んで地面に刺さる。 皮肉にも基本を怠らずにしっかりと握った姉御の右手は刀と一緒に弾かれて空を掴む。 後ろに飛ばされ、左手を受身に回さざるを得ない姉御を追う様にあたしも飛んだ。 空中で身動きのとれない姉御を抑えるように、そのままあたしは姉御の上に落下する。 どさっ。 その衝撃で舞い上がった草葉が落ちたときにはあたしは姉御の両腕を膝で封じ、 両手で握った短剣を姉御の喉下に突きつけていた。 「……あたしの勝ち、だよね」 「……ああ……そうだな……」 短剣をしまい、膝をずらす。 見下ろした姉御はどこかぼうっととしていた。 「正直、負けるとは思わなかった」 「まあ……わか、じゃなかった、情熱の差かな」 「若さって言おうとしたな」 「はは……」 「ちょっとショックだったぞ。『今なら誰にも負けない』みたいな気分だったからな」 「あ、あたしもそんな気分だったから」 「まあいい、私の負けだ。……そろそろどいてくれ……」 あたしは姉御に馬乗りになった状態で姉御の顔を見下ろした。 ……そのときだった。ふとあたしは、どうにも妙なことを思いついてしまったのだ。 断じて言うけど、そのときまでは決してそんなつもりじゃなかった。 けどそれを思いついたあたしは、何も考えることなく気付いたらそれを口に出していた。 「ねえ、姉御」 「なんだ」 「……キスしてもいい?」 「はぁっ!?」 姉御が素っ頓狂な声を上げた。 当たり前だろう、けどそれでもあたしは動じない。 「お前は何を言ってるんだ、この期に及んでトチ狂わなくたっていいだろう……!?」 「本気だって……思い出ってことで」 「思い出なら十分心の中にあるだろ?大体なんでキスなんだ」 「なんか、世界があたしにやれって」 「それは電波だ、戻って来い。な、いいから帰ろう、離してくれ」 「やだよ……ね、いいでしょ……?」 身を屈め、顔を近づける。 本気が伝わったらしく、姉御はますます目を泳がせてしどろもどろし始めた。 「な、なぁ……やめないか、そっちにいったら戻れなくなりそうで怖いんだが」 「べつにいいじゃない」 「それにほら、アルフレッドのこともあるだろう?これって浮気だと思うな、だから」 「許可取った。これくらいなら許してくれるよ」 「……マジなのか」 「うん……」 見上げてくる視線をじっと見返す。 「「……」」 姉御のほうが先にぷい、と視線を逸らした。 「……」 「……」 「……」 「……」 「……歯、磨いてきたんだろうな……」 ―――――――――――――――――――― ギルドホームに帰るとなにやら雰囲気が一変していた。 あのふやけたキクラゲのようだったギルマスに生気がみなぎり、皆をリビングに集めている。 「ああ、お帰り!これから今後の活動方針について話し合うから席に着いてくれる?」 あたしと姉御は顔を見合わせた。 解散について話すにしてはあのギルマスのみなぎりよう。 首をひねるあたし達に彼が声を掛けてくる。 「お帰り。うまく話せたみたいだね。怪我もしてないようで何より」 「あ、うん」 「ああ、その……本当によかったのか?」 「……?なにがです?」 どたばたしながらも全員が席に着くと、ギルマスが一つ咳払いして口火を切った。 「さて、今後の方針について僕から一つ提案があるんだが……」 「提案?と、いうことは」 「そう、解散じゃない。活動継続に関する提案だ」 思わずあたしはギルマスの顔を見上げた。 他のメンバーも、なにを言い出すのかと怪訝な顔を見合わせている。 「……考えが変わったんだな」 「そうだ、昨日の僕は死んだ。今言いたいことは、人間やっぱり野心が大事だよねということだ!」 「ずいぶん変わりましたね!」 「今日の昼聞いたのとは正反対だよ」 「まあね!とある助言のおかげで僕はいっそのこと歴史に残らず歴史を動かし、 人々の平和の陰には彼らの働きがあった、そんな影役者になろうという野望を持ったわけだ」 「……よかったな……」 「僕達は本来冒険屋だ、冒険しなければ生きていけない。 それなのに大戦が終わってポータル使用許可を取り上げられ、 実績を上げて移動手段を手に入れようにも大戦が終わっているのだから躍如の機会もなく、 仕方ないから解散しようかというのがこのところの方針ではあった。 が、よく考えてみればそんなことはない。むしろ今からがチャンスだと僕は思う」 「チャンス……これからが?」 「敵との戦いが終われば仲間同士の戦いが始まるのが歴史の教訓というものだ。 争いがあれば損害を受ける人がいる、そして得をする者もまた必ずいるんだ」 「ちょっと……ちょっと待ってください。たしかにそれは歴史の教訓かもしれませんが でも、それで私たちがどうこうなるような規模の争いはそう起きないでしょう? それに……争いを利用するようなことはあまり……」 手を挙げたのは副長だった。 生真面目で道徳心の厚い副長は困惑しながらギルマスに異議を唱える。 「そうでもないんだ……とある事情から、あちこちの国で問題が噴出してる。 例えばカザン。ドラゴン襲来の折メナス補佐官はドラゴンに対抗できる共同戦線を 作るためにそれまであってないようなものだった戦力徴発を駆使して 抗戦体勢を敷いたことで多くの反発を買った。そのおかげで早くから ドラゴンに抵抗できるようになったとはいえ、今でもその禍根は残っている。 『新たなる英雄』を事実上自由に動かせるのもやっかみの種のようだ」 「世界を救った英雄の名はとてつもないネームバリューだからな」 「ミロスでは長年の圧政で蓄積した反政府感情をどうにか宥めていかなければならないし、 アイゼンはアイゼンで貴族と平民両方を相手にしながら改革を進めなきゃいけない。 ネバンプレスは千人砲を使用したことに対して国内外から波紋が広がっている。 プレロマもしかりだ。どちらもそのときの首脳はもういないってのにね! とまあ世界は今なお揉め事の種が絶えない、問題だらけといってもいい」 「……」 「この混乱に乗じて自分の目的を果たそうとする輩は五万といるはずだ。 そして彼らが自分を利そうとするならそこには僕達が利を得るチャンスもある……」 「!」 副長が顔を上げた。 リーダーもまたギルマスの顔を見上げ、つまり、と前置きして問いかける。 「そういう連中に敵対するほうに……政府を利するほうになるんだな」 「無論だ!」 ギルマスはきっぱりと言い切った。 「そもそも問題が噴出するに至った事情というのは他でもない『新たなる英雄』のことだ。 彼らが軒並み立ち並ぶ国の内側を片っ端から引っ掻き回して風通しをよくしてくれたせいで、 国を司る立場の人たちは悩み、葛藤し、その末に自分の理想を見つけて動き出した。 これを成功させずになんになる?一介の冒険屋たる僕達が味方をするなら、 同じ人間でありながら国の重圧を背負わされ、それでも答えを出した者達以外にない!」 熱のこもった口調でまくし立てるギルマスは、ここまできて少し照れ臭そうに声を落とした。 「……ま、国の管理するダンジョンに入るためには国を味方にするしかないってのもあるけど」 でも今言ったこともほんとだよ?と念を押すギルマスにあたし達も声を交し合う。 「争いを止める側……なんでしょうか」 「むしろ対抗馬だな。羊の中に紛れ込ませておく山羊かもしれん」 「かもしれんが、だけど国に協力するのが一番道理にかなっていると俺は思う」 「国に住むみんなのために働いてる人たちだもんねー……」 「私どうでもいい」 もう一度視線を前に戻す。 また咳払いを一つ、ギルマスは話を締めにかかった。 「さて。以上を踏まえ、積極的にミッションをこなすことで信頼を得、それによって ダンジョン探索の手段を手に入れるというのが僕の提案だ。 もし君達が協力してくれるのならこの僕の知識、交渉能力、情報、そしてわずかなコネを 駆使してどうにかカザンに取り入る手がかりをつくって見せるが……どうだろうか?」 「はいはーい!あたしやる!」 「僕もやります」 「……こいつらがこう言うなら、私もやるぞ」 あたしと彼と姉御が手を挙げる。 リーダーは沈黙を守り、膠着するかと思った矢先に副長が手を挙げた。 「私もやります。……世のため人のためになりそうですから」 副長にそう出られてはリーダーにも選択肢はなかった。 「……分かった、分かってる。最初から反対する気なんてないよ」 「……そういうことで」 全員の賛成を得て、ギルマスはぐっ!とガッツポーズを決めた。 「よっし!そうと決まれば明日からさっそく行動開始だ! 一介の冒険者には若干ハードルが高いがなんとかねじこんでみせるよ…… というわけで僕は明日に備えてもう寝る!各自解散!」 ウチのギルド会議はいつも唐突に始まり唐突に終わる。 今日も例に漏れずガタガタと皆がリビングから出て行く中、彼があたしに声を掛けた。 「……よかったね」 「うん」 「まったく、とんだ肩透かしだ」 振り向けば姉御が肩をすくめて軽くため息をついた。 「……ま、もうしばらくはよろしくな」 「うん。これからも当分お世話になるね」 「馬鹿。……お前は私のライバルになるんだろう」 そう言って姉御はあたしの頭をぽんぽんと撫でた。
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/46.html
CHAPTER 1 The Warcry 戦場の呼び声 CHAPTER 1 The Warcry 戦場の呼び声攻略チャート1.地下シェルター 2.逆サ都庁 都庁前広場~ 3.逆サ都庁 4F~ 4.逆サ都庁 屋上 帝竜『手負いのウォークライ』戦 MAP - 逆サ都庁2F 3F 4F 浮遊岩礁 11F 12F 攻略チャート 1.地下シェルター キリノ、ナツメと会話。選択肢有り。 選択肢 …了解 頑張ります! キリノとナツメとの会話後、元いた部屋に戻る。 メインメニューから[CUSTOM]が使用可能になる。100SP入手。 地下シェルターから出る際、ナツメ、キリノと会話。選択肢有り。 選択肢 それだけでいいんですか? ガトウさんたちは? 新マップ「逆サ都庁 - 都庁前広場」へ行けるようになる。 又、隣の部屋で、消耗アイテムを購入可能。武器・防具は購入不可。 地下シェルター ただのセーブポイント ベッド(全回復) 悲しい目の少女 メディスⅠ 1個 2.逆サ都庁 都庁前広場~ 都庁前広場から逆サ都庁エントランスへ、エントランスから2Fへ移動。 2Fから敵が出現する。敵を倒しつつ3Fへ移動。 3Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』戦闘直前に戦闘コマンド『エグゾースト』が使用可能になる。 3Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』を3体全て倒す。 ドラゴン3体撃破後、地下シェルターへ戻り、開発班へ3Dz渡す。 サポートスキル『蘇生テクニック』を習得。武器・防具が購入可能になる。 「自衛隊装備一式」を預かる。 準備が整い次第、逆サ都庁11Fへ向けて出発する。 ドラゴハンマード攻略 本作定番の残りLFの最も高いキャラを狙うAI。弱点属性無し。 こちらのスキルも少ないため、純粋な力任せメディスがぶ飲みの泥仕合になりやすい。 おまけに初回の3戦は装備が購入できないため、一人旅での壁でもある。 開始直後からの行動パターン(背後からの不意打ち、麻痺の行動停止が発生しても攻撃パターンは同じ。先制での行動不能→1→麻痺停止→麻痺停止→2となる) ※攻撃の前の数字は敵の行動順序。2回行動なので、上記要素による変動がなければ1T目 1、2 2T目 3、4 3T目 5、6と行動する。 1 通常攻撃、2 通常攻撃 3 通常攻撃、4 通常攻撃 5 振り下ろし(単体大ダメージ)、6 通常攻撃 以下省略 5行動目、行動停止がなければ3T目にくる振り下ろしは初期装備でも即死はないものの痛い。 迎撃スタンス使用キャラよりLFの高いキャラがいればそちらを狙う事が多い。 基本 とりあえず全員威力の高い攻撃を繰り返すだけでOK。LFが減ったら惜しみなくメディスを使う。減ったメディスは雑魚狩って補充。 サムライ 袈裟切りか旋風巻きでひたすら攻撃。 トリックスター 短剣型でExゲージが溜まっていればスコルピオに使って毒ダメージの増加を図る。あとはスキル連発 デストロイヤー 迎撃戦法でOK。前述したAIの都合上、なるべくLFはMAX付近をキープさせておいた方がいいだろう。 サイキック 弱点無しなのでLvが高い方の術を連発していれば問題ない。 ハッカー ディフェンスゲイン→アタックゲインと使ったら、アイテム係。 逆サ都庁 2F 宝箱(左) 30Az 宝箱(右) 脱出キット 3個 逆サ都庁 3F 回復セーブポイント 脱出ポイント3F 宝箱(右下) マナ水 2個 宝箱(上) ナノエイド 2個 3.逆サ都庁 4F~ 4Fにいるドラゴン『ドラゴハンマード』2体は別に倒さなくても攻略可能。 4Fから浮遊岩礁へ、浮遊岩礁から、11Fへ移動。 11Fでリンへ自衛隊装備一式を渡しイベント発生。 イベント後、更に奥に進む。ちなみに11Fのドラゴン『サラマンドラ』3体についても別に倒さなくても攻略可能。 12Fは敵が出てこず、自衛隊員と会話イベント。選択肢有り。 選択肢 …そうだ ガトウさんたちはどこに? この後、屋上へ行くと帝竜『ウォークライ』戦へ突入するので、準備はしっかりと。 サラマンドラ攻略 こちらもある意味定番の開幕ブレス持ちドラゴン。弱点氷。 逆サ都庁時点では対策スキルがないので、威力の高い攻撃を叩き込むだけでよい。 AIはやはり最大LFキャラ優先だが、ドラゴハンマードのように露骨に迎撃を無視するほどではない。 開始直後からの行動パターン ※2回行動 1 ファイアブレス(ブレス属性、火)、2 通常攻撃(牙) 3 通常攻撃(牙)、4 通常攻撃(牙) 5 ファイアブレス、6 通常攻撃(牙) 長引くと5行動目、正面から挑めば3T目に再びブレスがくる。 余計な消耗を抑えるためにも背後を取って4T目にずらすか、敵が低LFなので速攻を決める事。 基本 敵の一撃は軽いので、回復より攻撃優先でも大丈夫。火傷は無視。むしろ速攻しないと損害が大きくなる。 サムライ 袈裟切り旋風巻きでひたすら攻撃。 トリックスター Exゲージ使うのももったいない。そのままスキル連打でOK。 デストロイヤー 迎撃戦法。ダメージが集中しすぎて落ちそうなら、サイキック以外で回復を。 サイキック フリーズを連発する。キュアするくらいなら他キャラにメディスを使わせさっさと落とす。 ハッカー ブレス以外は痛くないので、アタックゲイン優先でもよい。 逆サ都庁 4F 宝箱(右上) ヒールエアロⅠ 2個 宝箱(右下) 150Az 宝箱(左下) オゾナール 4個 逆サ都庁 浮遊岩礁 宝箱 ヒールエアロⅡ 1個 逆サ都庁 11F 脱出ポイント3F 宝箱(右上) ガードリング 1個 宝箱(右下) SPアップ100 1個 宝箱(左上) ヒールエアロⅡ 2個 宝箱(左下) パラスガード 1個 逆サ都庁 12F 回復セーブポイント 4.逆サ都庁 屋上 帝竜『手負いのウォークライ』戦 舐めてかかると負けるので対策はしっかりと。 ボス情報:帝竜『ウォークライ』 ウォークライ戦後、手持ちのDzを全て使用し都庁が改修される。 ここのドラゴンは討伐数に影響しない。都庁改修後から200匹。 ※何Dz持ってても、特に変化はなさそう(要検証) 手負いのウォークライ攻略 はじめてのていりゅうとうばつ。弱点氷。 スキルの無さから、敵の攻撃を全て受けきることになる。 タイフーンハウルの麻痺付与はパラスガード(麻痺耐性+50%)の2個装備で無効化だが、150×2×3-1(1個拾えるため)の750Azはこの時点では高額。 とはいえこの後も使う機会があり、討伐難易度もかなり下がるので無理をしない程度に買って、代わりにパラエルを6個程度用意しておくこと。 AI 2回行動。 基本的にLFの高いキャラを狙うが、たまに通常攻撃で赤ゲージキャラを攻撃することがあるので回復は怠らないように。 行動パターンは敵のLFが50%を切ることで変動。 前半行動パターン A 通常攻撃(以下「通常」)→通常攻撃→ギガブレイク B 5行動ごとに灼熱の剛火球(火属性火傷付与、以下「剛火球」) 優先度はB A。 麻痺による行動順変動無しならターンごとの攻撃はLFが50%切るまではこういう行動パターン。 1 通常、2 通常 3 ギガブレイク、4 通常 5 剛火球、6 通常 7 ギガブレイク、8 通常 9 通常、10 剛火球 11 ギガブレイク、12 通常 以下省略 10行動目→11行動目が非常に危険。麻痺で行動順が一つずれると剛火球とギガブレイクが同ターンに来るので注意 後半行動パターン LF50%を切ると行動パターンが変化。 C 通常→通常→ギガブレイク(前半のAパターンと一緒だが継続せず、最初からスタート)、 D 6行動ごとに剛火球 E 5ターンごとに力溜め→タイフーンハウル(全体大ダメージ麻痺付与) 優先度はE D C Eパターンのみ特殊。麻痺で行動順がずれていてもパターン変化後から数えて1→6→11→16…ターンの2行動目は必ず力溜めを行う。 この力溜めが麻痺で潰せるかは未検証。編集者は10回ほど使わせてみたが確認できず。 優先度の関係で力溜めやタイフーンハウルで剛火球が潰された場合、 タイフーン直後に剛火球が飛んでくるので非常に危険。 以下も麻痺による行動停止無しの場合。 なお、止まるとEパターンのせいで相当ずれるため、あまり鵜呑みにしない事。 (1ターンから5ターンまで) 1 力溜め(これのみ特殊で1ターン消費) 2 タイフーンハウル、3 通常 4 通常、5 ギガブレイク 6 通常、7 剛火球 8 通常、9 ギガブレイク (6ターンから10ターンまで) 10 通常、11 力溜め、 12 タイフーンハウル、13:剛火球 14 通常、15 ギガブレイク 16 通常、17 通常 18 ギガブレイク、19 剛火球 以下省略 麻痺停止無しなら2度目の力溜めの後が非常に危険な全体攻撃2連発。 全滅するほどのダメージではないが、素直にガードで凌ぐこと。 基本 回復漏れによるギガブレイク即死だけは回避する。敵と違って、味方が受けた麻痺は5割近く行動不能になるので、すぐ治すこと。サイキックなどの主力、迎撃壁にはパラスガードを優先的に回す。タイフーンハウルはガードで凌ぐのも手 サムライ 袈裟切り旋風巻きでひたすら攻撃。帝龍よりも先に行動できるのを活かし回復役をするのもいい トリックスター Exスコルピオンを決める。できる限り攻撃の激しい後半戦がいいだろう。足の速さを活かしてヒールエアロを撒く デストロイヤー 迎撃戦法。可能な限りパラスガードで麻痺を無効化させておく サイキック フリーズを連発する。キュアが持つ発動速度上昇効果を活かし、回復役をするのもいい。タイフーンハウルが先読みできるならデコイを出しておく事 ハッカー ディフェンスゲイン、アタックゲインと使ったらアイテム係。ただし、帝龍よりも行動が遅いので、敵の攻撃を先読みして使う必要がある。サバゲーが1だけでもあると助かる場面も多い チャプター1.5へ MAP - 逆サ都庁 ※適当に撮ったスクショなので差し替えはご自由に 2F 宝箱(左) 30Az 宝箱(右) 脱出キット 3個 3F 回復セーブポイント 脱出ポイント3F 宝箱(右下) マナ水 2個 宝箱(上) ナノエイド 2個 4F 宝箱(右上) ヒールエアロⅠ 2個 宝箱(右下) 150Az 宝箱(左下) オゾナール 4個 浮遊岩礁 宝箱 ヒールエアロⅡ 1個 11F 脱出ポイント3F 宝箱(右上) ガードリング 1個 宝箱(右下) SPアップ100 1個 宝箱(左上) ヒールエアロⅡ 2個 宝箱(左下) パラスガード 1個 12F 回復セーブポイント
https://w.atwiki.jp/7d2020/pages/78.html
CHAPTER7 静かなる海 The Zero-Blue 編集中に付き、フォームや情報が整っていません。 攻略チャート1.台場/拾参号氷海 2.台場/拾参号氷海 1F 3.台場/拾参号氷海 2F 4.東ストリート、西ストリート 5.中央広場 6.最深部氷塊 帝竜「ゼロ=ブルー戦 7.都庁 クエスト一覧 攻略チャート 都庁改修考察 ここまで全てのドラゴンを討伐し、かつ6章までの改修を全てこなしていれば、 Dzは5、残りドラゴン数は61(MAP上残りドラゴン表記は国分寺 1、台場 24)になっているはず。 必要Dz 入手できるもの ムラクモ本部LV3 6 最後のバトルスキル追加 工業開発区LV6 10 上位装備、フロストガード、ミルロメディス、ヒールエアロIV SKY居住区LV2 4 タフネスメダル 今回の本部改修で奥義以外全てのスキルが解放される。 工業区改修の欄では上位装備としたが、武器は60人救助報酬以下の性能、 デストロ、ハッカーは後述のアドレス取得イベント装備以下、サイキック防具は風魔胴衣以下と散々。サムライトリスタ防具、サイキ武器のみが強くなる。 SKY居住区改修はクエスト追加もなく、メリットは薄すぎる。 ムラクモ本部→工業区→SKYの順がベストか。 台場/壱参号氷海に行く前に キリノにスカヴァー検体を渡した時点でクエストが追加されている。覗いておく事。 ここまでのクエストを全てこなしていれば、キリノ(ハッカー準最強防具入手)、ナビ(ナビクッキー×8入手)、 ダイゴ(デストロイヤー準最強武器&防具入手)チェロン(ATK、MATK、CRI率増加アクセ入手)のアドレス取得イベントが起こる。 特に準最強装備は頭一つ抜けた性能。必ず、マイルームのテーブルの上をチェックしておこう。 ここまで全員救助で救助者は62人。まだなら救助報酬を貰っておく。 そして前章攻略ページでも触れたが、スカヴァー排除で地下道の宝箱が開けられるようになっている。 計SP+3500は新スキル取得に便利なので取っておきたい。 1.台場/拾参号氷海 ここのMAPは見た目通り氷主体の敵がほとんど。 そのため炎属性の攻撃(サムライのモミジ討ちやサイキックのフレイムなど)があると非常に楽。 不動居 or コンセントレートしてから使えばドラゴンですら2~3ターンでケリがつく。 また、ハッカーのアイスブレイクがあるとドラゴン戦の難易度が大幅に下がる。 まっすぐ進んでいくとイベントあり。 最初に出会うドラゴンはエンシェンタス。 エンシェンタス攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、牙属性 「フリーズブレス」は全体氷魔法攻撃+凍傷、ブレス属性 「体当たり」は単体中ダメージ、近接物理無属性。 「呪いの眼光」は単体に呪い 「自己再生」は数ターンの間、ターン終了時にHP回復 なお呪いだけを防ぐ装飾品は存在せず、この時点の耐性付与はマインドガードとバッドガードのみ。 対処にはハッカーのBデータイレイザーかサイキックのリカヴァ、ソルマネルを。 「自己再生」はLIFEが半分になると使うが、回復量は大して気にならない程度。 脆いので炎属性で攻めれば自己再生を使われる前に倒しきれることも。なお飛んでいるが空弱点ではない。 背後を取れば行動させずに倒せることも。動きは早いのでキラーズアトラクトを利用しよう。 開始直後からの行動パターン 1 通常攻撃(牙)、2 フリーズブレス 3 通常(牙)、4 体当たり 5 通常(牙)、6 通常(牙) 7 通常(牙)、8 フリーズブレス 以下省略、LF50%切りで通常攻撃代わりに自己再生割り込み、LF赤ゲージで呪いの眼光割り込み。 基本 火属性で速攻する。前作と違い、呪いの反射ダメージは小さいので無視でもOK サムライ モミジ討ちか火属性風林重ね。崩し払い、リアクトはいれるまでもない トリックスター 威力重視のスキルを使用 デストロイヤー 1T吹裂く。2T目に牙折といきたいが、大抵LF50%切りの自己再生が来るので空振り率が高い。リアクトは不要、先制してたら釣瓶でも撃っておこう サイキック 火属性攻撃で攻める。2Tキルは余裕なのでヒートボディは不要 ハッカー 開幕アタックゲイン、あるいはリジェネで十分 2.台場/拾参号氷海 1F ここもまっすぐ進むと、要救助者と回復可能セーブポイント。 寄り道しようとしても氷で進めないので道なりに進み、中央広場へ行くとイベント。 イベント後は先程まであった氷が溶けて進めるようになる。 ここにいるドラゴンは「ブリザロス」。 ブリザロス攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、無属性。 「アイスキャノン」は単体氷物理ダメージ+凍傷 「転がり」は単体近接物理属性大ダメージ 攻撃はすべて単体攻撃だが攻撃力が半端じゃない。攻撃を受けたらすぐに回復すること。 こちらの防御を上げたり相手の攻撃を下げる手段が無いと、ハッカーやサイキックに至っては満タンから即死もありうる。 開発区Lv6の防具ならダメージがかなり違うので、まだの場合は速やかに改築を済ませるといい。 これらのセオリーを守れば、単体攻撃しかしてこないので全滅の危険は低い。 MAP上の動きは読みやすく、かつ移動速度も低いので確実に背後を取る。 開始直後からの行動パターン 1 アイスキャノン、2 転がり 3 通常攻撃、4 通常攻撃 5 アイスキャノン、6 転がり 7 通常、8 アイスキャノン 以下省略 基本 火属性で攻める。火傷付与できそうなら狙っていく サムライ 崩し払いとモミジ討ち。敵のスキル攻撃ならリアクト発動が期待できる トリックスター 威力重視のスキル連発。単体攻撃のみなのでブッシュもOK。麻痺を狙ってもいい デストロイヤー 装備のおかげでまさに鉄壁。キャノン転がりが両方来ても平気なので迎撃で抱える サイキック ヒートボディ安定。あとは回復に専念しててもいい ハッカー ディフェンスゲインからの支援。長引きそうならキャノン対策にアイスブレイクも使う 3.台場/拾参号氷海 2F この階以降にあるジャンプポイントを使うと下の階へ飛び降りることができる。 これを利用して1Fにある東西2つの下り階段を目指す。 壁フロワロのドラゴンは「コルナロドン」。東京地下道/至国分寺にいたグラナロドンの強化版。 コルナロドン攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、無属性。 「冷気振動」は2ターン後に開幕全体氷物理ダメージ 「アイスブレス」は全体氷魔法ダメージ+凍傷(ダメージ11)付与 「冷気振動」は最初の行動で必ず使用し、「アイスブレス」は5行動目で使う。 凍傷にさえ気をつければ、あとはグラナロドンの時と同じ戦法でよい。 なお、1Fにいるコルナロドンは壁フロワロから少し離れており、全て背後から先制できる。 2F以降も数体は背後を取れるので、狙ってみると良い。 開始直後からの行動パターン(行動停止無し) 1 冷気振動、2 通常攻撃 3 通常、4 通常 (氷落下)5 アイスブレス、6 通常 7 冷気振動、8 通常 9 アイスブレス、10 通常 以下省略 行動停止無しなら3T目、先制成功なら4T目の全体攻撃2連発+通常攻撃が危険。 基本 火属性で攻めて、氷落下ターンは先読みヒールエアロ、キュアを使用 サムライ いつも通りの崩し払い、モミジ討ち。弱体込だとリアクトは余り期待できない。そろそろ十六手詰めLv1取得も検討。火傷効果&ダメージ考慮無しなら弱点突きモミジLv4<十六手詰めLv1<弱点突きモミジLv5 トリックスター リアクト使ってスキル攻め。アンプリフするほどタフではないので威力重視でOK。銃型ならハイドブッシュかラッシュショット。回復ポイントが近いので使い放題 デストロイヤー 1T目はカウンターが一度しか期待できないのでリアクト使用でもいい。釣瓶→ダブルフックで落下ターンを楽にしておくのもあり サイキック ヒートボディを貼っておく。落下ターンは先読みキュアが安心 ハッカー 氷落下は最速行動系発動よりもさらに早いので、直前ターンにはアイスブレイクをしておく事。先制無しならディフェンス→アイスブレイクか 4.東ストリート、西ストリート どちらも奥に進むとイベント後に「フリーズドラゴン」と戦闘。 フリーズドラゴン2戦目で選択肢有り。 選択肢 なぜそんなにも力が欲しい? 力にそれほど価値はあるものか? ボス情報:フリーズドラゴン フリーズドラゴン攻略 2回行動、弱点火。 通常攻撃は近接物理、牙属性 フリーズブレスは全体氷魔法攻撃、凍傷(ダメージ16)付与、ブレス属性 ソニックブームは遠距離単体魔法、無属性 力溜めは物理、魔法攻撃力上昇 開始直後からの行動パターン 1 通常(牙)、2 フリーズブレス(ブレス) 3 通常(牙)、4 通常(牙) 5 ソニックブーム、6 通常(牙) 7 フリーズブレス、8 力溜め 以下省略 2章のサンダードラゴンやミク救出のワイバーンとほぼ同じ行動パターン。力溜め攻撃を食らう前に仕留めてしまおう。 基本 火弱点を攻める。イベントボスのような演出だが余り強くない サムライ 崩し払い、モミジ討ち、火傷になったら十六手。こちらも弱体や強化を入れるとリアクト発動が厳しくなる被ダメージ トリックスター リアクト使って威力重視攻撃 デストロイヤー 1T吹裂く、2T牙折。全部入ればあっという間なのでリアクトは不要 サイキック ヒートボディを使う。高Lvイフリートベインがあるならそちらで速攻 ハッカー ブレスは「アイスブレイクの減少量≒リジェネの回復量」くらいなのでリジェネでもOK ここまでダンジョン内の要救助者を全員確保していれば、クエストが全て手付かずでもちょうど60人となり武器セットがもらえる。 両フリーズドラゴンとの戦闘前に入手できるので忘れず受け取っておこう。 5.中央広場 東/西ストリートにいた「フリーズドラゴン」2体を倒すと氷が溶けて進めるようになっている。 先へ進むとイベントの後、回復付セーブポイントと脱出ポイント。 選択肢有り。 選択肢 間違ってるに決まってる 真実は突いているのかも 6.最深部氷塊 帝竜「ゼロ=ブルー戦 最後の帝竜戦。 ボス情報:帝竜『ゼロ=ブルー』 ゼロ=ブルー攻略 ナビから13班より格下、と言われる割にLv、構成次第では苦戦しやすい相手。 アイスブレイク持ちハッカーの有無で難易度が大幅に変わる。 凍傷対策は可能な限りやっておく。フリマ購入、クエストでフロストカット×2、台場宝箱でフロストガード×1、救助報酬でバッドガードと持っているはず。 いつも通り、残りLFで行動パターンが変化。 前半行動パターン 残りLF65%を切るまで。 A 通常攻撃(近接物理・牙属性or近接物理・無属性のランダム) B 4行動ごとにフリーズブレス(全体氷魔法ダメージ、凍傷(16ダメージ)付与、ブレス属性) C 6行動ごとにスリープバイト(単体物理・牙属性、睡眠付与、LF最大キャラ優先) 優先度はC B A。 開始直後からの行動パターン 1 通常攻撃、2 通常攻撃 3 通常、4 フリーズブレス(ブレス) 5 通常、6 スリープバイト(牙) 7 通常、8 フリーズブレス(ブレス) 9 通常、10 通常 以下省略、LF65%切り(与ダメ5600程度)でパターン変化。 特に気になるパターンはない。麻痺、ハッキングを入れても簡単に読めるだろう。 後半行動パターン ブリザード→冷気圧縮を合図にパターンが変化 D 通常攻撃(近接物理・牙属性or近接物理・無属性のランダム) E 3行動目と以降5行動ごとにフリーズブレス F 11行動目と以降8行動ごとにスリープバイト G 1行動目と以降11行動ごとにブリザード(使用ターン以降4ターンの間に開幕全体氷魔法ダメージ、凍傷(16ダメージ)付与) H パターン変化直後、及び敵LF赤ゲージ時に1回ずつ冷気圧縮(物理、魔法防御上昇、火耐性付与) 優先度はH G F E D。冷気圧縮は行動数条件に含まれない。 ブリザード仕様 最速発動系よりも先に飛んでくる。ターン経過で威力低下。 行動停止無しなら6ターンごとに使用と考えて問題ない。 パターン変化直後からの行動パターン(行動停止無し) 1T目/1 ブリザード、2 冷気圧縮 2T目/3 フリーズブレス、4 通常攻撃、(開幕ブリザード1回目) 3T目/5 通常、6 通常、(開幕ブリザード2回目) 4T目/7 通常、8 フリーズブレス、(開幕ブリザード3回目) 5T目/9 通常、10 通常(開幕ブリザード4回目) 6T目/11 スリープバイト、12:通常 7T目/13 ブリザード、14 フリーズブレス 8T目/15 通常、16 通常 9T目/17 通常、18 通常 10T目/19 スリープバイト、20 フリーズブレス 以下省略、LF赤ゲージで冷気圧縮割り込み。 変化後2T目で全体攻撃2連+通常攻撃といきなり殺しに来る。 Lv50の無対策キャラだと全体攻撃2発だけでLF150ほど持っていかれるので要注意。 ここまでに対策スキル使用、あるいは先読み回復していなければ、次ターンの開幕ブリザードで壊滅してしまう。 総評 開幕即奥義を叩き込むと、まともに強化&弱体をしてないうちからブリザードに晒される。 せめて、変化後1T目の敵仕込みターンにダブルフックや火傷を入れておこう。 また、絶妙な敵速度設定なのか、普段は先攻できても、凍傷を食らうと敵に先攻されることが多い。 たかが16ダメージだからと甘く見ない方がいいだろう。 基本 無対策ならブリザード後1T目は先読み回復をする。基本は火で圧縮中は無属性で攻める サムライ 崩し払いとモミジ討ち、圧縮中は十六手。不動十六手で異常付着率上昇効果を残しておき、火傷が切れ次第モミジを入れるとスムーズリアクトは通常攻撃でも期待できるので使っておこう トリックスター まずリアクト使用。圧縮中は防御が上がるのでアンプリフを使っていく銃型ならハイドブッシュかラッシュショット。リアクト中、次のブリザードが耐えられなそうなら回復アイテムを使っておこう デストロイヤー リアクトからの迎撃戦法か。リアクトターンで(釣瓶→)ダブルフックを決める。ブレス、バイトにはそれぞれ吹裂く、牙折を合わせたい。 サイキック ブリザード中は先読みキュア。ヒートボディを貼っておくと無駄がない ハッカー アイスブレイク+リジェネ+Aスキル付きサバゲーでヌルゲーと化す。ブリザードは最速行動系発動よりも早いのでそこだけ気を付ける 討伐後、イベント。都庁に強制帰還。 7.都庁 自室に戻り自由行動。 都庁住人会話変化、マイルームキャラクターコメント変化後者はこのタイミングでしか聞けない特殊台詞。 マイルームのベッドで休むとチャプターXへ。 チャプターX クエスト一覧 ※クエストを受けていないと攻略の通りに行動しても攻略できません。 クエスト名 報酬 出現条件 攻略 最後の素材を探して とってもアッパー 初期から エネルギー結晶体(ホワイトゼリー)を渡すだけ 非番のムラクモへ SPアップEXミルロメディス×5ナビ信頼度↑ 初期から PCは6F研究室の左上にある 童話の本を探しています SPアップ500フロストカットキリノ信頼度↑ 初期から 本屋の店主から本を受け取りキリノに渡す 最後の素材を探してで選択肢有り。 選択肢 依頼を受けたんだけど… ドラゴンのこと、教えてよ! 選択肢 いいから、とっとと説明! 13班のためなんだって? 選択肢 かっこいい! そのネーミングは、ちょっと… 非番のムラクモへで選択肢有り。 選択肢 寿命のこと? SKYのこと? 選択肢 試してみる 今はやめておく 選択肢 せっかく調べたのに、どうして? ミイナに死んでほしくない! クエストクリア後マイルームで弁当受け取ってからスカイラウンジで選択肢有り。 選択肢 よかったと思ってる もうちょっと頑張ってほしいな… 童話の本を探していますで選択肢有り。 選択肢 『ストナルと樫の木』って知ってる? 『ネストルと樫の木』って知ってる? 選択肢 どうして童話? …疲れてる? 選択肢 能力主義は相変わらずだね 悔しかったのかも
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/13.html
・ネタバレはラスダン直前まで ・バロリオン大森林……このたいみんぐのとうかはぐうぜんです。 「ただいまー。うーん、やっぱり一番落ち着くのはこの家だよね」 ネバンよりカザンに帰還したその足で。 あたしは早速自分の部屋のベッドに飛び込んでごろごろし始めた。 ……まあ、いいでしょこのくらい。 自堕落といわれようが、外出のあとはすぐさま自分の寝床に戻るのがあたしのよ うな人間の習性というものだ。 留守番していたペットのミケと、あたし達の留守中ミケの面倒を見てくれてた近 所のあっちゃんに挨拶する。 ちなみにミケは裏商人から引き取ったペットの三毛猫だ。 猫はもう他のギルドに引取られたと言うところを猫がいいとごねてもらってきた 。ごめんね裏商人。 我が家の幸せに存分に浸るあたしだったが、そうしているうち 次第に幸福感はいても立ってもいられない高揚感に取って代わる。 そうだ。ドラゴンと人間との戦いも大詰めに入った。 自分も何かしなくちゃという気分にもなろうというものだ。 「とりあえずギルマスに今後の予定を聞こうかな」 勢いよく起き上がり、あたしは階段を駆け下りる。 ――――――――――――――――――――― 「そろそろね、僕の堪忍袋の緒も切れようというものだよ」 何ですかいきなり。 残念だけど、先程の高揚感はこの時点でさっぱりあたしの脳裏から消え去ってい た。 「で、何が切れそうだって?」 「ファイターとナイト君のことだ。あれ以来何の動きもない、 その内また行動に出るかと思いきや音沙汰なしだ。堪忍袋というかしびれが切 れそうなんだよね」 おお、なるほど。 説明しよう。 うちのギルドのナイトであるところの副長(これはあだ名ね)は、同じくうちの ギルドのファイターの リーダー(これもあだ名)を憎からず……というかまあ好意を寄せている。 あたしとしては微笑ましい光景で別にいいんだけど、なんでももう長いことこの 状態が続いてるそうで ギルマスはいいかげんイライラし始めているらしい。 「別にね?さっさとくっつけてしまえとかそういうことを思ってるんじゃないよ ? このままの状態を続けてくれたって全然構わないし、好きな人といられるなら 別に形なんて どうでもいいってのも分かる、ナイト君に文句をつける気はこれっぽっちもな いんだ。 ただね……ファイターにはそろそろお灸をすえてやるべきかなと」 「それはどうかな……?リーダーは別に悪いことしてるわけでもないし」 「違うね。昔からこういう場合には悪いのは男の方だと相場が決まってるんだ」 「うわすっごい決め付け」 「物心ついたときから徹底した女尊男卑の環境で育ってきましたが何か? それはともかく、やっぱどう考えてもファイターには弁護できないほどの非が ありまくるよ。 まず第一に……」 「……俺がなんだって?」 わーお、鴨がネギをしょってきた。……ちょっと違うか。 「来たな醤油団子。そこに座りたまえ、今お茶を入れる」 非常にいいタイミングでやってきたリーダーを、ギルマスは指一本で呼び寄せて 座らせた。 かちゃん、静かな音を立ててお茶がリーダーの目の前に置かれる。 自分の分を一口すすり、ギルマスは先程と打って変わって割と真面目に口を開い た。 「……さて、この際君に聞いておきたい事があるんだが」 「ああ」 「君はナイト君のことをどう思ってる?」 「……どう、と言われても……どんな答えが欲しい?」 「聞かれたくないことを聞かれた顔だね……とりあえず僕は基本的に君の味方だ からそんな顔しないでくれる? うん、ありがとう。 でさ、僕の言いたいことは、たぶん聞かなくても分かってるんじゃないかな。 ……ぶっちゃけ気付いてるよね?」 実に直球勝負だ。 その問いが発せられた瞬間、またもリーダーの顔に渋みが走る。 「う……お前なぁ………」 「ナイト君はいつでも、どこへ行くにも君について歩く。彼女が君に好意的でな い視線を 向けるのは見たことがないし、君に対する態度から全幅の信頼とある種の尊敬 がなくなったことも記憶にない。 ……そんな彼女を、よもや君はただ同僚としての好意からそうしているとは思 ってはいまい?」 この、いまい?は、そう思ってはいないだろう?のいまいだ。 「ぅぐ……む……むむむ………」 リーダーが唸る。 その目をまっすぐに見ながら、ギルマスは辛抱強く待ち続ける。 そして、ついにリーダーは重い口を開いた。 「うー、あー、その、なんていうか…… …… ……… …………やっぱり、そうなのか…………?」 「うわ最低」 「何でだよ!?」 ギルマス、どうしてこうギルマスは真面目モードが3ターン続かないかなぁ。 もしかしてこの人にとって真面目モードはメイジズコンセント並みに労力を要す るんだろうか。 んなわきゃあない。 ……それはともかく、そっか、リーダーは気付いてたのか。 まあ、あれだけべったりなら普通の感覚をしていれば気付いて当然、かも知れな い。 「で、話を進めてくんないかな?」 「おおそうだった。で、アート、君のほうはどう思ってるわけかな?」 「どうって、何が?」 「ああもうじれったいなあ。 つまり、君は、君を慕って信頼の眼差しを向けてくる君の部下にも等しい女性 を、 その信頼に付け込んでモノにしてしまおうって気は無いのかってことだよ」 「つけっ……そういう言い方するから話がこじれるんじゃ」 「それもそうか。でもどう思ってる?っていうお決まりのセリフに反応できない スカポンタンだしなあ」 「悪かったなスカポンタンで」 「で、実際のところ君はナイト君のことをどう思っているのさ。 自分からもあちこち連れ歩く辺りそう悪い気でもないんじゃないの?」 「何を……」 もしかしてこのままいい具合に話が進むんじゃないかと期待したんだけど、そう はうまくいかないらしい。 以外にもリーダーが目を逸らして呟いたのは、冷めた否定の言葉だった。 「……別に、特別どうこうって訳じゃない。 そんな風になるきっかけもなかったし、実際同僚としての付き合いでしかない わけだし…… とにかく、言えることは何もない」 感情の読めないその言葉は、どことなく突き放した印象をあたしに与える。 これは……ダメかな………? と、そのとき。いつの間にか表情が読めなくなっていたのはギルマスもだった。 無表情で、静かにギルマスが立ち上がる。 「……そう」 そのままゆっくりと歩き出し、ギルマスはテーブルを迂回してリーダーに近付い ていく。 「そうか。 ……… …………そこまで言うんなら、もう僕がモノにしてしまおうかな?」 「なっ!?」 がた、とテーブルが揺れた。リーダーの動揺を示す音だ。 「……いやいや待て待て待て。 絶対お前シンシアをそんな目で見てなかっただろ、さすがに俺にもそのくらい は分かる。 お前ともあろう奴がそんな見え見えのトラップを張るのはやめてくれ」 これにはさすがにあたしも同感だ。一体どうしちゃったんだろう? 「ん?ああ、彼女のことじゃなくて」 「え?」 ギルマスがリーダーの後ろに回った。 ……なんだろう、ギルマスが立ち上がったときはもしかして怒ってるんじゃない かと思って 少し怖かったけど、今はそれ以上になにか嫌な予感がする。一体何を…… リーダーの後ろから、頭の両脇を通ってギルマスの腕が伸びる。 ぎゅっ。 「……あんまり素直にならない悪い子は食べちゃうよ?……君、かわいいから」 「……………………何の真似だ……………………………」 「あれぇ、これだけ長く付き合ってるのに知らなかったのかな」 その女性と見紛わんばかりの端正な顔に怪しげな薄い笑みを浮かべ、ギルマスは 耳元でささやいた。 「……僕、男の子でも女の子でも両方イケる人なんだよ」 ぷつん。 「―――――――――――――!! ぎゃあああああああああああああああああああああ!!? おまっはなっ離せえええええええええええええええええええええええええええ ええええ!!!」 おお……命の叫びだ。魂の慟哭だ。 とりあえず洒落になってないと思う。リーダー本気で嫌がってるよ? 「とまあ冗談は抜きにして」 「冗談なのか!?冗談なのかっ!!?」 必死すぎて鬼気迫るリーダーを完全に無視し、ギルマスは話の続きを再開した。 「いいから。 ……もし本当にそんなつもりがないなら、思わせぶりな態度は罪だと思う」 「………!!」 「ねえ。なんだか事を難しく考えすぎたりはしてない? 僕から見てると、なんだかんだ言って君も結構ナイト君と一緒に行動しようと したりするじゃない。 そんなとき、どんな気持ちで君は彼女に声を掛けてるのか。それだけでいいん だよ?」 「……俺は………」 リーダーが黙り込む。下を向いたまま、何度か同じ事を繰り返す。 「俺は……本当のところ……その………」 何度か繰り返すうち、その言葉には決意がこもってきた。 そして。 「……俺は」 「リーダー、前に受けたクエストのことなんですけど……」 ……… !ああっと!! 場が凍りついた。 手紙を持ってドアノブを持ったまま停止している副長。 そちらに顔を向けて同じく停止しているリーダー。その背中から抱きついたまま のギルマス。 「……あ」 「なっ……何してるんですかーーーーっ!! な、いくらなんでも男同士でそんなにくっつかなくたっていいでしょう!? !!まさかギルマス貴方……!?はっ離れて下さいーーーーっ……!!」 「ちょっと待った……ああもうどうして肝心なときばっかり………」 と、まあそんなわけで。 疲れきったギルマスの声を最後に、その場はうやむやになってしまったのだった 。 「とまあそんなことがあったんだけど」 「とりあえずそんな事を誰が来るか分からないリビングでするもんじゃなかろう 」 ごもっともです。 ベッドに腰掛ける姉御を見上げながらあたしはまた一枚せんべいをかじる。 「でもなぁ、なんか違うような気がするんだよなあ」 「ん?」 「あたしとしてはあれは脈アリだと思うんだけど、なんか理由があって素直にな れない感じがするんだよね」 悪い反応ではなかった……と思う。 だけどそれがあのそっぽを向いたような返答と繋がらない。 「そうか……そーかもしれんなあ」 「ん?姉御、何か知ってんの?」 「………え、 …… いや知らん、何も知らんぞ」 どう聞いても知ってますとしか聞こえません。本当にありがとうございました。 「ね、ね、何知ってんの」 「だから知らんって」 「絶対何か知ってるでしょー。教えてよ」 「知らんと言ってるだろうがしつこいな。あ、そういえば今日は注文したデヴォ カレーアイスが……」 「嘘をつくなぁっ!」 むむむ、このままじゃ逃げられちゃう。 あたしもこの件は気になってきたのだ、ここは強硬手段も仕方ない、よね。 「姉御ー、これなーんだ」 「ん……? ……ひいいいいいぃぃぃぃっ!?しょっしょくっ!?」 「弁当屋名物ろぉぱぁうどんでーすっ」 「うわああああぁあぁあぁあ!何でそんなもんを、一体どこから……やめろっそ れを私に近づけるなぁっ!!」 おーお、効果抜群。 あたしが秘密兵器を持ったその手をほんの少し動かすたび姉御は面白いように悲 鳴を上げる。 「で、姉御が知ってることを教えて欲しいんだけどなあ」 「おまっ……私を脅迫するのか!?」 「物騒なこと言わないでよ、あたしはただ姉御と一緒にうどんでもすすりながら じっくり話を しようとしてるだけで、決して姉御のトラウマに付け込んで情報を強奪しよう なんて気は全然ないんだから」 「きっ貴様……しばらくのうちにまたずいぶんと度胸がつい」 「うねうね~」 「ぎゃああああああああああ!! 分かった!分かったからもうやめろ!!やめ、さっさとしまえええええええ! !」 「で、何を知ってんの?例えばリーダーには恋人を作れない理由があるとか」 「別にそんなことは……ただ、その……昔の彼女が同じ職場にいては恋人も作り づらかろうというだけだ」 ……… おさらい。 ウチのギルドには女性が四人いる。 このうちあたしと副長は話の流れ的にも違うよね。 姫ちゃんも年齢が合わない。 となると残るのは、 「………ええええええぇぇぇぇぇぇっっ!!?」 驚愕の声を上げながら、あたしは羞恥の色に染まって視線を逸らす姉御をまじま じと見る。 だって、ねえ?言われてみればありえない話じゃないけど、でも。 「だから話したくなかったんだ……大体、付き合ってたっていってもお前の想像 してるようなのじゃなくてな? なんというか、状況からして特殊だったし、一人だけじゃないし、子供だった が故の過ちというかその」 「ちょっと待って。今聞き流せない単語があったんだけど。 ……一人だけじゃなかったって何?」 「!」 「そう言ったよね?」 「あああああああもう……… くそ、なんでこんなことに……全部あいつのせいだ……」 「姉御?」 「なあ、これは別にいいだろう?そもそもアートが自分の気持ちに素直になれて いないとしたら、って 話だったじゃないか。脱線もいいところだと思うぞ」 「ま、それはそーなんだけどさ。さすがにここで切られたらあたし気になって これからの人間関係に支障が出そうなんだけど」 「…………はぁ。 …… ………昔、あるところに仲のいい幼馴染の三人組がいた」 「え」 おお、これはもしかして語ってくれるんだろうか。 あたしは心して聞き漏らさないように耳を傾ける。 「その内二人は男の子で、一人は女の子だ。 三人はいつも仲良く遊んでいたが、やがて歳月を経るうち三人の関係にも微妙 な変化が現われてきた」 「ふむふむ」 「で、ある日のことだ。その二人の男の子のうち片方が、女の子に好意を打ち明 けて交際を求めた」 「おお!」 「女の子は戸惑ったが、とりあえず考える時間がほしいといった。 ……で、そうこうしてる間に、そのことを知らないもう一人の男の子も女の子 に告白した」 「おおぉっ!」 「それにも考えさせてくれと返事をし、女の子は考えた。 二人は真剣だ。 自分は二人のことが同じくらいに好きで、とても片方を選ぶことなどできない 。 どうしよう。 ……で、現在の姿からは想像できないんだが当時気弱な少女だったその子は」 「ほんとに想像できない……!」 ごすっ。 「その子ははっきりと決断することができず、悩みに悩み、煮詰まりに煮詰まり 、 煮詰まりすぎて逆にとんでもない方向に結論を出してしまった。 ……なあこれほんとに言わなきゃダメか?」 「うん……聞かせて欲しいな」 「女の子は二人を集め、両方から告白されたことを正直に言った。 そして、戸惑う二人に向けて自分の結論を言った……『二人いっしょじゃ、ダ メ?』」 ぶっ……ちょ、さすがにその展開は。 「それはまた……聞き様によってはとんでもなく大胆なことを……」 「うるさい、百も承知だ…… まあ、そんなわけで三人での恋人もどきごっこが始まっわけだ。 それも年月が経つうちに自然消滅していったわけだが」 「消滅しちゃったの?」 「まあ、結局のところ無理があったということだな。お互い子供だったし。 それに二人なら独占欲云々というものがあるが、三人だと超然とした愛情にし かならん。 そもそも長持ちするはずがなかったんだな」 「なるほどねー。……ってか、それってなんかリーダーとギルマス可哀想な気が ……」 「むぐっ……向こうはそうも思ってないだろうが確かに……だが他に考え付かな かったわけで」 「はいはい」 「まあ……そういうわけでな。もしあの件のせいであいつが縛られるとしたらそ んなことはあってはならない。 この件であいつを見守ってやるのは私の義務……みたいに思う。今夜辺りつっ ついてみるか」 「がんばってー」 そんなわけで、夜。 あたしはそっと窓を開け、屋根のふちに手を掛けた。 んなことしなくてもこの家には屋根裏部屋ってもんがあって、そこからでればい いんだろうけど そんなことしたら今屋根の上にいる人たちにモロばれだ。音を立てないように、 しかし渾身の力で這い上がる。 そうして這い上がった屋根の向こう側に、リーダー達はいた。 「やっほーアート、昼の続きを……って、サクハもいたのか」 ギルマスの声。 「なんだか興味深いことになってるようだからな。私も話を聞かねばならんと思 って」 「ほんっとにお前らは……友達思いなんだかお節介なんだか」 三人がしゃべる。ちなみにあたしがここにいるのは当然、野次馬だからだ。 我ながらしつこいとは思うが、この一件はとても気になって気になって仕方がな いのだ。 「でー、まあ昼の続きだから単刀直入に行くけど、ナイト君に慕われてて実際ど うなのさ」 「私もそこが聞きたい。お前の正直なところをだ。 ……まあ、若い頃のあれがあるとしゃべりづらいかもしれん、が、そこは 若さゆえのなんとやらだ。あの頃のことは、もう、気にしないで言ってくれ。 ……どうなんだ?少なくとも否定的な感情ではないんだろう?」 「簡っ単に言うよな……分かったよ、言うよ。 俺は、その、正直に言って……」 沈黙。 あたしも、そして他の二人も、じっと耳を澄ましているのが分かる。 「…… ………その、まんざらでもないかな、と思う」 「言いやがったなコンチクショウ!!弱装マナバレット!」 「鎧通し!!」 「何故にっ!?」 ……いや、そりゃまずいよリーダー。もっとこう呪い殺されないような言いかた しなきゃ、ねえ? 「何故にだと!?何故にと言ったか!?お前って奴はあああぁぁぁ!!」 「わっ、わっ、なんだか分からんがすまん!俺の言動に不相応なところがあった のは分かったから!」 「あーーまったく。ふう、ちょっと落ち着こう…… 少なくとも、君が不埒な意味で『まんざらでもない』なんて言葉を使う男じゃ ないのは分かってる。 逆に言えば君がそんなことまで言えるってことは……割とマジだね?」 「うぐ」 そうなのかな?あたしにはよく分からない。 姉御も同じ気持ちだったようで、腑に落ちない、といった表情だ。 「そう……か?私にはどうも」 「まんざらでもないって事は、つまり一緒にいていい気分だってことだよ? これが『好意が持てる』とかだったらそれは逆に基準を満たした同僚でしかな い」 なるほど、そういうもんなのか。 「……というのが僕の見解だが、どう?間違ってる?」 ギルマスがリーダーの顔を覗き込む。 「うー……自分でも言葉にしてみて初めて分かったが……結構恥ずかしいことな んだな」 「ってことは大体その通りか」 「あ……ああ……たぶん」 ついに、リーダーは肯定の意を表した。 あとの二人がまずはこれでひと段落といったようにため息をつきながら天を見上 げる。 「ふーーー……やっとここまできたか」 「長かったなぁ」 「長かったって、お前ら」 「で、どうすんの?」 「どうすんのって……」 「別に強制はしないんだけどね?どうせならお付き合いを申し込んでみたらって ことだよ」 「どうせなら、だと?こいつは散々ナイトを待たせてるんだ、一刻も早く焚き付 けるべきじゃないのか?」 「まあまあまあ……気持ちをはっきりしないのはよくないけど、そのことについ て どっちが悪いとかは決めちゃダメだよ。どっちもいろいろ考えてて今までかか っちゃったんだしさ。 でも、アート。サクハのいったことも事実だ。君が彼女に好意を抱いてて、 なおかつ何の障害もないなら僕は交際を申し込むことをお勧めするよ」 そのギルマスの優しげな問いかけに、リーダーはこれまでよりは素直な、だけど 困ったような反応を返した。 「うーん……いやその、言いたいことは分かるんだが……しかし……」 「なんだ、まだ何かあるのか?つくづく面倒くさいやつめ」 「分かってたことでしょ」 「まあな。ほれ、ここまで来たらもう一緒だ、言ってしまえ」 「ああ、その」 「その?」 「その…… ……俺なんかで、いいんだろうか?」 「……居合スイッチ」 「メイジズコンセント」 「わあああまたかよ!?」 …… 不覚にも泣けてきた。なんて救いようのない。 「おまっえはっ……」 姉御の声が震える。 「なに一つしか歳の違わん成人女性に女子生徒に恋してしまった教師のような感 情を抱いてるんだっ!! アホか!!いっぺん豆腐の角に頭をぶつけろ!」 「サクハ、言い過ぎ、言い過ぎ」 「しかしだな、このトーヘンボクは一体」 「彼女は……俺が連れてきたんだ」 「……え?」 わめき散らす姉御がピタリと止まった。 とたんに静かになった場の中で、リーダーは淡々と話し続ける。 「彼女は……故郷にいた。そこで暮らして、働いて、生きていこうと思っていた んだ。 そこへ俺が現れて、彼女を引っ張り込んで、とうとうこんなとこまで連れて来 てしまった」 「それは……違うだろう。大体それじゃ、お前はナイトのついてこようとした決 断を侮辱するような」 「分かってる。分かってるよ、彼女が自分でついてきたんだって事は。 でも、それでも俺は責任を感じずにはいられない。ここまで連れてきた以上、 俺は 彼女が幸せになれるようにするべきだと思う。……その相手が俺だとは、俺は 胸を張って言えない」 ……ああ、大人ってのは難しいんだ。 寂しげに言うリーダーを、姉御とギルマスは、何ともいえずに見下ろしていた。 「本っ当に、バカだなお前は」 「そうか」 「まったくねぇ……」 「……いいか、これだけは言っておくぞ。……後悔だけはしないようにしろ。 後悔ってのは、取り返しがつかないから後悔なんだ」 「分かった……心に留めとくよ」 ―――――――――――――――――――― まあ、その、なんだ。 人間大事なのは、気持ちの切り替えだよね。 とりあえずリーダーと副長の件はあたしにはどうにもならないということが分か った。 なら、あたしは自分に出来ることをするだけだ。 「うひゃー、なんか、すごい地形変わってない?」 「気をつけて、敵も完全に様変わりしてるよ」 ここはバロリオン大森林。 あのあと当初の何かしなくちゃという気持ちを思い出したあたしは、とりあえず そこにいたリーダー、 彼、姫ちゃんをかき集めて冒険に出ることにした。 で、やってきたのがここ。 町の人からなんだか最近異変が起きたようだと噂を聞いてはいたが、まさかここ までとは思わなかった。 「うーん……クエストで頼まれたのは上質な木材だよね?」 「そうだけど……これじゃまるで別のダンジョンだね。同じように手に入るかど うか」 「とりあえず地形の確認が最優先だな。この辺に……無いか?」 あたし達はそろって辺りを見回し、それを探す。 あった。 フロワロの茂みに隠れて、赤く塗られた木の箱が一つ置いてある。 あたしは皆に声をかけ、その密封性の高い蓋を押し開けた。 「あったあった、地図見つけたよ」 後進のために書き残された冒険者の地図は、あたし達にとって泉やポータルと同 じくらいありがたいものだ。 あたしは早速その地図を書き写し始める。地形や通れるところはもちろん、 ドラゴンの生息数や行動範囲が事細かに書かれているそれをトレースしていく。 と、そこであたしはちょっとした違和感に気付いた。 「……リーダー、これ、王者の剣が作った地図じゃない」 「ん?どれ、見せてくれ……本当だな。この紋章は……?」 「ああ、それはミロスの騎士団の紋章ですね」 ミロスの出身である彼が、地図を覗き込んで教えてくれた。 それを聞いたリーダーの眉間に怪訝な色が浮かぶ。 「ミロスの騎士団……? おかしい、少数で動くハントマンならともかく一国の軍隊がいるにしてはここ は静か過ぎる。 ミロスの騎士団はたしか防衛と生存に重点を置いていたと思うんだが、先生。 それでも少数で地図を作るような未開の地に潜るなんてことはあるのか?」 「それは……聞いたことがありませんね」 「となればもう任務を終えて帰ったのか、それにしては……ん?なんだ?」 裾を引っ張る姫ちゃんに視線が落ち、次いでその視線は姫ちゃんが指差す木立の 向こうへと向いた。 そこにいたのは…… 「ドラゴン?」 大型のドラゴンが、茂みの向こうからこちらの様子を伺っている。 だけど不思議なことに、そのドラゴンはいつまで経っても襲い掛かってこようと はしなかった。 ……まるで、何かを恐れて木立の中に隠れているように。 「リーダー」 「ああ、何かやばいな。 情報も何も無しにやってきたのは大失敗どころか迂闊すぎたかもしれない。 ここはさっさと引き上げた方がよさそうだ」 「賛成です、出直しましょう」 危険を感じ、あたし達はもと来た道を引き返すことにする。 周囲を警戒しながら、あたしは一歩踏み出した。 そのときだった。 地面を突き破り、無数の巨大な刃があたし達の足元から続けざまに突き出して現 われたのは。 ―――――――――――――――――――― 「ニアラ、ニアラ、ニアラ、ニアラ、 ヘイズ、ヘイズ、ヘイズ、ヘイズ………」 「お前は何を呪文のように縁起でもない名前を連呼しているんだ」 カザン郊外のギルド『ピースメーカー』のギルドホーム。 そのリビングでサムライに話しかけられ、メイジの青年が顔を上げる。 「ああ、魔法の詠唱の改良をちょっとね。 『ニアラ』と『ヘイズ』は僕達が知る限り唯一の、ドラゴンが自分で名乗った 『竜の名前』だ。 名前には特別な意味があるからね、こういった言葉は強力な触媒になりやすい んだ。 だからちょっとこの名前を使って詠唱を改良できないかなー、と」 「ふぅん」 「ところで、皆はどこだい? さっき大統領府に行って僕達が西大陸に行ってる間の事を色々聞いてきたんだ けど、 帰ったらみんないなくて」 「ナイトはいるが、それ以外は皆出かけたぞ。カエラの奴がもう居ても立っても いられないようでな」 「そう、残念。皆にも話しておきたいことがあったんだけど」 「帰ってからにするしかあるまい。で、どんなことを聞いてきた?」 「まず、これからの活動について。基本的には大物が現われたからといって慌て たりせず、 これまで通りにしていること。ただしミッションへの参加はこれまでより求め られるので注意すること。 ……あと、バロリオン大森林には絶対近付かないこと。もうじき封鎖されて許 可された者以外は 入れなくなるけど、今は人手が足りないので十分に……」 「ちょっと待て!」 「うん?」 「今、バロリオン大森林と言ったか?」 「言ったけど……」 「――あいつらが出かけていったのは、まさにそのバロリオン大森林だ――」 「…… ばっ――!なんてことだ!? あそこは今、ヘイズに完全に制圧されて人間の入れる場所じゃないんだ!! 国土防衛に乗り出したミロス騎士団も壊滅的な打撃を受けて撤退したんだ、 今やあそこはヘイズの防衛システムが徘徊する死の森で、取り残された者たち の救出すら困難な状況なのに!!」 「っ―――!!」 バネ仕掛けのごとくリビングを飛び出し、サムライは階段の下で叫んだ。 「シンシアーーーっ!!! バロリオン大森林に行くぞ、今すぐだ!!アートたちが危ない!!!」 「っ」 ばんっ! 驚くほど早く階段を駆け下りてきたナイトの顔には、ただただ慄然とした表情が 浮かんでいた。 ―――――――――――――――――――― 「くそ……もっと、遠くに……」 朱い森の中、ファイターは傷だらけの足を引きずり、悲鳴を上げる全身に鞭打っ て進む。 両脇には昏倒した仲間達。 意識のない人間を三人抱えて歩くというのはこんなにも辛い。 突然現われた巨大な剣の集合体との戦闘は熾烈を極めた。 圧倒的な機動性と隠密製、そして感情のかけらも見当たらない無機質な殺意。 しかし、本当の恐怖は満身創痍になりながらも恐るべき排除兵器を撃退した直後 にやってきた。 「くっ」 それを思い出し、ファイターは思わず呻いた。 死体。 無数の肉塊。 数多の轢殺死体で形作られ、なお新たな犠牲者を取り込んで膨れ上がるおぞまし い姿。 何十何百という虐殺の上に成り立った死の権化を前に、彼らはまともに抗うこと すらできなかった。 「くそ、下手すれば今頃全員あいつの一部に……そうならなかっただけマシなの か」 苦しげに呟きながら気配を探る。 「追撃範囲から出た……か?」 五感を研ぎ澄まし、慎重に状況を見極める。安全な場所まで逃げ切ったのなら、 一刻も早く仲間達を蘇生したい。 あの巨大な存在感が近くにはいないとファイターが判断した瞬間だった。 木々の間の茂みを掻き分け、小型の魔物たちが一斉に飛び出してくる。 「!ちっ、何でこんなときに……」 仲間達を下ろし、背負っていた巨大な片刃剣を抜き放つ。 魔物達を見据え、ファイターは決然と立ち上がった。 そして、唸り声。 「!!」 木々の向こうから、木々の枝葉をへし折り、草花を踏みしめる音が近付いてくる 。 ドラゴンだ。 恐れる存在が近くにおらず、ボロボロになった獲物を察知して、辛抱できなくな った竜がやってくる。 「なんで……こんなときに………っ!!」 焦りと憤りの極地に雑言を吐き捨て、ファイターは思考をフル回転させた。 どう行動するのが最適なのか。 ドラゴン到達までの時間。 敵は五体。 攻撃か。 蘇生か。 逃走か。 それぞれのリスクを天秤にかけ、今、最も高い確率で生き残れる方法を選ぶ。 「……これしか、ないな」 ゆらり、と殺気が立ち上る。 「キリングリアクト」 ぼそりと呟き、ファイターは神経を極限まで張り詰めさせた。 原始的な闘争本能が解き放たれ、死を恐れる裏返しの殺意が満ち溢れる。 次の瞬間、不退転の覚悟と共にファイターは敵の中へと突撃した。 「……………一っっっ匹!!」 真っ正面に振り下ろした大剣が、目の前にいた魔物を真っ二つに叩き割る。 【action+1!】 それでも止まらずにすぐさま次の敵へ向かうファイターの肩を魔物の毒針がかす った。 「二匹っ!!」 一直線に薙ぎ払った斬撃が空中に浮かぶ魔物の胴を寸断する。 【action+1!】 そのまま後ろへと身体をひねり、ファイターは体当たりしてくる魔物へと剣を降 りぬいた。 「三匹ーーーっ……!」 寸前で軌道を替え、斬撃を避けようとする魔物を、その切っ先が引っ掛けた。 【action+1!】 千切れ飛ぶ魔物に目もくれず、更に次の獲物を求めてファイターは振り返った。 その腹に蛇の魔物が放つ尻尾の一撃がめり込む。 「っぐ……」 くぐもった声を上げるファイターが次にしたのは、剣を振り上げることだった。 「……四匹」 容赦も躊躇も無く振り下ろされた鉄の刃は、魔物を身動きすらさせずに叩き潰し た。 【action+1!】 「……っ」 残るはあと一匹。 集中力の限界に達することで可能になった連続行動の、その最後の力を振り絞っ て ファイターは最後の一匹に襲い掛かった。 「これで……」 思い切り踏み込みながら、必殺の斬撃が敵へ滑る。 「ラストだーーーーーーーっ!!!」 全ての力を一撃に込めて、ファイターは最後の一体に向けて大剣を振り下ろす。 その瞬間に、肩口の痺れが牙をむいた。 【miss!】 「しまっ……」 咆哮。 異変に振り返る魔物を踏み潰し、最悪の脅威が戦場に突入する。 オオオオオオォォォォォォ!! 【来た!ドラゴンだ!】 ファイターの中で何かが切れる。 「……舐めるなあああぁぁぁっ!!!」 逆上の咆哮。 衝動のままに喚き散らし、一人と一体が激突した。 斬り裂く大剣をものともせず巨大なドラゴンがその牙でファイターを襲う。 「げふ……!!」 至近距離でドラゴンとファイターの目が合った。 「……う」 限界に達してガクガクと震える身体を押さえつけ、ファイターが何か叫ぼうと口 を開く。 もう一度、巨大な牙が鎧の上からファイターを喰い締めた。 「ぐ……あ、あ、 ……っ、 かませ犬にも、意地はあるんだぁぁッ!!!」 血を吐くような叫びと共に大剣が横薙ぎに払われる。 重い一撃が、ドラゴンの顎に深い傷を刻んでその動きを鈍らせた。 ドラゴンが吼える。 「っ!」 よろめく足を踏みしめ、ファイターは距離をとって血濡れのままドラゴンと正対 した。 数秒の間、一人と一体の間に沈黙が流れる。 そしてまた何の前触れもなく、一人と一体は同時に地を蹴った。 「うおおおおおおおっ!!」 激突。 重い頭突きを叩き込んだドラゴンは、怪訝そうに目の前の人間を見た。 最後の逆襲として手痛い一撃も想定していたが、この人間は今何もしてこなかっ た。 否。 輝く結晶が、放物線を描いてファイターの倒れ伏す仲間へ……カエラの下へと、 飛んでいく。 「後は……頼む」 ヒュプノ結晶がまばゆい光を放つのを見ながら、ファイターの意識は闇へと沈ん でいった。 ―――――――――――――――――――― 「どこだ!どこにいる!?」 「リーダー!カエラさん!アルフレッドさんっ!!返事を、返事をしてください っ!」 三人の冒険者達が仲間を呼びながら森の中を進んでゆく。 「くそ、どこにいるんだ……?頼むから無事でいてくれよ……」 「皆、どこですか……」 「泣くんじゃない!悪いほうに考えてもどうにもならんぞ、下手すれば私たちも 危ないんだ、気を引き締めろ!!」 「すっ、すいま……」 「大丈夫だ。そう簡単に死ぬようなメンバーじゃない、遅くなりさえしなければ ……」 がさり。 そのとき、木立が揺れた。 反射的に戦闘態勢を取る冒険者達の前に、それは現われる。 「ふーっ……!ふーっ……!!」 「カっ……」 「カエラっ!?」 必死の形相を貼り付けて、カエラは震える足を踏み出した。 右腕でヒーラーを引きずり、左腕で背中のファイターを支え、喰いしばった歯に はプリンセスの服の襟が噛み締められている。 「……っ」 三人が駆け寄ると共に、プリンセスの身体が地面に落ちた。 「大丈夫か!?何があった!?」 「怪我は!?今治療します……!」 「あたしは、大丈夫……それより、リーダーを………!!」 そういってカエラが背中から下ろしたファイターを見て、三人は一斉に息を呑ん だ。 満身創痍、などといったものではない。彼は死に瀕していた。 体中のいたるところが傷だらけ、そしてなにより体力を使い切った身体からは驚 くほど生気が抜け切っている。 「……あ、あ……!!」 ナイトが蒼白になりながら絶句した。 「あたし達、皆、やられて……リーダーが一人で戦って、あたしを蘇生して、で も…… もう、回復、できなくて……薬がなく、て……!」 「分かった、分かったから」 カエラが泣きそうになりながら話す横で、ナイトがファイターの傍らに跪く。 「リーダー……!しっかりしてください、お願いですから、ねえ!!」 「……う………」 切羽詰った呼びかけに、ファイターの目がゆっくりと開いた。 焦点の合わない瞳が辛うじてナイトの姿を捉える。 「シンシア……か……?」 「リーダー!」 目の前にいる相手が自分の知っている相手であることを理解し、ファイターは苦 しげに言葉をつなぐ。 呼吸するたびに異音が混じった。 「心配掛けて、すまない。ちょっと、しくじった……」 「何言ってるんですか!とにかく、治療しますから少し待って……」 そう言ってナイトは立ち上がろうとする。 その腕を、傷だらけのファイターの手が掴んで引き止めた。 「待て……」 「……?リーダー?」 「聞いてくれないか…… これまでにも……いろいろヤバイ目にはあったが……今回は、ダメかもしれな いんだ」 「……!!何を言ってるんですか!?そんなこと、冗談でも」 「シンシア」 「っ」 「俺は……卑怯者だ。本当は、気付いてたんだ」 「リーダー、何を、……!」 ファイターの手がナイトの頬に触れる。 血色のいい頬が固まりかけた血のこびりつく手で撫でられて赤黒く汚れた。 「シンシアがついて来てくれるって言ったときから、ずっと、気付いてた。 嬉しかった。嬉しかったけど……不安だったんだ。、 だから、気付いてたのにずっと、知らない振りをしてた。臆病で、何も言えな くて」 「……!!」 「シンシアが一緒にいてくれると嬉しかった。 そのくせ表面では気付かない振りをして、シンシアを無視し続けて…… 最低なんだ。口では偉そうなことを言いながら、心の中では何回もシンシアを 汚してた」 「……リーダー」 「……ヴィクター、サクハ、お前達に言ったのは、たぶん、嘘だったんだ。 本当は、あの頃みたいに終わってしまうのが怖くて、シンシアが好意を寄せて くれてる 今の状況が心地よくて、だから、今のまま、ずっと俺だけを見ていて欲しかっ ただけなんだ。 俺は、俺は、世界一の卑怯者だ………!!」 「アート」 「あ……リーダー、そんな……!」 「本当に、すまなかった…… はは、取り返しがつかないから後悔なんだ、か……本当にその通りだよ。 こんなことなら、もっと早く言ってしまえばよかったんだ。 自分のエゴでここまで引っ張っておいて、こんなときに言うなんて、本当に最 悪だよな」 「リーダー、それなら、死なないでください!! 卑怯じゃないですか!!悪いと思ってるなら責任を取って下さい! ……私のこと、捨てないって言ったじゃないですか……! あなたが死んだら、私は、私は………!!」 「ああ……そう、だなシンシア。もし、生きられたら……俺に、幸せにさせて欲 しい。 できるかどうか分からないけど、頑張るから、だから……くそ、目が見えなく なってきた…… 悔しいな……こんなとこで、死にたくなんて、ない、のに…………」 「…… リーダー?リーダー!?」 「ぅ……」 それっきり、ファイターの意識は再び失われた。 後には今にも命の灯が尽きようとする危機的な状況が残る。 「あ、そんな、そんな……」 ―――――――――――――――――――― 「……死なせるものか」 ようやく効果を発揮し始めたヒュプノ結晶を前に、ギルマスが立ち上がる。 「アルフレッド、起きてくれ。今すぐだ」 「う、ぐ……?」 やっと昏倒状態から復帰した彼はすぐに辺りを見渡して状況を判断しようと立ち 上がった。 やや遅れて姫ちゃんもも回復し、立ち上がる。 そんな彼に、ギルマスは黙ってリーダーを指差して見せた。 「!リーダー!?」 「頼む、どんな手を使ってもいい。ミロスに着くまで、彼をもたせてくれ」 「はっ、はい!薬剤は!?」 「ここにある」 治療を開始する彼を見ながら、ギルマスはこれまでに無い真剣な口調で語り始め る。 「見ての通りだ。できるだけ早くここを脱出し、ミロスへ行かなければならない 。全員の力を貸してくれ」 あたしは、そして全員がうなずいた。 「よし、じゃ早速行こ……」 そういってあたしは踏み出そうとした。 ……あれ? 気がつけば地面に倒れている。 「カエラ!?」 リーダーに全力で光を注ぎ込みながら彼が声を掛けてきた。 そっか。さすがに無理が過ぎて、あたしの体も限界を超えたんだ。 ……冗談じゃない。 「アルフレッド」 「大丈……」 「立たせて。ううん、『戦えるようにして』」 「……」 倒れ伏したまま真っ直ぐに彼の目を見つめる。 いつもの彼ならあたしに無理をせず休むように言うだろう。 「……腕を出して」 彼は一本の薬剤をあたしの腕に注射した。分かってくれてる、いい判断だね。大 好き。 「あとで、指一本も動かせなくなるからね」 「分かってる」 ガクガクとあたしは立ち上がる。 「エクスポータは?」 「入り口になど戻ってられない、直接森をぶち抜いてミロスの方向に向かう」 「できるのか?」 「やるだけだ」 言うが早いか、ギルマスは魔法の詠唱を開始した。 宝珠が揺れ、マナが編みこまれて複雑に光る。 「詠唱、フレイム…… 敵の名は『ヘイズ』。屠れ、『ヘイズ』の血を受けし子らを焼き尽くせ!往け 、汝の名は我が紅炎の僕なり!!」 火花が散った、と思う間もなく木々の壁が吹き飛んだ。 真竜の力を受けて変異した木々があっという間に炎に包まれ、焼け朽ちていく。 「応急処置終わりました!後はマナが続く限り注ぎ込んでもたせるほかありませ ん!」 「マナだろうが魂の半分だろうがくれてやる!なんとしても持たせてくれ!」 「ナイト、アートを背負え。できるか?」 「ぐすっ……はい、できます。やってみせます」 「準備はいいね……さあ、行くぞ!!」 そうしてあたし達は、決死の進軍を開始した。 ―――――――――――――――――――― 知らない天井。 「……」 うわぁ、あんなこと言って生き残っちまった。 それがまず最初にファイターの思ったことだった。 「ここは……」 頭を動かし、辺りを見回す。と、すぐそばにファイターの寝ているベッドにもた れながら眠っている ナイトの寝顔が目に入ってきて、彼は生きててよかった、と感想を撤回した。 「……ん」 わずかな振動を感じ取ったのか、ナイトが眠りから覚める。 寝ぼけまなこのまま、ナイトはファイターに挨拶した。 「……おはようございます」 「おはよう」 「……」 「……」 沈黙が流れる。重苦しさのない、ありふれた沈黙が。 「……あの、リーダー」 「ああ」 沈黙を破って、ナイトが口を開いた。その目はせわしなく泳ぎ、頬が紅潮するの を抑えられない。 それを見たファイターもまた、そわそわと落ち着きなくし始めた。 「あの、その」 「……」 「ですから、あの」 「……」 「……気を失われる前に言われたこと、本当ですか……?」 ―――――――――――――――――――― 残念ながら、あたしはこの先を聞くことができなかった。 なぜなら、中の様子を確かめもせずおかゆを持ったあたしが病室に飛び込んでし まったからだ。 まあ、とりあえず書けることはもう一つある。 現在、リーダーと副長は清く正しいお付き合いを継続している。
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/142.html
戻る 占い師に必要なもの 巡り巡って庭師の鋏 草原に咲く幻の花 「あの商品」を求めて 探せ! 抜け道調査隊! 一流料理人への第一歩 究極の選択? 妖精の羽を集めて! 大きなどんぐりを集めて! 占い師に必要なもの 民家3 {お客の女性} これが当たってなかったら怒るから! {占い師フォン} ………… {占い師フォン} あなたも当たらない占いを聞きに来たのですか? 占いを聞きにきましたか?→はい {占い師フォン} …当たらないとわかっていてなぜ私の所へ来るのでしょうか? …すみません今日はもう終わりなんです 占いを聞きにきましたか?→いいえ {占い師フォン} そうですよね当たらない占いを聞いても仕方ないですもんね {占い師フォン} あぁ、アレがあれば私だって… {占い師フォン} …すみません今日はもう終わりなんです あぁ、アレがあれば私だって… {占い師フォン} ハントマンの方ですか来て下さってありがとうございます 持ってきてほしいものは月の水晶です それがあれば占いの的中率が120%!…らしいのです どうしてもそれが必要なんです! ミロスのどこかにあるらしいので探して持ってきてくださいよろしくお願いします {占い師フォン} 月の水晶、持ってきてくれましたか? 持ってきましたか?→はい (*1)(*2) {占い師フォン} 本当ですか!どれが月の水晶です!? 月の水晶を渡しますか?→はい 『月の水晶?』を手渡した! {占い師フォン} あぁ!ありがとうございま…す…? これが月の水晶ですか?ずいぶんと汚れてますね…磨けばきれいになるかな? …ともかくありがとうございますこれで私の占いは的中率120%です! {占い師フォン} ありがとうございましたこれで私の占いは的中率120%です! お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ 月の水晶を渡しますか?→いいえ {占い師フォン} どうして渡してくれないんですか? …え? 偽物かもしれない?それは困りましたね… …あぁ、私はこれから何を頼りにしたら良いのか… これまでどおりやっていくしかないのかしら… {占い師フォン} 本物の月の水晶がないなんて…私はこれからどうすれば… 結果はともかく調べてくださってありがとうございました お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ… {占い師フォン} どこにお持ちなんです?ちゃんと探して持ってきてください 持ってきましたか?→いいえ {占い師フォン} 月の水晶ですよちゃんと探して持ってきてください ん? それとも何か私に言いたいことでもあるのですか? 話したいことがありますか?→はい (*3) {占い師フォン} …占いに必要なものは水晶ではなく話術かもしれない?それはどういうことですか? うんうん…ふむふむ…なるほど…… 本当にそれでうまくいくでしょうか? でも、その話を信じかけている私がいる… よし、話術を磨いてみることにします {占い師フォン} ありがとうございましたこれから話術を磨いてみることにします お礼はクエストオフィスにあずけてありますよ {占い師フォン} …世間話は良いですよ月の水晶、ちゃんと探して持ってきてくださいね 話したいことがありますか?→いいえ {占い師フォン} 月の水晶、おねがいしますね 城下町 {ダリア道具店} 月の水晶、ですか?…申し訳ありませんが取り扱っておりません 商売柄、道具には詳しくなりますが…うーん… {ダリア道具店} 月の水晶…月の水晶…んー…聞いたことがない…ような…ある…ような… {ダリア道具店} …やっぱり思い出せませんそこの倉庫の中を探し頂いてもしもあったらお持ちください その他の商品でしたらこちらにこざいますよ {ませた少年} 占いってさー、たぶん、ちょっと自分の悩みを聞いてもらいたいだけなんだと思うよ {たたずむおじさん} よく当たるモノがミロスのどこかにあるらしいぞそれが何なのかは知らないけど 弓? くじ?食中毒だったりして! {的外れな男性} 月の巣、衣装?なんだいそれは? え? 売らない?そんな変なの、頼まれても買わないよ! 安眠センター {ディエス} 月の水晶?占いの的中率が120%になる?…似たような話なら知ってるぞ なんでも「うそつきの水晶」っていうのがあって、それの占い外れ率は120%だとか しかも、それがミロスに流れ着いたとかっていう話本当かどうかは知らないけどな 民家3 {悩める母親} 占いについて? そうねぇ…当たると思っていた占いが当たらなかったり 当たらないと思っていた占いが当たったり… 悪いことばっかり当たると思ってたけど、よく考えると良いこと当たってるし つまり占いって聞いた本人の受け止め方しだいってことかしら? 騎士詰め所 {口の回る騎士} 俺に言わせれば、人を信じさせるのに必要なのは話術なんだ 言い方しだいで、どんなことでもそれが真実になる…つまりはそういうことさ {悩む騎士} いつもこいつの言うことには納得してしまう… あとで考えれば理不尽な感じもするんだけど… 庭園 {物知りおばさん} 月の水晶かい? そうだねぇ…町の人の話を聞くと場所がわかるんじゃないかい? あるいは新しい解決法も見つかるかもしれないねぇ… {迷っている男} 月の水晶? 聞いたことないなぁそういうのなら道具屋に置いてるんじゃないのかい 倉庫 (*4) 薄汚れた球体がある 持っていきますか?→はい 『月の水晶?』を手に入れた! 巡り巡って庭師の鋏 庭園 {迷路庭園の庭師} 困った…切った枝葉と共に捨ててしまったんだろうか… ああ、ハサミがなければこの迷路庭園の手入れなど到底ままならない… どうしたものか… {迷路庭園の庭師} ああ、あなた方が私の依頼を受けてくださったんですねありがとうございます 私はこの迷路庭園を手入れしている庭師です しかし、先日、うっかり手入れ用のハサミをなくしてしまい、大変困っているのです そこで、あなた方には代わりとなるハサミを探してきて欲しいのです …とはいえ、今は丁度道具屋でもハサミをきらしているとのこと 町の住民でハサミを持っている人はいそうですが、果たして渡してくれるかどうか… …とりあえず、お役に立てるか分かりませんが、余っているジョウロをお渡しします 売ってもお金にはなりませんが園芸をしている人ならばほしがる品でしょう これを元手にして、どうにかハサミを手に入れてください…頼みますよ! 『ジョウロ』をもらった! {迷路庭園の庭師} どうです?ハサミは見つかりましたか?…そう、まだですか… きっとこの町の中にハサミを持っている人がいるはずです あのジョウロは園芸をしている人には重宝される品です そこからどうにかハサミに行き着くといいのですが…頼みますよ! {物知りおばさん} ハサミをゆずってくれそうな人を探している?そうだねぇ… 兵士の詰め所には、いろいろな道具がそろっていると聞くよ何かと交換してもらえるかもね 城下町 {お花好きの少女} うーん…お花さん、元気がないなぁ… お水あげたら元気になるかな?でも、どうやってお水をあげよう… あっ、それ、ジョウロ! ねぇねぇ、そのジョウロ私にちょうだい!お花さんにお水をあげるの ジョウロを譲りますか?→はい {お花好きの少女} わーい、ありがとう!これでお花さんにお水をあげられるの お礼に、このお花さんの種をわけてあげるね! とっても綺麗だから旅人さんにも大人気のお花なんだよ♪ 「ジョウロ」を渡して「花の種」を手に入れた! {お花好きの少女} お花にーお水をーあげましょう♪きれいにーげんきにーなりますようにー♪ このお花はミロスの特産品なの!旅人さんに人気なのよ ジョウロを譲りますか?→いいえ {お花好きの少女} …うぅ…けちー! 安眠センター 2階 {旅するルシェ} ん、お前達は旅人か?私も、西の大陸からここまで旅をしてきたんだ …ここは温暖で美しい国だ同郷の仲間に、何か土産をもって帰りたいのだが… やはり美しい花がいいだろうかしかし、生花をもって海を越えるのは… (*5) ん、お前達は旅人か?私も、西の大陸からここまで旅をしてきたんだ …ここは温暖で美しい国だ同郷の仲間に、何か土産をもって帰りたいのだが… やはり美しい花がいいだろうかしかし、生花をもって海を越えるのは… おや…お前が持っているのは花の種ではないか …よければ、それを私にゆずってはくれないか? 花の種を譲りますか?→はい {旅するルシェ} ああ、ありがたいできるかわからんがこれを故郷で育ててみよう お礼と言ってはなんだが私が旅の途中で手に入れたこのハーブをあげよう 料理に使うといい香りが出るらしい是非使ってみてくれ 「花の種」を渡して「ハーブ」を手に入れた! {旅するルシェ} もらった種は故郷で育ててみることにするうまく咲くといいが… あのハーブは料理に使うといいと商人は言っていたぞ 花の種を譲りますか?→いいえ {旅するルシェ} …そうか急な話ですまなかったな何か別のものを探すとするよ 民家1 {料理研究家の女性} うーん…何かが足りないわ…後もう少しで完璧になる気がするのに…! ああ、どこかに私の新作料理をパーーーフェクトにしてくれる素敵な食材はないかしら! (*6) {料理研究家の女性} うーん…何かが足りないわ…後もう少しで完璧になる気がするのに…! ああ、どこかに私の新作料理をパーーーフェクトにしてくれる素敵な食材はないかしら! あ、貴方…!貴方が持っているハーブは何!?ちょっと見せて頂戴! …くんくん…ああ、いい香り…そうよ、これだわ私が求めていたのはこれ! ねぇ、このハーブ私に譲って頂けないかしら?お願い! ハーブを譲りますか?→はい {料理研究家の女性} ああ、ありがとう!これで私の新作料理もよりパーーーフェクトに!!>お礼に、さっき焼いたクッキーをあげるわこれも自信作なのよ 「ハーブ」を渡して「クッキー」を手に入れた! {料理研究家の女性} 素晴らしい、素晴らしいわ!これぞ私の求めていた香り!これで新作料理は完成よ! あのクッキーも私の自信作!お腹がすいているひとなんてイチコロにできるわよ! ハーブを譲りますか?→いいえ {料理研究家の女性} どうしても駄目かしら…?気が変わったらいつもで声をかけて! 騎士詰め所 {騎士見習いの青年} うぅ…腹が…腹が減りました…何か、食べるものを… (*7) {騎士見習いの青年} うぅ…腹が…腹が減りました…何か、食べるものを… こ、この匂いは!なんて香ばしいいい匂いでしょう!何か持っていますね!? それは…クッキー!!ああ、たまらない…お願いです、それを下さい! クッキーを譲りますか?→はい {騎士見習いの青年} おおお…クッキー!なんて甘く香ばしい匂い!空っぽの腹に染み入るようです 今の僕にとって、このクッキーはどんな金貨よりも価値がある何かお礼をしたいのですが… え、ハサミ?ああ、それなら持っていますよこんなのでよければどうぞ 「クッキー」を渡して「ハサミ」を手に入れた! {騎士見習いの青年} あのクッキー…一生忘れられない味です…思い出すだけで…ああ! クッキーを譲りますか?→いいえ {騎士見習いの青年} …そんな!それはもう、世界の終わりです!ああ…クッキー… 庭園 {迷路庭園の庭師} おお、それは!ハサミを持ってきて下さったんですね! 『ハサミ』を手渡した! {迷路庭園の庭師} ああ…本当にありがとうございますこれでまた仕事が出来る ささやかですがお礼をクエストオフィスに預けておきました あなた方のためにもこの庭園を、いつまでも美しく手入れしていこうと思います 草原に咲く幻の花 城下町 {考え込む女性} ………… あぁ…やはりここにあるような花じゃ、あれほどの感動は起きないわね… どこかにあの花を取ってきてくれる人はいないかしら? {考え込む女性} あなたが花を取ってきてくださる方?待っていたのよ …依頼した花は、街の外で偶然にみかけたものなの 道に迷ったときに、あの花が1輪暗闇の中で真っ白に咲いていたわ その花のおかげで再び歩き出す元気が出てきたの 物知りおばさんにその花のことを聞いてみたら、限られた時期にしか咲かない幻の花らしいの なんとかそれを見つけて持ってきてくれないかしら? ミロスのみんなにも見てもらって多くの人に感動してほしいのよろしくお願いね {考え込む女性} その花の場所?実は覚えていないの… あ、でも、花のことを教えてくれた物知りおばさんなら知ってるかも だいたいいつも噴水の所にいらっしゃるわ 庭園 {物知りおばさん} 私が物知りおばさんかって? ちまたではそう呼ばれてるかもしれんが、何でも知ってるわけじゃないよ 幻の花?…そうだねぇ… その花はミロス地方でしか咲かない希少な種で、存在は確認されているが詳細は不明 花を咲かせることも珍しく劣悪な環境に耐え丈夫に育ったものが 最高の条件を満たした時にしか咲かないらしいミロス南方での目撃情報が多い …って、ところじゃないかねぇ 具体的な場所までは知らないよ商人か旅人か、そういう人なら知ってるかもねぇ {物知りおばさん} あれは希少な花だよたまにミロスの南方で目撃されることがあるらしい 具体的な場所までは知らないよ商人か旅人か、そういう人なら知ってるかもねぇ 安眠センター 2階 {さすらう商人} 幻の花? さっき見たわよ? 本当だって! 商売柄、珍しい物は調査するし、自分の目で確認しないと気がすまないからね 場所を教えてほしい?じゃあ100Gね そりゃあ、お金を払っていただくわよ私、商人だもの お金を払いますか?→はい 100G支払った! {さすらう商人} 毎度あり~幻の花を見つけるには、まずミロスの街から出て 南西にある看板を探すのそこから南に20歩行ったところに咲いていたわ 今から行けば、咲いているのを見られるかもしれないわね お金を払いますか?→いいえ {さすらう商人} そ、自分で探すのねまぁ、気が変わったらいつでも言いにきて {さすらう商人} …ひとつ断っておくけどあの花はつんではダメよ 商人であるこの私が、希少価値のあるものを入手しなかったんだから…わかるでしょ? ミロスエリア 真っ白な花が咲いているつみとりますか?---- つみとりますか?→はい 花の香りに吸い寄せられてどこからかモンスターが現れた! 更にモンスターが集まってきた! モンスターを完全に追い払った! 本当に花をつみとりますか?→はい 『幻の花』を手に入れた! 本当に花をつみとりますか?→いいえ つみとりますか?→いいえ 真っ白な花はとても綺麗だ ミロス連邦国 {考え込む女性} それが幻の花…? 本当に?…私があの時に見た輝きが全然ないわ 『幻の花』を手渡した! {考え込む女性} 本当にこれが幻の花なのね?……そう あの場所で1輪、可憐に咲いていたからこその美しさだったのかしら… …報酬はクエストオフィスで受け取ってください {考え込む女性} これが、あの幻の花……報酬はクエストオフィスで受け取ってください (*8) {考え込む女性} 幻の花はどうしたんですか?見つけたけど持ってこなかった? どうしてです?…あの場に存在しているからこその美しさ? 私にはよくわかりませんあの場にあっても感動できる人は少ないのです それよりもみんなに知ってもらった方が価値が出ると思いませんか? 幻のままじゃ、なんの役にも立ちませんもの… …とりあえず、依頼は完了していただいて結構です…どうぞ、報告に行ってください あなたがたの言いたいことは私にはわかりません少し、考えてみます… …依頼は完了して頂いて結構ですクエストオフィスで報酬を受け取ってください 「あの商品」を求めて 騎士詰め所 {騎士見習い青年} ああ、アレがほしい…!だけど、あんなもの堂々と頼めないし… オフィスに依頼を出してどこかのギルドにこっそりお願いしよう… {騎士見習いの青年} オフィスに依頼してどこかのギルドがそれを…完璧…完璧な計画… {騎士見習いの青年} …もしかして、みなさんが依頼をうけてくれたでありますか!? よりにもよってこんな有名なギルドに…!は、は、はずかしい…… きょ、恐縮であります!よろしくお願いいたします! えっと…今回の依頼はとある品を買ってきてほしいという依頼です え? 何がほしいのか?そ、それは…買ってからのお楽しみです! その商品を扱っている商人はカザンより南の孤島にあるゴロランの館に来るそうです しかし、その商人はいつでも館にいるわけではなく気まぐれで現れるとか… 特別な交渉術を身に着けた人にしか「あの商品」を売らないという噂もありますし 少々ご面倒をおかけするかもしれません… ですがどうか、ここを抜け出せない自分に代わってアレを買ってきてください! {騎士見習いの青年} あの商品を扱っている商人はカザンより南の孤島にあるゴロランの館に来るそうです しかし、その商人はいつでも館にいるわけではなく気まぐれで現れるとか… 特別な交渉術を身に着けた人にしか「あの商品」を売らないという噂もありますし 少々ご面倒をおかけするかもしれません… 探せ! 抜け道調査隊! 城下町 {調査隊の女性} うぅ…私、地図を読むの自体苦手なのに抜け道調査なんてできないよ! どうして単独行動になっちゃたかなぁ…だーれかー! ヘルプミー! {調査隊の女性} 私ひとりで抜け道調査なんて絶対できっこないって…だーれかー! ヘルプミー! ああ、あなたが助っ人さんね!よろしくおねがいしますー! …私ね、「抜け道調査隊」ってギルドに所属してるの 世界各地にあるダンジョン…それらの抜け道を調査するのが私たちの仕事なのよ 抜け道っていうのはねながーい道程をショートカットし一気に入り口まで戻る道のことよ でも今回は、いつも私と一緒に調査をしている人が体調をくずしちゃって… 私ひとりじゃ迷子は必須だし敵なんて出たときにはひとたまりもないわ だから、優秀なハントマンに調査を肩代わりしてもらいたいってことなの …で、今回の調査対象はロラッカ森林の中部よ 森林のどこかに抜け道があるはずだから、ひたすら調べまくって発見してね! 抜け道はパッと見じゃわからないわとにかく調べまくるの! 抜け道から風が漏れていることがあるからそれをヒントに探すといいわよ じゃあ、地道な作業だけど頑張ってちょうだいねー! {調査隊の女性} あ、もしかして抜け道を見つけてきたの!?すごーい! あんな地道な作業よく頑張ったね!って、私が言うのも変か… …うん、おかげさまで今回の調査を終了することができるわ そうそう、抜け道はロラッカ森林だけじゃなくていろんな場所に存在するから 怪しそうなところはどんどんしらべてみるといいわ お礼はオフィスに預けたからねじゃ、私、次の場所に行くからね♪どうもありがとう! 一流料理人への第一歩 民家1 {料理研究家の女性} あぁ、伝授したい伝授したい伝授したい伝授したい!! {料理研究家の女性} 誰でもいいから私の料理を伝授されなさーい!! {料理研究家の女性} あなたの家に弟子を行かせたからその子から習いなさい 私は新しいメニューの研究に忙しいの カザン共和国(ギルドハウス) {料理研究家の弟子} すみません勝手にお邪魔しちゃいました 料理研究家特製料理を伝授しに来たものです さっそく伝授します…と言いたいのですが材料がちょっと足りませんね 今から言う素材を持ってきてください つややかゼリーと伸縮する触手と貴重な角です 究極の選択? 庭園 {闇の商人} オレがオマエに問う?オマエは何派だ!? 犬か? 猫か?さぁ、答えてみろ {闇の商人} ぶはははははは!さぁ、答えは出たか? {闇の商人} オマエに問おう 犬派のオマエならばするどい牙を3つ持ってこい 猫派のオマエならばするどい爪を3つだ さぁ、時間がないぞ次までにオマエの答えを証明するものを持ってこい べつに時間制限があるわけではございません {闇の商人} おお、ようやく答えを出したかさぁ答えを聞こう オマエは犬派か? 犬派ですか?→はい {闇の商人} 犬派のオマエなら当然するどい牙を3つを持ってきたよな? 『するどい牙』を手渡した! {闇の商人} おお、本当に犬派か!あの誠実なところがオレも大好きだ そんなオマエには犬をやろう カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい (*9) {闇の商人} なんだ?口先だけではないか! 犬派ならばするどい牙を3つ持ってこい 犬派ですか?→いいえ {闇の商人} ならば、猫派か? やっぱり猫が好き?→はい {闇の商人} 猫派のオマエなら当然するどい爪を3つを持ってきたよな? 『するどい爪』を手渡した! {闇の商人} おお、本当に犬派か!あの気まぐれだが愛らしい姿がオレも大好きだ そんなオマエには猫をやろう カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい (*10) {闇の商人} なんだ?口先だけではないか? 猫派ならばするどい爪を3つ持ってこい やっぱり猫が好き?→いいえ {闇の商人} もしや、どちらもかわいくて選べないというのか? あるいは…他の動物派なのか!? 他の動物派ですか?→はい {闇の商人} そうか…では、お前は牛派ということにしておくとしようベイベイ 牛を愛しているのならばするどい牙もするどい爪も3つずつ集めてくるがいい! 『するどい牙』を手渡した! 『するどい爪』を手渡した! {闇の商人} ほほ~、さすが牛派そんじゅうそこらのヤツとは気合がちがうぜベイベイ …というわけでオマエには牛をやる カザンにあるオマエらのギルドハウスに届けておいたぞ受け取るがいい ふたつを用意するとはおぬし、やりおるな!ベイベイ! (*11) {闇の商人} なんだ!ぜんぜん足らないではないか しょせんオマエの志などこの程度か? たわけ! 他の動物派ですか?→いいえ {闇の商人} では何だというのだ!もしや、動物はきらいか? …まさか、そんなはずはないよなでは、もう一度言うぞ 犬派ならばするどい牙を3つ 猫派ならばするどい爪を3つ持ってこい さぁ次までにオマエの答えを証明するものを持ってこい {闇の商人} 早くギルドハウスに戻るんだかわいいペットが待ってるぞ カザン(ギルドハウス) (*12) {ポチ} ワンワン♪ (*13) {たま} ニャ~♪ (*14) {牛衛兵} ンモォ~♪ 妖精の羽を集めて! 城内 {ジュラ} 妖精さんって素敵ですよねぇ乙女の憧れですぅ だけどジュラはメイドの身お城を離れるわけにはいかないのですよぉ …ああ、せめて真珠みたいに輝くという妖精の羽が見たいですぅ…! {ジュラ} 妖精さんって素敵ですぅせめて羽だけでも見てみたいんですよぉ {ジュラ} あっ、依頼をうけてくださったんですねぇ♪ありがとうございますぅ えっと、妖精の羽を6枚とってきてもらえますかぁ?どうしても見たいんですぅ! いっぱい飾って私のお部屋を妖精さんの園にするんですよぉ♪ {ジュラ} 妖精の羽を6枚とってきてもらえますかぁ?どうしても見たいんですぅ! 大きなどんぐりを集めて! 城下町 {ませた少年} 「どんぐりの背比べ」って言葉知ってる? アイゼンの本に書いてあったんだ? 平凡なものばっかりで大して変わりがないって意味らしいよ でもさ、本当にそうなのかな?どんぐりで、圧倒的に差があることってないのかな? ねぇ、どこかでとても大きなどんぐりをみかけなかった? {ませた少年} 大きなどんぐりを探しているんだ ねぇ、もし見かけたら僕のところにもってきてよ! {ませた少年} 「どんぐりの背比べ」って言葉の真実を確かめたいんだ どこかで大きなどんぐりを拾ってきてくれないかな1つでいいからね! 戻る
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/81.html
ちびキャラトーク(パターンC) ちびキャラトークのファイター3:モイコ/ファイター4:ハルカラ/メイジ3:イクラクン/プリンセス4:モモメノのトーク詳細。 1日目 「あ、はじめまして! ボクの名前は○○。 カザンの街ははじめて? ボクもなんだよ。新参者同士、よろしくね!」(♪) 2日目 「ボクは各地を転々と旅しながら 魔法と竜の研究をしているんだ。 キミは旅行は好きかい? 」 →YES 「旅行は良いよね! 様々な出会いがあるし 何よりのんびりとできるからね! 」(♪) →NO 「そうかぁ… ゆっくりと歩きながら 色々なところに行くのは楽しいよ? 」 3日目 「やあ、また会ったね。 元気にしてたかい? ボクはまだこの街を うろうろとしながら 魔法の研究を続けるつもり。 また会うかもね。 」(♪) 4日目 「それにしても、みんなは 血気盛んだよね。 喜び勇んで竜退治に向かっていく… みんなもっとのんびりと ハントマン生活を送れば良いと ボクは思うんだけどなあ。 」(♪) 5日目 「ボクに魔法を教えてくれた お師匠さんがこの街にいるって聞いて やって来たんだよね。 けど見当たらないんだ… どこに行ったんだろう… 一緒に探してくれるかい? 」(♪) 6日目 「こんにちは。 お師匠さんがまだつかまらなくてね… 宿屋にもいないんだ。 この街は広いから一人じゃ探しきれなくて。 申し訳ないんだけど、 ボクと一緒に探してくれないかい? 」 →YES 「ありがとう! 背が高くて 白くて長い髭を生やしているのが お師匠さんだよ! 」(♪) →NO 「変な頼みごとしちゃったね、ボク。 ごめんね。 」 7日目 「この前はどうもありがとう。 結局お師匠さんは見つからなかったけど… いったい どこに行っちゃったんだろう? 」(♪) 8日目 「街の噂では… お師匠さんが竜を滅ぼす呪文を 探し当てたらしいんだ… そんな魔法があったら… この世界を救えるかもね… 」(♪) 9日目 「この前の噂が 気になってるんだ。 竜を滅ぼす魔法… 確かにそんなものがあれば、 ハントマンとして名を残せるかも知れない けどそんな物騒な呪文、 いらないけどね… 」(♪) 10日目 「先日、同じ魔法学校で 勉強していたヤツと ばったりと会ったんだ。 そいつが言うには 先生はもう、この街を出て行ったらしい。 すれ違っちゃったな。 」(♪) 11日目 「先生はもういないけど… この街は心地が良いから もう少し滞在してみようと思う。 それにしてもなぜだろうか? 周りのハントマンのボクを見る目に 敵意を感じるんだけど…。 」(♪) 12日目 「さっき、あるギルドが 血相を変えて、ボクに聞いてきたんだ。 「お前の師匠に教わった 竜を滅ぼす魔法を教えろ!」って。 そんな恐ろしい魔法… 知ってても教えるものか…。 」(♪) 13日目 「今日もまた、違うハントマンから 「竜を滅ぼす魔法を 独り占めするつもりか!」って すごまれたよ…。 …キミも そんな魔法があったら 知りたいかい? 」 →YES 「そうか… キミもやっぱりハントマンなんだね。 」 →NO 「へえ… キミはハントマンにしては珍しいね。 」(♪) 14日目 「お師匠さんは本当に そんな恐ろしい魔法を 手に入れたのだろうか… 確かに優秀な メイジだったけれども… 」(♪) 15日目 「確かに竜は恐ろしい。 ボクの両親も… 竜に…。 ボクも竜を滅ぼしたい。 けれども、それよりも 良い方法があるんじゃないか… よく、お師匠さんもそう言ってた。 」(♪) 16日目 「宿に先生からの手紙が届いたんだ…。 「この手紙を読んでいる時には 私はもう、この世にはいないだろう。」 「私が研究していた魔法に関して 君に受け継ぎたい。 詳しくは大統領に聞いてくれ」 ボク…明日、王宮に行ってくるよ。 」(♪) 17日目 「大統領に会いに行こうと思ったんだけど… 怖いんだ。 お師匠さんが邪悪な魔法に 手を染めていたんじゃないか…って もし… よかったら一緒に 王宮に行ってくれないか?」 →YES 「ありがとう! 少し勇気が出たよ! 」(♪) →NO 「そうかぁ… じゃあ…勇気を出して 一人で言ってくるよ。 」 18日目 「この前はありがとう。 大統領に話を聞くことができたよ。 お師匠さんは… 竜を滅ぼす魔法じゃなく… 竜の心を読むことが出来る 魔法を研究していたんだ。 お師匠さんが命を賭けて研究していた 魔法… 」(♪) 19日目 「あの後、大統領に呼ばれてね。 ボクを「竜の心を読む魔法」 研究ギルドのリーダーに任命するって。 普通は竜を倒すためのギルドなのにね。 お師匠さんが探していた魔法… 探してみようと思うんだ。 ボクもついに… ギルドを結成したんだ 」(♪) 20日目 「キミは… 「竜と意思を交わして、 平和的に世界を救いたい」 なーんて言ってるボクを… 変だと思うかい? 」 →YES 「ははははは。 そりゃ普通そう思うよね。 」 →NO 「そうか… そう言ってくれて 少し、気が楽になったよ。」(♪) 21日目 「どうやら、遠くの地。 東の果てにある国に その魔法のヒントがあるらしいんだ。 そこまで… 無事にたどりつけるかな… 」(♪) 22日目 「ようやく、メンバーが3人見つかったんだ! これで冒険に出れるよ! おもしろいやつらばかりでね。 その中の一人がおもしろくてさ。 「竜と意思疎通を図って 人間以外に、彼らの口にあうものを 料理して出してやるんだ!」 だってさ。 」(ハート) 23日目 「ねえ、 キミ…。 いや… なんでもない。 忘れて…。 」(ハート) 24日目 「東の果ての国に…行くんだ。 旅行好きのボクもちょっと不安。 ま、ボクは地理感覚すごいから 絶対に迷わないけどね! …。 あのさ… 明日、会えない、かな… 渡したいモノがあるんだ… 」 →YES 「…ありがとう。 約束だよ。 まってるから。 」(ハート) →NO 「そう…か 残念だな…。 」 25日目 「来てくれたんだね… よかった… ボクの大事なモノ 受け取ってほしいんだ 絶対に… 絶対に忘れないでね。 」 (パスワード表示) 「メモ、してくれた? 」 →YES(ハートいっぱい) 「ありがとう… キミのこと ボク、絶対忘れない。 絶対に…絶対に…。 生きて帰ってくるから… そのときは… 」 →NO パスワード表示画面に戻る。
https://w.atwiki.jp/7thdragon/pages/16.html
ナイト/KNIGHT【鉄壁の守護者】 守護の誓いをたてた高潔の騎士 重装備により圧倒的な防御力を誇る 画像 スキル一覧盾スキル ガードスキル 騎士道スキル その他 スキル使用感盾スキル ガードスキル 騎士道スキル その他 使用感 育成例 コメント 画像 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (idth=220)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (idth=220)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (idth=220)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (idth=220) スキル一覧 赤字はExスキル。 緑字はスイッチスキル。 青字はパッシブスキル。 名称 最大Lv 効果 解説 必要SP POWボーナス 10 攻撃力、物理防御力がアップ ステータスPOWにボーナスを得る 2P SPDボーナス 10 行動順、回避率がアップ ステータスSPDにボーナスを得る 1P INTボーナス 10 魔法攻撃力、魔法防御力がアップ ステータスINTにボーナスを得る 1P 盾スキル 名称 最大Lv 効果 解説 前提 消費MN 必要SP 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1P 2P 3P シールドマスタリー 10 盾スキルの威力や習得に関係する 盾を用いたスキルの習熟度 - - ~Lv7 Lv8~ - フロントシルド 10 前衛へのダメージ軽減 前衛への攻撃に備え味方を守るスキル シールドマスタリーLV3 3 4 バックシルド 10 後衛へのダメージ軽減 後衛への攻撃に備え味方を守るスキル シールドマスタリーLV3 3 4 ファイアブレイク 10 味方全員への炎ダメージを大幅に減少 盾を用いて炎を大幅に無力化するスキル シールドマスタリーLV5 3 4 フリーズブレイク 10 味方全員への氷ダメージを大幅に減少 盾を用いて氷を大幅に無力化するスキル シールドマスタリーLV5 3 4 ショックブレイク 10 味方全員への雷ダメージを大幅に減少 盾を用いて雷を大幅に無力化するスキル シールドマスタリーLV5 3 4 シルドパニッシュ 10 敵単体に大ダメージ+まれにスタン 盾を体の正面に構え突撃する攻撃スキル シールドマスタリーLV8POWボーナスLV3 8 9 10 アルテマガード 1 Ex 味方全員の全属性防御力アップ 全ての攻撃を予測し軽減する強化スキル シールドマスタリーLV10『カザン奪還作戦』開始後にミロスでグリフと会話すると取得可 0 - - Lv1 ガードスキル 名称 最大Lv 効果 解説 前提 消費MN 必要SP 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1P 2P 3P ガードマスタリー 10 ガードスキルの威力や習得に関係する 防御技術を用いたスキルの習熟度 - - ~Lv7 Lv8~ - 防御体術 10 体術でまれに物理ダメージを半減する 一定確率で効果する常時発動スキル ガードマスタリーLv5POWボーナスLv5 - パリング 5 自分への物理攻撃を無効化する 剣の切っ先で敵の攻撃を弾くスキル ガードマスタリーLv3 4 5 6 - Lv1~ - マナパリング 5 自分への魔法攻撃を無効化する 剣の切っ先で敵の魔法を払うスキル ガードマスタリーLv3 4 5 6 - シリアスハート 10 自分の全属性防御力アップ 決死の覚悟で己を鋼に変える強化スキル ガードマスタリーLv5 3 4 ~Lv7 Lv8~ - ディフェンスシフト 10 味方全員の物理防御力アップ 守りの陣形で敵の攻撃を防ぐ強化スキル ガードマスタリーLv5シリアスハートLv3 4 5 6 ガーディアン 10 LIFE50%以下の味方をかばう 傷ついた味方を守護するスキル ガードマスタリーLv5騎士道マスタリーLv3 3 4 タフネスハート 10 自分の最大LIFEがアップ 勇気をふるい限界を超える強化スキル ガードマスタリーLv8 3 4 アルテマパリング 1 Ex 自分への全攻撃を無効化する 敵の全ての攻撃を斬り流すスキル ガードマスタリーLV10『カザン奪還作戦』開始後にミロスでグリフと会話すると取得可 0 - - Lv1 騎士道スキル 名称 最大Lv 効果 解説 前提 消費MN 必要SP 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1P 2P 3P 騎士道マスタリー 10 騎士道スキルの威力や習得に関係する 騎士の心得のスキルの習熟度 - - ~Lv7 Lv8~ - クレンチング 5 LIFE0でも精神力で生き残る 一定確率で効果する常時発動スキル 騎士道マスタリーLv8 - Lv2~ Lv1 - ナイトブレード 10 敵単体に小ダメージ 弱き者を守るため剣をふるう攻撃スキル 騎士道マスタリーLv1 2 3 ~Lv7 Lv8~ - セイブザクイーン 1 Pオーダーの対象敵に通常攻撃の二倍ダメージ 姫に仇なす敵を打ち滅ぼす攻撃スキル 騎士道マスタリーLv3 4 - - Lv1 挑発 5 狙われ率アップ+挑発状態に移行 敵を挑発し攻撃を自分に向けるスキル 騎士道マスタリーLv5 4 3 - Lv2~ Lv1 - 騎士の憤怒 5 死者がいる時に敵全体に大ダメージ 敵に騎士の怒りをぶつける攻撃スキル 騎士道マスタリーLv8 3 4 - Lv1~ - その他 名称 最大Lv 効果 解説 前提 消費MN 必要SP 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1P 2P 3P ガードリアクト 1 ターンの最後に再行動 敵の攻撃を防いだ勢いを利用しターンの最後にもう1度行動できる SPDボーナスLv5 4 - - Lv1 - キュア 10 味方単体のLIFEを回復 騎士の心得の1つである応急手当を行う INTボーナスLv1 2 3 ~Lv7 Lv8~ - キュアII 10 味方単体のLIFEを大回復 騎士の心得の1つである応急手当を行う INTボーナスLv5 4 5 6 7 ウォークセーフ 5 フィールドでのダメージを軽減 地形による危機を学習し味方を守る INTボーナスLv3 3 - Lv1~ - スキル使用感 盾スキル シールドスキル全般に言えることだが、盾を装備していないと使えない。 シールドマスタリー Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 DEF上昇率(%) 10 12 14 16 18 20 22 24 26 30 盾の防御力の倍率上昇。最大限発揮されてDEF+7。防御力の低い序盤の盾ではほぼ無意味、後半に出てくる強力な盾でないと効果を実感できない。 キャンプ時のステータスでは防御力の上昇効果を確認できないが、戦闘時のYボタンのINFOでは上昇した防御力込みの数値で表記されている。 ※盾を装備した場合、戦闘時のINFOでATKの部分にも盾の防御力分の数値が攻撃力に上乗せされているが、表記だけで実際には攻撃力は上がっていないので、完全にバグだと思われる。 シルド、ブレイクに関しては習得のみに関係しているようだ。 フロントorバックシルド 軽減率はLv1で約30% Lv5で約50% Lv10で約70%。 効果は発動ターンのみ。軽減に成功してもガードリアクトは発動しない。 範囲攻撃や複数回攻撃もしっかり軽減してくれる。それぞれの人数が3以上なら頼りになる性能。 属性ブレイク 軽減率はLv1で約50% Lv10で約90%。 味方の前後に関係なく全員に効果あり。無効や吸収にはならない。軽減に成功した場合、ガードリアクトが発動可能。 ボスの属性全体攻撃にはLv差補正がかかっているようで、Lv上げをしっかりしていないとかなり痛い。このスキルの出番である。 逆にしっかりLvが上がっている場合はそんなに痛くないので不要。SPを3使ってアルテマガードを取得するのも手。 シルドパニッシュ Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 攻撃力(%) 150 154 158 162 165 170 170 175 180 200 スタン率(%) 20 22 24 26 30 32 34 36 38 42 消費MANA 8 9 10 壊属性。 盾で殴っているためか剣の攻撃力に盾の防御力も加算される。 最強の剣と盾を装備した状態では2.4倍程度のダメージになり、ダメージソースとしては全職でも最高クラス。 消費マナが多いのが欠点。 どれくらい多いかというと、ナイトLv75の最大MANAが65しかないという点。(詳細は職業比較参照) 移動中のナイトウォークは必須として、戦闘中使うスキルは他にもある。アクセサリーや他職業でテコ入れがなければあっという間にガス欠になるだろう。 威力低めだが燃費の良い「ナイトブレード」とは好対照な攻撃スキル。 スタン効果は敵の行動順を最後にするだけで結局攻撃はされてしまう。ナイト自身が遅いこともあり状態異常としては期待できない。 プリンセスの「細波の子守唄」があれば消費を補えて使いやすいが、無い場合は気軽に使える「ナイトブレード」にしておいた方が無難。 ちなみに「騎士道マスタリー」で威力を底上げ可能。Lv10で1.5倍にもなるので上げておいて損は無い。 アルテマガード 全属性とは斬突壊+火氷雷の6属性で、ちゃんと物理ダメージも軽減してくれるが状態異常には無力。 1回の使用で3ターンも効果が継続する優秀っぷりで、ナイトは他にExを使う機会があまりない事もありお勧めのEx技。 入手もかなり序盤で可能なので、シールドマスタリーをLv10まで上げ一気に取得してしまうとよいだろう。 ガードスキル ガードマスタリー 被ダメが減るがLv10でもわずか数%。スキル前提分だけふればよいだろう。 防御体術 エフェクトが出ないので分かりづらいが、Lv10で約2割の確率でダメージを半減する。 パリング・マナパリング Lv5でMANA消費6、体感的に80%ぐらいで発動する。LvMAXでも100%は発動しないので注意。 ガードリアクトと挑発があれば無双状態になれるがMANA消費が多い事に注意。 成功すればダメージ0になるものの、バステ付与は防げないので即死したりする。 シリアスハート 全属性防御を上昇させる。効果は3ターン。 下げられた属性防御を打ち消す効果もある。対象は自分のみなので挑発と併用すると良い。 ディフェンスシフト プリンセスの聖声スキル「堅牢の韻」よりも防御上昇率は高いものの、こちらは10ターンでその効果が切れる。 しかし倒すのに10ターン以上かかる敵自体が極少数で、効果が切れてもまたかけ直せばいいだけなのであまり気にする必要はない。 盾スキルのフロントorバックシルドとは防御力が上がるか、被ダメカットかの違い。 ディフェンスシフトは10ターン効果が続くのでその間ナイトが自由に動けるという利点がある。 ちなみに、堅牢の韻と合わせて掛けると両方の効果が発生するため非常に硬くなる。 プリンセスは戦闘開始直後に唱えたい聖声・邪声スキルが複数あるため、どちらか一方に覚えさせる場合は役割分担的にもこちらをオススメしたい。 なお、ナイトの行動速度が遅いため、EX使用やローグのリプレイスファーストなしでは敵の攻撃を食らってからかけることが多々。1ターン目や張り直しの際は注意。 Lv 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 DEF上昇率(%) 10 12 14 16 20 22 24 26 28 30 ガーディアン 体力50%以下の仲間への攻撃を全てナイトが代わりに受ける。 Lvを上げるとナイトが受けるダメージが軽減される。Lv1-約1/2 Lv5-約1/3 Lv10-約1/4に減少。 →相手にもよるがそんなに減らなかった。Lv10で50~60%くらいカット? 自分自身も対象に入るので、ピンチの時の防御手段としても使える。 全体攻撃なども全てカバーするので脆い職業を入れている場合頼りになるが、ガードリアクトは発動しない。 ただし一部の敵が使うカウンター技によるダメージを肩代わりすることは出来ない。 「ガーディアン」を2人以上が同時に使用した場合、どの使用者にダメージが行くかはランダム。 タフネスハート 自身の最大LIFEを上げる。LIFE満タン時なら現在LIFEも上昇するが、少しでもダメージを受けていると現在LIFEは上がらない。 効果幅はLv1で+10%、LV10で+30%。発動から5ターンで効果が切れる。 対象が自己のみ、能動型で5ターン毎に1手とMANAを使う必要がある、効果幅が小さいと色々と欠点が目立つスキル。 アルテマパリング Ex技。 100%発動するが、防御1回でEx1つなので燃費はとても悪い。 「ガードリアクト」と「挑発」を中心とした戦術なら、確実に発動させたい時用に取っても悪くはないかもしれない。 騎士道スキル 騎士道マスタリー スキルだけでなく通常攻撃までダメージがあがる。 Lv10で剣攻撃力約1.54倍と、他職のマスタリーより優秀で、同ATKならファイターよりダメージを出せるようになる。 火力が足りないと感じるなら上げて損は無い。 ちなみに騎士道スキルではない「シルドパニッシュ」の威力も上がる。 クレンチング 致死ダメージや即死効果を受けた時にLIFE1で生き残る。Lv5で約8割(※)の確率で発動。 同戦闘中において発動確率はどんどん下がり、3回生き残れることは稀である。 死なれると総崩れになりかねない壁役任務の場合、即死攻撃に耐性を持てるのは結構大きい。 パーティ全体がナイトに依存しない構成だったり、死亡を回復できるヒーラーがいる場合は不要かも。 ※クレンチングLv5で発動率は40回中14回(35%)であり、同じ戦闘中で復活した回数等によらず発動確率は一定というデータもある。 ヒーラーのライフサルベージョンLv7が永続でかかっているようなものと考えるとよい。 ナイトブレード Lv5で消費マナ2でダメージ約1.4~1.5倍と燃費の良さが特徴。 地味ながら基本攻撃の代わりに使っていける性能。 Lv10でも約1.6倍と大してダメージが変わらないため、Lv5止めにしておくのもアリ。 パーティーのマナ回復手段が乏しい場合、「シルドパニッシュ」よりこちらを。 セイブザクイーン プリンセスのプリンセスオーダー(Pオーダーと表示)とのコンボ専用技。 約2倍というシルドパニッシュに次ぐダメージ倍率と消費SP3は一見魅力的だが、1ターン目に使えない・プリンセスが他のスキルを優先させると使用が遅れてしまう・プリンセスオーダーが5ターンで切れるなど雑魚戦に使うには難点が多く、ボス戦向けと言える。 ナイト+プリンセスの通常攻撃よりは強いが、上記の理由で使いどころは限られるので、取得の際にはパーティとスキル構成の綿密な検討が必要。 挑発・パリング・ブレイク+ガードリアクトタイプの騎士など攻撃スキルに振れるポイントが厳しい場合、追加3ポイントで2倍の攻撃力が取得できるこのスキルは、リアクト時の攻撃手段として有効。 プリンセスもプリンセスリアクトを取得していれば、プリンセスオーダーを使う機会を作るのは容易になる。 咎罰鞭打を取得しているプリンセスなら自分が攻撃した方が圧倒的に強いため、これのために1ターン割くのは無駄であろう。 挑発 Lv5(Max)で単体攻撃の約7割を集める。 戦闘スキル枠を1つ消費するが、スイッチスキルなので敵のスキルで消されることがないのが長所。 ナイトのスキルの中には自分のスキル枠を使うものがかなり多いので、所持スキルと相談して取るように。 騎士の憤怒 Lv 1 2 3 4 5 死亡補正(%) 150 160 170 180 230 ダメージ計算は「通常攻撃×死亡補正×通常キャラ死亡数(1.2倍)×プリンセスの死亡数(1.3倍)×サクリファイスしたローグの消失数(1.5倍)」 MANA消費が少ない上に高い攻撃性能、そして下記の性能も加わり総合的に優秀な全体攻撃。 威力が戦闘不能者の数で上昇し、1人/3倍、2人/5倍、3人/5倍 (威力上昇は2人分まで)と極めて強力。 プリンセスが死んでいる場合更に威力が高く、しかも3人分までカウントされる。プリンセス3人死亡時の威力は圧倒的(約8.5倍) 1人足りなくても意外といけたりするので、敢えて仲間を死なせておく戦術も一考の価値がある。 また、全滅のピンチ時にも効力を発揮するのでナイトをパーティに入れるならLv1でもいいからとっておいて損は無い。 発動前に死亡したメンバーを全員蘇生させてしまうと不発になるので注意。 ダメージの量は ナイト2・プリンセス2=ナイト3・プリンセス1>ナイト1・プリンセス3 なので複数で使った方が効率がよい。 そのMANA消費の少なさと戦闘不能者存在時の圧倒的な攻撃力補正、全体攻撃であることなどから、タイムアタックなどのやり込みプレイでは雑魚ボス問わず大活躍する。 その他 ガードリアクト パリング系とブレイク系のみで発動。シルド系では発動しないので注意。 ボス毎に特定の属性攻撃を仕掛けてくる事が多く、対応した属性ブレイクと組み合わせればプリンセスリアクトとのコンボを狙える。 5ターンで効果が切れるので、5ターン目か5ターン目後の追加ターンにかけ直すのを忘れずに。 キュアⅠ 取っておくと余ったマナを有効活用でき便利。他に回復役がいてもいざという時に持っておくと安心。 とりあえずLV5だけ振ると、消費マナ2で回復量75前後と良コストパフォーマンスとなり最後まで役立つ。 単純なストーリークリアを目指すならLv5で十分だが、エンディング後の隠しダンジョンも攻略する場合はキュアⅡが必要となってくる。 キュアⅡ ヒーラー(マナクラフト)かプリンセス(月明かりの詩)があるならぜひとも取得しておこう。 行動順を調節することで、敵の攻撃を自分に集めた上で自分にキュアとすれば盾スキル代わりにもなる。 逆に、他の仲間に使う際は自分の遅さに気をつける。 序盤で高レベルにするのは、マナ消費の激しさと余り気味な回復量からお勧めしない。 パーティの最大ライフと相談して、少しずつ振って調整すると良いだろう。 ウォークセーフ Lv 1 2 3 4 5 ダメージ減少 1 1 2 3 無効化 フロワロの通常ダメージはキャラ毎の最大LIFE依存。50未満なら1個あたり1ダメージ。 LV3で序盤(最大LIFE100以下)のフロワロダメージ0。SPと相談しながらLIFE上昇に合わせて振って行こう。Lv5なら完全無効。 大変優秀なスキルで、これのためにナイトをパーティに入れる人も多い。 というかゲーム中フロワロを踏まないことは全くと言っていい程無い為、快適に進めるためには序盤から隠しダンジョンに至るまで必須のスキル。 効果が切れてもメッセージが表示されないので注意(効果がある間はメニュー画面に「靴」のマークが表示される)。 使用感 防御が非常に高く、攻撃や回復もこなせる万能職。 ウォークセーフ、ディフェンスシフト、アルテマガード、ガーディアン、挑発など有用なスキルも多くパーティの主柱といえる。 ダメージを大幅に減らす事ができるためパーティーの安定感が大幅に増し、ヒーラーと一緒に使えばまさに鉄壁の布陣となる。 ローグ(ハイディング維持の補助)やメイジ(ヴェイル誘発)、プリンセスとの相性が良く新規キャラの保護育成も得意。 万能がゆえに役割を多く持たせてしまうと大量にSPが必要となるので、ストーリー攻略の際はどの役割をこなすか明確にしておこう。(最終的には守って殴れて回復も出来る職業ではあるが…) 攻略中のダンジョンでは常にフロワロを踏むことになるためウォークセーフはゲーム中で1-2を争う優良スキルと言える。 逐一回復するストレスやキュアに使うMANA、アイテム補充の手間や購入に必要なコストを無くせるので早期の取得推奨。 序盤はガードスキルの恩恵はそれほどなく雑魚戦も通常攻撃でなんとかなるため、ロラッカ森林突入前までにウォークセーフを3まで目指そう。 最後までこのスキルに助けられるはず。 育成例 全タイプ共通 INTボーナスLv3→ウォークセーフLv3 とりあえずこれで序盤のフロワロ無効化。中盤以降や少しでもかけ直しの手間を省きたい場合はLv5にすると良い。 冒険を始めてLv1から育てる場合はとにかくウォークセーフLv3。その後、下記のそれぞれの型を目指そう。 防御重視 ガードマスタリーLv5→シリアスハートLv3→ディフェンスシフトLv4→騎士道マスタリーLv3→ガーディアンLv5 ディフェンスシフト/ガーディアンを消費が上がる直前で止めると上記レベルになる。 各スキルのこれ以上のLv上げは、最大マナや、プリンセスとヒーラーのマナ回復スキルの有無と相談していこう。 この後は、火力を底上げするなら騎士道マスタリーをMAXにしつつナイトブレードかセイブザクイーン(シルドパニッシュは強いがこの時点で前提を全く取っていない。取るなら振り直しで一気に)。 防御特化の育成ならディフェンスシフトとガーディアンをMAXまで上げて行こう。 ガーディアン型 一番扱いやすいであろう型。Lv1からでも使って行ける。シリアスハート等と併用すると尚良い。 味方のLIFEを調整出来るなら、回復対象がナイト一人だけなので楽。 反面、ナイトが行動不能になると皆のLIFEが減っている分、危機に陥る可能性が有るのも忘れない様に。 また、リアクトが全く狙えない。そこは割り切ろう。 挑発パリング(orシリアスハート)型 挑発で攻撃を集め味方を守る型。半端なスキルLvでは信頼度に欠けるので早めに上げて行こう。 上手く行けば0ダメージが続く事もあるが、全体攻撃等は引き寄せられないので、相手を良く見る事。 前衛一人陣形の場合は挑発が無くてもそれなりに攻撃が集まるので良いのだが、そうでない陣形の場合は1ターンを挑発に費やすので瞬発力に欠ける。 ガーディアンやディフェンスシフトを使い分けると安心感が増す。 一番リアクトを狙い易い型であるが連発するとパリング含め燃費が悪くなるので、最大マナを高めたり補給手段は確保しておこう。 攻撃スキルは燃費を考えるならナイトブレード、プリンセスと共に戦うならリアクト型が活用し易いからセイブザクイーンも良いだろう。 シルド型 全体的な被ダメージを防ぎたい人向けの型。 プリンセスの風と木の詩を回復に使いたい人はダメージを散らす方が良いので相性がいい。 使用ターンしか防げない上に前後どちらかのみだが、即時性が高い、強化枠を使わない、発動率が安定している、低Lvでも効果はそれなりにある、などの利点もある。 陣形に偏りがあるパーティは活用し易い。プリンセスや弓ローグでもシルドLvによっては前に出した方が被ダメージを防げる事もある。基本陣形を決めておき、前後どちらかのシルドに絞ってLvを上げるのがコツ。 欠点は、無属性魔法攻撃には対策がアルテマガード一択な点。きちんと取得しておこう。 属性攻撃にはブレイク系で対応するがLv1でも約50%は減らせるので、アルテマガードを取るついでに取得するとリアクトも狙える様になり活躍の場面を増やす事が出来る。 逆に言うと、この型はリアクトを狙える相手が決まって来るので過剰な活躍は期待出来ないかも。 攻撃スキルは盾マスタリーを上げる事になるので、シルドパニッシュが取り易く、シルド系は燃費が良いので相性も悪くない。 これらと合わせてディフェンスシフトも併用して行けばより安全に戦える。 シルド型の場合取得条件SPの関係上、併用が難しい。どっち付かずにならない様に注意したい。 殴り型 ゲームバランス上防御スキルを使って守らなくてもPTメンバー次第で意外と平気なのでいっそ開き直って守らないのも一つの手。 特にヒーラーや堅牢の韻が使えるプリンセスが居れば守らなくてもかなり安定して戦える。 ナイトの存在意義が疑われそうだがウォークセーフが使えるだけでも入れる価値は十二分に有る。 不安ならディフェンスシフトか挑発だけでも使っておくとかなり安定するので覚えておくと良いだろう。 ただしどちらのスキルもスキルレベルが低いと中途半端なので取るなら最大レベル推奨。 シルドパニッシュやセイブザクイーンを使って思う存分暴れましょう。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6069281 コメント 憤怒、死体3人で火力上がってるんだが・・・それとも姫補正のせい? -- 名無しさん (2009-03-14 13 33 14) ↑姫死体の補正あるっぽいな -- 名無しさん (2009-03-15 03 50 52) LV10まであるガードスキルの消費MNはLV5で4→5になるよー -- 名無しさん (2009-03-15 13 06 02) 既出かもしれんが、ガーディアンは使用者自身にも発動するから微妙に紛らわしい。 -- 名無しさん (2009-03-21 13 34 55) シールドパニッシュの攻撃力が「行住坐臥ローグに匹敵」とあるのでLV58で検証してみたところ、ローグのデュアルショットと比べて騎士道マスタリまでMAXにして8割弱、騎士道マスタリなしなら6割程度。POWボーナスはともにMAXでした。騎士のMAX MANAの低さがネックな印象…。 -- 名無し (2009-03-22 15 52 30) >侍同伴の短剣ローグに匹敵する。 ってあるから弓には負けるよそりゃ -- 名無しさん (2009-03-23 20 53 03) そもそもナイトは攻撃職ではないからな -- 名無しさん (2009-03-25 14 32 05) 防御や支援もしつつ攻撃にも回れるって意味での万能職だから純火力組にはそりゃ劣る。というかシルドパニッシュに関しては威力のメリットより消費のデメリットのほうが大きい気がする。マナクラフト+月明かりでもない限り連発出来ないし。 -- 名無しさん (2009-03-25 15 17 28) シルパニ連発できる騎姫癒の組み合わせは残りが誰でも火力が足りないからシルパニ優先する気持ちも分からなくはない。セイブザクイーンでいいと思うけど。どうせシルパニもセイブも雑魚戦では使い辛い。 -- 名無しさん (2009-03-25 15 40 47) ヒーラーがいないならクラウンを持たせてパニッシュも悪くない -- 名無しさん (2009-03-25 23 29 07) ↑5 侍同伴の短剣ローグは弓よか強いよ というかそこら辺は職業比較の項目を見れば・・・ -- 名無しさん (2009-03-26 01 29 46) いや、火力は弓のが上だろ 職業比較見ても -- 名無しさん (2009-03-26 05 04 39) 通常攻撃なら短剣、デュアル合計するなら弓だな まあ短剣も弓もナイトよか強い気がす -- 名無しさん (2009-03-27 00 02 15) 2Chでウォークセーフ実証してる方います -- 名無しさん (2009-03-27 00 40 06) ナイトで「攻撃もできる」と書くとヒーラーやプリンセスも火力職になりそうなのでちと修正、大体こんなもんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2009-03-27 03 28 15) シルパニって剣の攻撃力関係ある? -- 名無しさん (2009-03-27 06 04 56) 関係ある。剣外せば1発で検証可能。 -- 名無しさん (2009-03-27 14 45 29) ナイトが火力も有るってシルパニあっての事だよな? さすがにあれ一本で火力有りますって言うのはきつくないか? 実際ナイト使ってるけどあれMANA消費でかくて全然撃てんぞ(騎・戦・魔・癒)、姫+癒+騎みたいなPT編成なら分からんが。 -- 名無しさん (2009-03-29 00 27 12) ↑騎士道マスタリの補正の高さ(同じPOW+武器だとマスタリで上回る)、セイブザクイーンの安さも考慮してるんでしょ。専門火力ではなくとも十分に火力はある。あとウォークセーフ必須ってのはやめないか?優良推奨スキルではあるけどないとダメ、みたいな書き方は幅を狭めることになるよ。 -- 名無しさん (2009-03-29 13 16 24) うーん、実際使ってるからそこそこ火力も有るってのは分かるんだけど アタッカー連中と比べりゃ当然劣るし防御スキル使ってりゃ全然攻撃もできないしさ。 あんま火力高いって書き方したく無いんだよな、なんかなんでもできる勇者様みたいに思われそうで。 -- 名無しさん (2009-03-29 15 03 07) ナイトは防御スキル使ってなんぼでしょ。 -- 名無しさん (2009-03-29 18 27 48) その辺は運用次第だからあんまり火力が無いとか、防御スキルばかり使うとかMANAが無くなるとか限定的な言い分は書くべきでないと思うよ。 -- 名無しさん (2009-03-29 18 36 19) マスタリー込みならファイター、ローグ(サムライなし)、の素殴りは同等。スキルの倍率も同等だからやはり火力が無いとは言えないだろう。回復も取れるからなんでも出来る勇者様育成も不可能とは言えんし、役割分担でナイト二人入れる人もいるだろう。 -- 名無しさん (2009-03-29 18 40 55) ↑4 アタッカー連中には劣ると言うが、1ターン目から1000出せるのってナイトとローグぐらいじゃね? 5ターン目までは侍よりナイトの方が火力あるよ -- 名無しさん (2009-03-29 20 50 40) ガーディアン、LV5→6で消費MN3→4になります -- 名無しさん (2009-03-30 00 21 38) ナイトに攻撃させようと思うと、ガーディアン使ってるヒマないね。挑発も使用ターンのみの効果? -- 名無しさん (2009-03-30 13 45 42) 挑発はスイッチ扱い。攻撃ナイトなら丁度良いかも -- 名無しさん (2009-03-30 14 05 57) シルパニ使うならクラウンは持たせたいかな ヒーラーいるならそっちに回したいだろうからナイブレが無難かも(勿論ゴリ押しプレイにはシルパニのが優秀だが) -- 名無しさん (2009-03-30 16 30 00) 育て方によってはアタッカーとしても育てられる、でいいじゃないの -- 名無しさん (2009-03-31 01 14 49) ナイト1レベル68 死体姫3でもクリア可能。育て方だね。 -- 名無しさん (2009-04-06 19 56 03) クレンチングLv5の8割発動(一度目の死亡時)が疑問.たった16回の検証で恐縮だが4回(25%)しか発動しなかった.奇特な方いたら検証頼む. -- 名無しさん (2009-04-06 23 29 51) ↑クレンチングLv5で40回検証してみた。結果は14/40(35%)。ゲームのデータ上に格納されているとおぼしき値(参考URL http //kumicyou.sakura.ne.jp/7thdr/st3.html)とほぼ等しいし、正しい発動率は35%かと。 -- 名無しさん (2009-04-07 15 50 47) クレンチング取ってなかったんだが、ナイト2メイジ1プリ1のPTでナイトの一人が死んだときなぜか発動しました。ナイトとプリの組み合わせだとごくまれに発動するのかもしれません。これを経験するまでクレンチングで「歯を食いしばり~」と出るのも知らなかったので、勘違いでは無いですよ。ナイトってほとんど死なないからあまり知られて無いのかな? -- 名無しさん (2009-04-10 15 53 07) ↑2 発動率が35%じゃなく、そのサイトにあるのは復活後に回復するLIFEじゃね? -- 名無しさん (2009-05-07 14 59 12) パリングは3回までっぽい。機関砲と双つ燕が防ぎきれない -- 名無しさん (2009-05-07 17 13 50) ↑↑サイトに書いてある説明は間違ってて値だけはツールで覗いた物という可能性は十分にある.気になるなら検証してみてくれ.たぶん35%くらいしか発動しないからさ. -- 名無しさん (2009-05-09 13 04 52) ルシェナイトがどうしてもあのバックステッポが素敵なあの方に見えてしまう。既出? -- 名無しさん (2009-05-12 00 49 42) 自重しろ -- 名無しさん (2009-05-20 17 10 31) 挑発のレLV5はMANA3消費じゃね? -- 名無しさん (2011-01-04 19 16 09) ↑↑↑gurion「俺がどうやってburonto」だって証拠だよ」 -- 名無しさん (2011-10-18 17 53 31) ↑8 クレンチングの復活後は一律HP1だから。何言ってんの? -- 名無しさん (2011-11-22 17 13 18) ↑こいつ最高にアホ、説明見直せ -- 名無しさん (2012-03-05 12 44 30) ↑おまえこそ攻略本の説明でも見直せ。『LIFE1の状態で生き残る』と書いてあるだろうが。 -- 名無しさん (2012-03-11 07 36 32) うちナイト以外全員後衛だからもう死ぬ死ぬ。素直にパリング振るか・・・。 -- 名無しさん (2013-06-02 17 41 44) ゴッドハンドに受け継がれるんだよなぁ。 -- うにゅほ (2017-01-20 06 13 42) 攻撃が出来ないわけじゃないが、主砲として頼るにはちと不安って感じなんだよな。騎士2人とかすれば盾殴りしまくれるけどそこまでする必要性は縛りでもない限り感じられないし。低コストでそこそこのダメージを出せるから雑魚戦では強いですはい -- 名無しさん (2017-03-23 18 14 33) 殴り型を少し改造して、盾禁止丸腰騎士なんて縛りをやっているが他の防具である程度補える位硬いのであんまり縛りになってないという -- 名無しさん (2017-03-26 15 44 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/9.html
・ネタバレはたぶん無し ・女装注意(notショタ系&男の娘、マジでどんなのでもオッケーという人以外はスルー推奨) ・ナイト♀×プリンセス『♂』 東の空が薄っすらと白み、やがて来る朝を予感させる時間。 石畳の敷き詰められた小さな広場に、抜き身の剣を構える一人のナイトがあった 。 「……すぅ」 彼女は軽く息を吸い、おもむろに剣を振りかぶる。 踏み込みながら袈裟懸け。 反撃を想定するかのように横に振り払い、そこから下へまわして斬り上げる。 間髪いれずに振り下ろし、踏み込みながら強引に身体を回転させて薙ぎ払ったか と思う間もなく蹴りが飛んだ。 しばらく基本のフォームと連続攻撃を織り交ぜた素振りが続いた後、彼女は一旦 動きを止めた。 近くの壁に立てかけてあった盾をとり、今度は防御を主眼に置いたフォームでの 訓練を繰り返す。 誰もいない裏通りにわずかな風きり音と金属の擦れる音が響く。 …… 軽く汗ばみ始めた頃、ナイトは素振りをやめた。 「……今日はそろそろ終わりにしよっか」 胸に手を当てながらそう言い、ナイトは荷物を片付けてそばにある宿屋の裏口へ と入っていく。 東の空では、ようやく顔を出した太陽が今まさに町を照らし出そうとしていると ころだった。 他の客を起こさないよう、足音に気を使いながら部屋へと戻る。 静かに扉を開け、そっと部屋の中に滑り込んだナイトは部屋の中に目を走らせる 。 ――鏡台の前に座る人間を見て、彼女は思わず嫌な顔をするのを抑えられなかっ た。 「おはよう、今日も早かったわね」 「……おはようございます」 鏡台で髪を整えながら一人の麗しいプリンセスが朝の挨拶をよこす。 いや、プリンセスというには若干の語弊があろうか。 切れ長の瞳、美しくツヤのある髪、すらりと伸びた手足。 やや低めの声を踏まえてもそれらはその人物が美しい女性であると信じさせるに 十分だったが、 しかしその胸部には女性らしい曲線が見当たらない。 生物学上男性に分類されるその人は、美しい顔に軽く笑みを浮かべながら言葉を 繋いだ。 「前から思っていたけど。毎朝毎朝星が見える時間に目を覚まして訓練する人は 今時なかなかいないでしょうね。若いんだしもう少し寝ていたらどうなのかし ら?」 「……いえ、これが仕事ですから」 それはこっちのセリフだ、という悪態を飲み込んでナイトはそっけない答えを返 した。 どこの世界に主君より遅く起きる騎士がいるというのだ。 髪のセットや諸々の身支度にかかる時間を考えれば、目の前にいる『姫』は自分 が訓練に出て すぐかそれ以上に早く起きだしたと考えるのが自然だろう。それも毎朝毎朝それ が続くのだ。 騎士として屈辱とまでは言わないが、ナイトにとってそれは面白くないことには 違いなかった。 「失礼します」 「待って」 出発の準備をしようと踏み出した足を即座に止められ、ナイトは何だと言わんば かりに振り返った。 ナイトがこちらを向いたのを確認すると、姫はかすかに悪戯げな表情を浮かべる 。 「……おはようのキスは?」 「お断りします」 一言の下に切り捨てて毅然と踵を返す。これだから寝ていればいいのに、とナイ トは思った。 バカのように早く起きてどうせ何もすることもないくせに、せめて眠っていれば 相手をしなくても済むものを。 早足で立ち去ろうとするナイトの肩に手が置かれる。 ――え、と思う間もなくナイトは唇を奪われていた。 「!?ふ、んく…………!」 ナイトが我に返って暴れようとするのにあわせ、姫はするりとナイトを開放した 。 飛びのき、口を押さえて睨み付ける。赤く染まった頬はご愛嬌だろう。 それをよそに、姫は涼しい顔で鏡台に戻った。 「さあ、出発の準備をしましょう?朝食は途中で何とかすればいいわ」 旅の道具を入れた手提げケースをとり、姫は扉を開けて部屋を出て行く。 これが、彼女の主だった。 「なんでこんなことやってんのかしら……」 彼女は、彼女の主が気に入らなかった。 なぜ嫌いなのか?と聞かれれば、すぐに答えは出てこない。 取り立てて傲慢なわけではないし、あからさまに見下されてこき使われるわけで もない。 しかし、嫌いだった。 姫は、そしてナイトはアイゼンでいう貴族に当たる階級の家柄の一人息子と、そ の家に代々仕えた騎士の家系の一人娘だった。 入り婿だった彼の父に端を発する事件で家が没落し、当主であった彼の母親が全 ての後ろ盾を失ったとき その家に仕える騎士だったナイトの祖父は彼女をマレアイアに送り届け自らはそ の近くの孤島に住まった。 そして幼かったナイトにいつか姫に仕え、家を再興する力となるように、そう言 い残してこの世を去ったのだった。 幼いとはいえ男は男、彼が母親の手を離れず無事に暮らすためには周囲を女と欺 くほかに方法はなかった。 それで内面もおしとやかに育てばよかったのだが、ナイトにとって残念なことに それはかなわない。 人を小馬鹿にしたような言動が、人を困らせて喜ぶあの笑顔が気に入らないし、 暇さえあればちょっかいを出してくるのが気に入らない。今朝のようなのは論外 だ。 いいようにあしらわれ、そのくせ好き勝手に弄んでくれるのが嫌いだ。 騎士の勤めを果たそうとするこちらのことなどお構いもせずふらふらと動き回り 、 勝手にどこか行くなといっても別についてこなくてもいいと一蹴。 挙句の果てにある日突然ハントマンになると言い出し即実行、慌てて自らもハン トマンとなってついてくれば 相も変わらず最前線に立ってモンスターと立ち回り、そのたびにナイトは頼むか ら後ろに下がってくれと嘆願することになる。 騎士の勤めを果たさせてくれないのが嫌いだ。 幼心に騎士の魂を芽生えさせ、必ずそれを成し遂げようと誓ったあの日。それが この体たらくはどうだ。 ナイトの存在価値を破壊する気かと疑うほどに姫は徹底的にナイトをあてにせず 、ナイトはいつでもひとり相撲。 ナイトから見て姫は、自分の事を単なる遊び相手としか見ていないように思える のだった。 「私……何のためにいるんだろう……」 つまるところ、ナイトは姫が嫌いだった。 色々と並べ立てては見たが、ではこれが嫌いな理由かといえばなにかもう一つ違 うような気がした。 心の中によくわからないもやもやした何かがある。 胸をちくちくと刺すそれの正体が、ナイトには分からなかった。 「って、なんでわざわざこんなことで悩まなきゃいけないのよ…… それならもっと別のことを考えてたほうが有意義な時間の使い方よ。ねえ?」 誰へともなくナイトが呟く。 いや、それは胸に当てた手の下にある『何か』に向けて呟いた言葉だった。 彼女のセーターの下に隠れた、首から提げた小さな袋。 その中身は、透き通った橙色をした一つの小さな種だった。 エデンの人間にとって忌むべき存在であるフロワロ、そしてドラゴン。 そのドラゴンの幼体を宿したフロワロの種という忌まわしさの結晶ともいうべき ものを、 ナイトは一人語りの相手としていた。 旅の途中で偶然遭遇し、そして倒したドラゴンの死体の傍で見つけた種。 本来ならそれは、見つけたその場で叩き潰してしまうべきものだったのかもしれ ない。 しかし手で少しひねるだけで砕けてしまうであろうそれを、ナイトはいつの間に か拾い上げていた。 以来その小さな種は、常にナイトの傍でそのアンニュイな一人語りの聞き手役と なっていた。 「私もね、あの頃はいつか素敵な王子様が私を迎えに来てくれるんじゃないかな んて思ってたわ」 返事が返ってこないのを承知の上でナイトは続ける。 「小さかったからしょうがないけど、バカみたいよね。 今考えれば、立派な騎士になって家を建て直すのと素敵な恋をするのは両立で きないなんて簡単に分かるのに あの頃は本気で両方叶うって信じてた……」 本当に、今考えればすぐに分かることなのになぜ自分はあんな夢を見ていたのだ ろうか。 あの頃はいつも希望があって、今よりなおいい明日を信じて疑わなくて…… 「……もう、行かなきゃ」 ともあれ、ナイトは姫が嫌いだった。 「マレアイアのほうではまだ深刻な被害は出ていないようね」 「……そうですか」 月明かりの晩に、物書き机で手紙に折り目をつけながら姫は横目を走らせた。 ナイトは何をするでもなく窓際の椅子に座り、つまらなそうに月を見上げている 。 「……最近機嫌悪いのね。どうしたら直るのかしら?」 「別に、そんな事ありません」 最近じゃなくずうっとだ、と毒づいてやろうかと思ったがさすがに大人気ないの でやめておく。 その様子に軽いため息をつきながらも、とりあえず姫は言葉を続けた。 「そう……じゃあ、何か手紙で伝えたいことはある? この情勢に大勢の『娘』達がマレアイアを出て、セティス様は心配でならない みたいね。 危機に対抗するために外に出ることは止めないけど、できるだけこまめに連絡 をして決して無茶をしないように ってひとりひとりに言い含めていたようだし」 「でしたらセティス様に心労をかけないよう、もっと堅実な行動をとるべきだと 思いますよ。 戦い方しかり、これからの計画しかり」 「仕方ないじゃない、いつまでも男であることを隠し通せはしないし、そうなれ ばマレアイアの外で 生きていくしかないのよ?そのときのためには多少の無茶をしてでも実績を上 げておかないと…… それに、これからサイモンを経由していくミロスは比較的ドラゴンの勢力が弱 いわ、 ひとまずの行動計画としては上出来の部類に入ると思うけれど」 「……口実にしか聞こえません」 「そう?じゃあ、私の言ったことに何か見直すべき点があって?」 「……ありません」 「そう」 「でも……先代の奥様を悪く言う気はありませんが、ご存命中に再興のための足 がかりをつけてくださっていれば このようなことをせずに済んだと思うと。……祖父もお傍についていながら何 のお力にもならなかったんですね」 「あら、私は十分だと思うわ。家も財も失ってマレアイアへ居つくだけでも大変 だったでしょうに、 マレアイアの保護を受けられるようにしてくれただけで感謝しているわ。 ……それに、貴女をくれたことにもね」 「……………………」 その言葉に、またしてもナイトの視線が険しくなる。 「……もう」 ため息をついて立ち上がり、姫はつかつかとナイトに近付いた。 そしてその肩に両手をかけ、 ばすん。 ベッドに仰向けに倒れたナイトに覆いかぶさるように顔を覗き込みながら、姫は 優しげに語り掛ける。 「機嫌直して」 ちゅ、と軽く頬に口付けられ、服の裾から手が這い入ってくる。 その指先の冷たい感覚に、ナイトはかすかに身をよじった。 「っ、は……」 暗闇の中に浮き上がる輪郭を姫の指がそっとなぞる。 ベッドの脇で、脱ぎ捨てられた二人の衣服が月の光に青白く映し出された。 「……ぁ、ぅぅん…………」 ナイトはこの時間が嫌いだった。 痛かったり、辛かったりするのではない。 ――むしろ気持ちよかった。 そして、それゆえに嫌だった。 ナイトは望んでもいない性に快楽を感じてしまう我が身を呪った。 「……っ………」 (もう、今の私には王子様なんて幻想もいいとこだわ) 心の中で自嘲し、自らを弄ぶ男を見上げる。 男と女であったがゆえに勤めのひとつとなった夜伽。 いつもひたすら耐え過ごすだけのそれは、最近とみにしつこく続くようになって いた。 なにか足りないものがあるように行為は長時間に及び、いつもそれは諦めたよう に終える。 これ以上何が足りないというのだとナイトは思った。 姫に何か不満があるとすれば、それはまず自分についてのことだろう。 しかし、これ以上何が欲しいのだろうか。 自由な時間も、生き方も、純潔も、全てを姫に捧げてきた。口での奉仕さえ覚え た。 姫は自分の、これ以上何が欲しいというのだろう。 「くぅ、ぅ……」 「……そろそろ、いい?」 薄明かりの中で姫が問うた。 その長い髪が、さら、と揺れる。 「……ん」 ナイトの足の間に身を割り込ませ、姫がそこを触れ合わせた。 「――――あぁっ………!」 ―――――――――――――――――――― その日珍しくナイトは機嫌がよかった。 度重なる説得の末、やっと姫が『昏倒の誘い』をとることを承諾したのだ。 茶店のテラスに座り、ほのかに甘みのついたお茶をすすりながらナイトは首から 提げた種に語りかける。 「ようやく必死に姫を庇いながら戦う日にも終わりがきそうだわ。 初手で使ってもらうようにすればこちらの被害も大分少なく…… あとは後衛に下がってくれれば言うことなしなんだけどそこまでは期待できな いかしらね。 ほんとに、あのでしゃばりなところだけはどうにも……」 「独り言を言い始めたと思ったら即座に私の悪口に移行していく辺りどう思われ ているのかがよくわかるわね」 「っ……姫。いつからそこに」 いつの間にか背後に出現した姫はナイトの向かいに座り、やれやれといった様子 でお茶を飲み始める。 「三十秒前辺りからかしら。つくづく私は嫌われているようね……私は貴女とも っと仲良くしたいのだけど」 「………」 「言いたいことは言ってくれた方が嬉しいのよ?」 「でしたら言わせていただきますが……後衛に下がってください」 「どうして?」 「どうしても何も、貴方が余計な怪我をするからです!」 「私は構わないわ」 「私が構います!毎回のように戦後治療をさせられるほうの身にもなってくださ い!!」 「自分でやるからいいっていつも言ってるのに……」 「貴方に回復ができるって言うんですか!いつも真っ先に敵中に飛び込んで戦い 始める貴方に!」 「……凄い偏見だわ……」 不毛な議論が続き、やがて双方の間に気疲れした沈黙が落ちる。 「……私が後ろに下がれば、その分は貴女に行くのよ?貴女はわざわざ今より多 くの攻撃にさらされたいの?」 「それが仕事です」 「そんなことを頼みたくないわ」 「姫。貴方は私を友達か何かのように勘違いしてるんじゃないですか? 私には貴方を守って、家の再興を成し遂げるって言う義務があるんです。 そして貴方にはそれを成し遂げる義務が。 中途半端に気を使われて勤めを遅らすより、その辺りを真面目に考えてもらっ た方が何倍も……」 「ナイト……そのことなんだけど」 「……はい?」 姫の甘さを指摘し、遅々として進まない再興への説教を展開しようとしたナイト は不意に トーンの変わった声音に引き寄せられて向き直る。 彼の口から、ナイトにとって、最大級に衝撃的な言葉が飛び出したのはその直後 だった。 「家の再興なんだけどね……私、別にしなくてもいいんじゃないかって思ってる の」 「なっ―――――――!!」 ばんっ! 思わず椅子を跳ね飛ばさんばかりに立ち上がる。 驚愕の表情を浮かべ、ナイトは凄まじい勢いで姫に詰め寄った。 「な……なんてことを言うんです!?再興を諦めるなんて……冗談でも言ってい いことと悪いことが!! っ………まさか、本気なんですか………!!?」 「私の家は、もう私のものではないわ……母の家は今、あの人を当主としてそれ なりにやっているわ。 屋敷も、雇っていた者たちも、とっくに新しい環境で動き出している。もう私 の出る幕はないわ」 「だからこそ、取り戻さなくてはならないのでしょう!! ここで諦めたら先代の奥様の遺志はどうなるんです! 奥様だけじゃありません、祖父もそのために奥様に付き従ってマレアイアまで 行ったんです、 その想いを無駄にするだなんて、決して私は――」 「母が、そういったのよ。貴女のお祖父様も」 「な……」 二度目の絶句。 「あの人は母から当主の座を奪ったかもしれないけど、経営主としての腕は確か だわ。 世間知らずの自分よりあの人の下にあったほうが使用人たちにとってもいい、 だからあなた達はもう執着せず、自分の好きなように生きなさい……それが、 母の言葉よ。 貴女のお祖父様も母の気持ちを知った後は全面的に賛同すると言っていたわ」 「そ……んな……」 ナイトの目にはただただ、信じられないという色だけが浮かんでいた。 聞いていない。いつそんなことを。 いや、それよりも。 ……じゃあ、本当に、私は何のために? 「そんな……それでいいんですか……?」 「私は、構わないわ」 「悔しくないんですか……?」 「そもそもその頃のことなど覚えていないわ。母がそれでいいというのなら」 「奥様も……祖父も……意地はなかったんですか……そんな、腰抜けだったんで すか……!?」 そう言いながらナイトの頭の中ではただ一つのことがぐるぐると回り続けていた 。 家を再興したいと言っていたから、それを頼むと言っていたから、 だからこれまで騎士として、勤めを第一に生きてきたのに。 そんな勝手なことがあろうか。そんな、勝手な…… 「私は腰抜けだとは思わないわ。きっかけは理不尽だったかもしれないけど、 二人はここでそれなりの幸せを見つけられたんだもの。それに、私は二人に感 謝しているわ。 私を連れて来て、育ててくれたこと。そして何より、貴女を私にくれたこと… …」 ぷつん。 その一言をきっかけに、ナイトの中で何かが切れた。 「私は……あなたの所有物なんかじゃないっ!!!」 がしゃんっ!! ナイトの投げつけたグラスが粉々に砕ける音が響く。 そのまま激情のままに走り去っていく彼女の後ろ姿を見つめながら、姫は深くた め息をついた。 茶店の店員が心配そうに近寄ってくる。 「大丈夫、ありがとう」 差し出されたタオルを受け取る。ガラスの破片でできた薄い切り傷に血がにじん だ。 「まったく、顔に傷をつけちゃいけないのに……」 軽く濡れた場所をふき取り、彼は店員に向き直った。 「……グラス、弁償するわ」 ―――――――――――――――――――― 「勝手よ、勝手、勝手過ぎるわ!何よそれ!?」 ざっ。ざっ。ざっ。ざっ。 ナイトはこれまでに無いほどの憤りに身を焦がし、目的地もなく草原をまっすぐ に歩き続けていた。 平和を感じさせる暖かい日差しが無性に腹立たしい。 「私の……私の知らないところで勝手にそんな事…… これまで散々引っ張りまわしておいて、何で今更そんなこと言うのよ! じゃあ何、私はもうとっくに必要のなくなった勤めのためにこれまでついてき たの!? ただ単に邪魔なお目付け役でしかなかったの!? 私なんて最初っから必要なかったってのっ!!?」 ざっ。 ナイトは立ち止まった。 「……私、何に怒ってるんだろ……」 怒りの矛先がぶれているような、何かがずれているような、そんな感覚は確かに ナイトの中にあった。 自分は主が嫌いだ。 だから…… だから? 自分が必要でなくて、なにが腹立たしいのだろう? これまでに費やしてきたものが無駄だったといわれて悔しいのだろうか? 騎士としての存在価値を否定されたことが許せないのだろうか? ……それとも、 あの人に自分が必要なかったことが? 「ねえ、私どうすればいい……?」 フロワロシードの入った袋を引っ張り出し、ナイトはすがるように答えを求める 。 透き通った橙色の種は、ただ沈黙を返すだけだった。 「……バカみたい」 答えを返すはずもないものに自分を投影して答えをせがんだ自らの愚かさを笑い 、ナイトはうなだれた。 戻ろうか。 どうせ他に行くところもないのだし。 そう思って振り返った先で、木の枝を踏み砕く音が響いた。 ――いつのまにか、この辺りに生息する巨大な肉食獣がそこにいた。 「……っ!!」 声を上げるのを何とか押さえ、ゆっくりと一歩下がる。 この草原に似つかわしくないフロワロの色。散った花びらが野獣の身体について いるように見えたそれは、 よく見れば野獣の体から生えていた。うつろな目がナイトの方を眺める。 落ち着け、落ち着け。 ナイトは自分に言い聞かせた。 今の自分は鎧も着ていない、この状態で戦うのはまずい。 生き物にフロワロが生えるなんて聞いたこともないが、とにかく気をつけたほう がよさそうだった。 腰に下げた剣をつかみ、肩がけになっている盾を固定するためのベルトを外す。 ぱきん。 ――足元の小枝が折れた。 「!!」 生ける屍だった野獣が、その音と共に突然狂気を爆発させた。 両腕を振り上げて襲い掛かってくる野獣に向かい、ナイトは苦渋の顔でまっすぐ に剣を向ける。 パァン! ナイトの剣が薙ぎ払う腕を弾いた。 剣で切り払われる痛みなど感じないかのように、野獣は腕を振り回す。 連続で襲い掛かる攻撃をさばきながらナイトは反撃の糸口を探った。 日々の鍛錬で磨いた剣捌きで弾いて弾いて弾きまくり、力のこもった三連撃を裂 帛の気合で迎え撃つ。 「しつこいの、よっ!!」 全力で振り上げた剣が三撃目を激しく斬り払った直後、ナイトはバックステップ を踏んだ。 同時に、四撃目が飛んだ。 「っくぁっ―――!!?」 凄まじい力で弾き飛ばされたナイトが、受身も取れずに地面に激突した。 読み違えて喰らってしまったたった一発。 その一発で、ナイトは窮地に追い込まれていた。 鎧もつけず、防御もできない状態で受けた攻撃は赤子に振るう暴力と同じだ。 なんとか身体を起こしたナイトの目に、野獣が唾液をばたばたとこぼしながら突 っ込んでくる絶望的な光景が映った。 「っ……!」 耳をつんざく高周波の絶叫が飛んできたのは、そのときだった。 「すぅっ…………ッ―――――――――――――――――――――――――ッ! !!!!!!!!!!」 「っ!?」 「!?」 ナイトがすくみ上がると同時に野獣の足も矢を打ち込んだように止まる。 停止した場を逃すことなく、見覚えのあるドレスが戦場に乱入した。 「―――ナイト!!無事!?」 「姫……!?」 どうして――聞く暇も無い。新たな侵入者によって更に興奮を高めた野獣が突っ 込んでくる。 「ナイト!防御を!」 その指示は停止しかけたナイトの頭脳になかなか届こうとはしない。 防御?そうだ。守らなくては。前衛防御で―― 「聞こえないの!?全力で自分の身だけを守れといっているのよ!!」 ナイトは更に混乱をきたした。 自分だけ?姫は?姫も守らないと、でもそうすると自分は死んでしまうかもしれ ない、でも―― 息のかかるほどに迫った野獣がその勢いのまま薙ぎ払う。 瞬間的に、恐怖が勝った。 「っ!」 「がっ―――!」 鋭い爪が盾の表面を抉る音と、自分ではない誰かの体がきしむ音が響いた。 勢いのままもんどりうって見当違いの方向に突っ込んでいく野獣をよそに、 冷静さを取り戻したナイトが姫のもとに走る。 「姫!!」 深い切り傷をものともせず、彼は即座に起き上がった。 「ナイト」 「……!?」 ナイトの胸に押し当てた手から、高密度のマナがほとばしる。 彼女の傷が癒えたのを確認し、姫が苦しげに言った。 「ごめんなさい……今だけ攻撃をひきつけてくれる……?」 振り返った先で、それしか知らぬというように野獣が突進してくる。 ナイトは剣の柄を握り締めた。 今度こそ、確実に、野獣の豪腕を完璧に切り払う。 カウンター気味に飛んだ姫の恐怖声術で野獣の意識が遠のくのと同時に、ナイト は姫を抱えて後ろに飛んだ。 朦朧とする野獣を前に姫が地に降り立ち、ナイトの隣に並ぶ。 「……姫、回復を」 「そんな暇無いわ。次で決めるわよ」 そういって鞭を引き絞る姫に、ナイトも剣を構えた。 「……ねえ、ナイト」 「はい」 「貴女が一番最初に覚えたセイブザクイーン、まだ忘れてはいないわよね?」 「……!……はい」 「よし!じゃあいいわ!『行きなさい』!!」 「はいっ!!」 ナイトが心身を賭けて放った一撃は、今だ意識の遠のく野獣を一撃の下に粉砕し た。 姫が崩れ落ちる音に、慌ててナイトは駆け戻った。 「姫!」 マナを集め、回復術を使う。 姫の傷を前にしたその効果の薄さは、ナイトに軽い衝撃を与えた。 「大丈夫……」 姫が自分に術を使い、見る見るその傷を癒すのをナイトは何ともいえない気持ち で見ていた。 「っ……もういいわ、帰りましょう」 「……」 立ち上がり、歩き出す主の背中を追いながらナイトは考えた。 似合わない。 生粋の前衛職のごとくいつも前に出て行く姫が、キュアを習得している様を思い 浮かべる。 似合わない。 「どうして、あんな高威力の回復スキルを……」 「貴女がいつも私の分まで攻撃をもらうからよ」 答えは至極あっさりしたものだった。 姫の口から出た言葉を理解するのにつられて、ナイトの脳裏に先程のことが思い 出される。 意識するでもなく、自然に言葉に出た。 「プリンセスオーダーまで……」 「……」 数秒の沈黙が落ちる。 「……子供の頃、最初のポイントを調教マスタリーに全振りしたら貴女泣いたじ ゃない」 ……そんなこともあっただろうか。 真面目な自分がいつも姫のお守りをしている、それをかけらも疑わなかった自分 。 そんな自分に対する悔しさや失望で心がずきずきと疼いた。 どことなく、妙に甘い疼きだった。 戻りつき、宿を取ったときには夜になっていた。 「まったくもう、替えがないのにこんなにしてくれて……」 姫がドレスを脱ぎ落とし、目の前に掲げてぼやく。 野獣の一撃をうけたそれは遠めにも分かる大きな傷がついている。 そちらを眺めながら、ナイトは妙に自分の心をもてあましていた。 妙に気分が浮き立って落ち着かない。 嬉しさと悔しさと楽しさと苦しみをまぜこぜにしたような、そんな感情が心を焦 がす。 そんなふうに姫を眺めていたナイトの目に、姫の頬についた浅い切り傷が映った 。 「……」 不意に立ち上がり、つかつかと近寄ってくるナイトに姫は怪訝な顔を向けた。 「……何?」 「治します」 ナイトの視線を追って、その目的が自分の頬だと分かる。 「ああ、自分でやるから別に」 「私がやります」 「でも」 「いいから、私がやります」 半ば強引に頬に手を当て、回復術を使う。 その手を離すと、傷は大体きれいに消えたようだった。 「……」 姫の身体には、先程の戦闘でついた大小さまざまな傷が刻まれていた。 ナイトは無言で手を伸ばし、それらの傷を治しにかかった。 「……」 「……」 ひとつひとつ、手を押し当て、丁寧に治していく。 その表情からはなにか意地のようなものが読み取れた。 「……ぁ」 ナイトの手が止まる。 腹に当てた手から下、男物とも女物とも思えない下穿きが、欲求の状態を示す姫 の男によって押し上げられていた。 「……今日のは、ちょっと命の危険を感じたから……」 珍しく姫が目を逸らしながら独り言のように呟く。 どくん。ナイトの鼓動が怪しく跳ねた。 「……バカですね……だから、私がいるじゃないですか……」 明らかに騎士の務めではないことを呟きながら、ナイトは拗ねた様に目を逸らし た。 「っ……」 「……ん、ふ…………」 薄暗い部屋に粘ついた水音が上がる。 ベッドに仰向けになった姫の下半身に覆いかぶさり、ナイトは口いっぱいに屹立 するものを丁寧に舐めた。 「はあっ……」 腕で目を覆う姫から熱い吐息が漏れた。 それを聞いたナイトの目がどこか満足げに細まり、いっそう口戯に熱がこもる。 「はぁ……はっ……」 「んむ………」 いつも余裕綽々の姫が、今日は早くも息を早くしていた。 そろそろだと見て取ったナイトは屹立にその細い指を絡め、唇をぴったりと合わ せて先端を吸った。 「…んぅ……ん……」 「ぁ……………くっ……!」 限界に達した姫が引き金を絞った。 ナイトの口いっぱいに、白濁した液体が溢れかえる。 口に収まりきらなかったそれを拭いながら彼女は起き上がる。 「んく……」 いっぱいに溜まった白濁を飲み下しながら、ナイトは荒く息をつく姫を満足げに 見下ろした。 さあ、次はどうしようか。 ふと手の甲に口を拭ったときについた粘液を見つけ、それを舐めとろうと舌を伸 ばしたそのとき、 いきなり姫が上体を起こした。 「……今日は、積極的じゃない」 いつもの嗜虐的な笑みを浮かべ、そのままナイトを押し倒す。 ナイトが何か言おうとする間さえ与えず、その口は姫の唇によってふさがれた。 「んー……!?」 自分の味がするのに構いもせず、姫の舌がナイトのそれを絡め取る。 その小さな舌を強く吸いながら、歯列をなぞり、上あごをこすり、姫はナイトの 口腔を蹂躙した。 「っぷは……」 彼女の目に涙がにじむほど強烈に口を犯し、姫が頭を離した。 二人の口を繋ぐ唾液の糸が切れてナイトの胸元に落ちる。 先程と逆転した構図で、姫がナイトに覆いかぶさる。 「ねぇ……どうして今日は積極的なの……?」 服の裾から姫の手が滑り、彼女の衣服をたくし上げる。 「ねぇ……」 露わになった慎ましい胸の先端に彼が口付けた。 「あっ……!」 「……私が貴女の事をどうでもよく思ってると思ってたの?」 白い肌に次々と口付けを落とし、舌でなぞる。 ナイトの抵抗を封じながら、姫は徐々にその衣服を剥ぎ取っていった。 「べ……別に……ひゃん!」 「貴女のためにスキルとってて、嬉しかった?」 「だか、ら、別にそんな、思って……」 「ねぇ……私はいつだって貴女が大好きなのよ?」 「っ………!!」 最後の一枚を脱がせて、姫は若干困った。 ナイトのそこがすでに十分に濡れていたからだ。 「……これ……やっぱり前戯はしたほうがいいのかしら……」 「ばっ……そーゆーこと言わないでくださいっ! っ……す、するなら早くしてください……都合がいいんでしょう………!?」 「……そうね」 何を思ったか姫はナイトの足の間に顔を近づける。 それに気付いたナイトが止める間もなく、膣口の上、最も敏感な場所を隠してい る場所に口付けて吸った。 「っぁ、ーーーーーーーーーーーーー!!?!??」 あまりに強烈な刺激に声にならない悲鳴をあげ、ナイトの背がベッドの上で反り 返る。 浮き上がった背筋をベッドに落とし、半自失状態でひくひくと震えるナイトに、 今度こそ姫は覆いかぶさっていった。 「……それじゃ、いただきます」 ぎしっ。ぎしっ。 姫の動きに合わせてベッドがかすかにきしむ。 「ぅあ、ああん、んっ、や………」 深く突き込まれるナイトの口から、絶え間なく甘い声が上がった。 それを見下ろす姫の冷静を装った表情に、薄く上気した色が隠れては見える。 これが彼の欲しいものだった。 頑なだった彼女は今彼の下で心と身体を開き、声を抑えることも忘れてはしたな く足を絡めてくる。 もっと。 もっと、見たい。 湧き上がってくる歓喜に動かされ、それなら、と彼は思った。 「……」 「ぅ……?」 姫の動きが止まり、ナイトの身体から姫の男が引き抜かれる。 「……ぁぁん………」 小さく声を上げたナイトから、どうして、という目線が飛んでくる。 大丈夫、ちゃんと最後までしてあげるから。 そんな彼女を抱き起こし、後ろに手をつかせる。 そしてその腰を抱え込むようにして、彼はもう一度ナイトの中に自らを深々と埋 めた。 「――あああっ……!!」 腰と腰とが密着し、姫の先端がナイトの行き止まりを押し上げて止まる。 抱え込まれたナイトの足が、ひくりと力なく宙を蹴った。 「はぁっ、は……ぁ……」 目の前に来たナイトに自らの顔を寄せ、触れるだけの口付けを交わす。 先程より幾分スローペースに姫は腰を動かし始めた。 「んあっ、ああっ、あう、うぅん……」 屹立がナイトの中を掻き分け、奥に当たるたびに声が漏れる。 左手でしっかりとナイトの腰を固定し、あいた右手で結合部の上にある敏感な突 起を弄る。 形のよい眉を快楽に歪め、泣きそうな顔で喘ぎ声を上げるナイトを姫はこの上な く嬉しそうに見つめ続けた。 「!あ……」 薄く目を開けたナイトが、自分の表情が先程からずっと姫の視線に晒されている ことに気付く。 慌てて顔を隠そうとするが、両腕は後ろについて姿勢を支えているため使うこと ができない。 しかたなく顔を背けて見られまいとするナイトに姫が囁きかけた。 「隠さないで……?」 「ぅ、ゃ……」 「顔を見せてよ……」 「あ、ぁん………」 「声、もっと聞かせて」 「ゃあ、ぁぁん……!」 ささやかれる言葉と、体内で動かされる感覚に抵抗しようとする心が崩されてい く。 優しく単純な交接の中で、ナイトは上り詰め始めていた。 「っ……」 「ふぁ、あ、ぁぁ、んぅぅう……」 「……はぁ……っぅ……!」 かすかな喘ぎにより高い音が加わる。そして姫もまた快楽に押され始めていた。 「ぅあ、ああん、あっ、あっ、や、あぁぁぁっ」 「ナイト、好き、好きよ、好き、好き、好きだよ、貴女が……」 「あ、ああっ、わた、ひぁっ、わた、し……」 決壊寸前の理性を押しとどめようと、ナイトは何とか踏みとどまろうとする。 そこに追い討ちを掛けるように一際大きな波がナイトを襲った。 「……ていい?」 「はい……」 反射的に答えを返し、そして我に返る。 ちょっと待って。 『中に出していい』? 「!!待っ……んぅ………!?」 訂正しようとしたナイトの唇が暴力的な口付けで塞がれた。 押しつぶすように深く突き上げ、姫がスパートをかける。 「んむ、はっ、うく……!!」 「っ!んっ!ぅん!うぁっ!んんーーーーーー!!」 「っ………………!!!」 ナイトの身体の再奥で、限界まで膨れ上がった欲情が弾けた。 「ひぁ…………!!」 迸る熱が意識を真っ白に染めつくす。 極限まで蓄積された熱と快楽の中で、ナイトは声にならない絶叫を上げながらが くがくと痙攣した。 「っ……!っ……!っ……!っあ……あ…………!!!」 がくん。 前身から力が抜け、状態が沈み込む。 身体の奥で粘ついた熱が染み渡った。 「……あ……………」 その体内の感覚を噛み締めながら、ナイトは気が遠くなっていった。 ――いいかい、忘れてはいけないよ。お前は坊ちゃまの騎士として、きっと力に なっておくれ。 ――うん!絶対忘れない!わたし×××ちゃんといっしょにおうちをさいこーす る! ――うん、たのんだよ。 ――まかせて!×××ちゃんが泣いたらよしよしって頭を撫でてあげる! ――うんうん。 ――こわい犬が来たら……私も泣いちゃうかもしれないけど、でも×××ちゃん と一緒に頑張る! ――そうだね。騎士は主人と一緒になって頑張らなくてはね。 ――お化けは怖いけど、×××ちゃんが守ってくれるって言ってたから私も頑張 る! ――おやおや、守られるのは逆じゃないかい?騎士は主人を守ってあげないと。 ――だって…… ――主人に守ってもらうような騎士じゃ、愛想をつかされてしまうかもしれない だろう? ――そんな事ないもん!ずっと一緒にいてくれるもん! ――そうかね?でも、それには坊ちゃまがうんと言わなくてはね。 ――大丈夫だもん!絶対一緒にいようって言ってくれるもん! ――だって、私のことお嫁さんにしてくれるって約束してくれたんだもの! ―――――――――――――――――――― 「っ」 ナイトは目を覚ました。 そこはベッドで、付け加えるなら姫の隣で、姫は穏やかな表情でナイトの顔を覗 き込んでいる。 いや、それよりも。 ナイトには考えることがあった。 たった今見ていた夢のことだ。 あれは、自分が子供の頃、確かに祖父と交わしたやり取りだった。 なんということだろう。 遥か昔に忘れ去ったあの頃に、あんな恥ずかしい約束を交わしていたとは。 知らず顔が赤面する。 「……ねえ」 目を覚ましたにもかかわらず何のアクションも起こさないナイトを怪訝に感じた か、 彼がのんびりと話しかけてきた。 そうだ。彼はあのことを覚えているのだろうか? 彼女は振り返り、恐る恐る彼に尋ねた。 「……あの」 「なあに?」 「そ、その……ずいぶん前の、子供の頃のことですが…… あの頃に何か、約束のようなものをしたりしましたっけ……?」 「……さぁ、特に取り立てて特別なことはなかったと思うわ」 ナイトは胸を撫で下ろした。 再び向こうを向いてほっとしているナイトの背後で、姫がくすりと笑った。 「……ところで」 突然背中から抱きしめられ、ナイトは思わず硬直する。 「誤解を解いておかなくてはね」 「……誤解?」 「『私はあなたの所有物なんかじゃない』」 「あ、あの……あれは……」 「いいのよ。ただ、ね、あれはあんなつもりで言ったんじゃなかったのよ?」 「……え?」 ナイトは振り返ろうとして、抱きしめられているのでできないことに気付いてや めた。 それに今の姫からはなんとなく悪戯の気配を感じてならない。 首だけをひねり、耳を傾けてナイトは次の言葉を待った。 「私は、母や貴女のおじい様に感謝しているわ。とても大変な環境だったでしょ うに、 私を守り、育ててくれたこと。 それと、 ……貴女という大切な仲間、そして『お嫁さん』になってくれる生涯の伴侶を くれたこと」 「……~~~~~~~っ!!」 ナイトはシーツを引っかぶろうとした。 抱きしめられているのでできない。 身体を丸め、できる限り身を隠そうとするナイトに姫が耳元でささやく。 「……もちろんあの約束はまだ有効よね?」 「うるさっ、知りませんそんな事!……覚えてないって言ったじゃないですかー ー!」 捕まえようとする姫と、捕まりたくないナイトのささやかな言い争いはまだ当分 続きそうだった。 余談だが、半月後、そこにはいつもどおり月のものが来てほっと胸を撫で下ろす ナイトと 「次こそ必ず……」とつぶやく姫君の姿があったことだけを付け加えておく。